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MECHANIC 機体情報

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ガバナー パラポーン・LAT ミラー GOVERNOR PARA-PAWN LAT MIRROR

設定解説

ミラーと呼称される一連のパラポーンは、人類社会への潜入工作を目的とした特殊なシリーズである。機体内にヘキサグラムを内蔵し、軽量素材の内部骨格と体表面の生体部品によって外観からこれを識別することは不可能と言われている。
ミラーは戦闘に特化した規格ではない為、人間と同じくアーマータイプをはじめとした各種装備による機能拡張が基本である。個体としての意識・記憶はジェネレーターシャフトの情報体からダウンロードしており、それは内蔵された記憶媒体に格納されている。
外観は潜入先に合わせて“性別”“容姿”“年齢”など様々なタイプが製造される。
同型異体が複数存在することもあり、損傷した機体に代わって記憶の引き継ぎを行った別機体が投入されるケースもある。

長く続く世界規模の情勢不安は企業のような少数の大規模組織に力を集約する一方で、広大な無人地帯に孤立を選んだ無数のコミュニティを点在させることとなった。ヘテロドックスと一括りにされた武装集団の大半は彼らである。彼らの多くは外部に対して最小限の接点しか持たず、特に電子的にオフラインであることはMSGヴァリアントフォース、特にSANATにとって対応に考慮を要する対象であった
SANATはかつて衰退したバイオノイド産業の技術情報を再現し、ヘキサグラムと組み合わせてヒトを忠実に象った機械を製造した。バイオノイド自体は安価な人型労働力として製造される工業製品であり、後にコスト面の問題で競合するドロイドに敗れた分野である。こうした見向きもされなくなった旧い技術や機体が突如再生されて現れる点は、ハイドストームの事例とも酷似している。
ミラーの投入は孤立するヘテロドックスに潜入して情報収集や影響力を得ようと試みたものと思われる。しかしやがてリバティー・アライアンスの前線部隊にも浸透するようになり、戦場帰還者に紛れて組織や企業の内部にまで流入していく。
実在する人物に偽装したミラーが存在する場合、オリジナル人物は既に情報体となってその記憶が誰かに参照されたとみられている。少なくとも、ダウンロードされている情報体が本人のものであるか、他人であるのか識別することは非常に難しい。また、さる高位の人物がいつのまにかミラーとなっていたとも言われるが真偽は明らかではない。

非常に稀なケースではあるが、ダウンロードされる情報体とオリジナル人物の記憶が衝突し、双方に深刻な障害が起きる事例が報告されている。
ダウンロード後の正常な起動に失敗した個体は記憶の再生に障害を抱えており、彼らはMSGへの帰属意識すら喪って孤立する。彼らは社会の中で行き場を失い、やがて集結してヘテロドックスの小集団を形成する。
あるいはこれも、SANATによるプロジェクト リ・ジェネシスの一環であるのかもしれない。

武装

ディセプション・リピーター

ライトアーマータイプのオプション装備品の一つ。ローズに装備されていたものを小型簡略化したもので、敵の捜索用や火器管制用レーダーによる探知を妨害することが可能。低出力になった代わりに長時間の使用を想定している。

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