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CAMPS 陣営図

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陣営図

リバティー・アライアンス
「人が人である自由を勝ち取るために」

リバティー・アライアンスはSANATに迎合したMSGVFと戦う為に発足された複数企業からなる連合勢力である。少ない戦力で強大な敵に立ち向かう為にはかつて敵同士であった企業もその専門技術を提供しあった。SANATが実行する「プロジェクトリ・ジェネシス」に対し「Quality of Life.」「人が人である自由を勝ち取るために」という言葉を掲げて兵士たちは戦場へと赴くのである。人々に残された時間は僅かであるがその時間は自分自身の物であり何人にも邪魔されるべきではない。そして人は人としての幸福を求め、必要であれば戦うのみである。
人類にとっての勝利条件としてジェネレーターシャフトの破壊または占拠は必須であった。人々を情報体へと転換したそのデータはすべてジェネレーターシャフトに保存されている。MSGVFの主戦力であるパラポーンはジェネレーターシャフトとオンラインで繋がることによって高速演算を可能とする為、オフラインにすることで大幅な戦力低下が見込めるだろう。
そのうえバックアップデータからの再出撃を防ぐことができる。またジェネレーターシャフトを破壊することはSANATの強制的な機能停止と同義であった。リバティー・アライアンスはアースクライン・バイオメカニクスを迎え入れ、第三世代ヘキサギアの製造を強化。彼らはゾアテックスヘキサギアの機動戦によるジェネレーターシャフトの破壊を計画している。

※思想:共通の目標があり協力関係にある企業であってもその思想は様々である。ある企業は「宇宙移民」を支持し、またある企業は地球に固執し続け「地球人としての寿命をまっとうし星とともに滅ぶ覚悟である」と言う。

 

アースクライン・バイオメカニクス

生物工学を基に開発した第三世代ヘキサギアの代表的な企業。創設者であるハインラインはゾアテックスとそれを管理・制御するKARMA型AIを開発する。ハインラインの失踪後はヴァージニアという若い女性研究員が代表を引き継ぐが、戦争初期のボルトレックス製造工場がMSGに奪取されたことが尾を引いており技術流出を招いた。このことにより専門性は失われリバティー・アライアンス内での地位が危ぶまれる。

 

その他企業 OTHER COMPANIES

  • BMIグラムサイト
    脳波により人工物の操作を行うブレインマシンインターフェースの開発を専門に行う企業
    ※最新のBMIは義眼と脳を直接連結することでその眼で見たモノを直接脳に送り込み、義手をはじめとした様々な機器の操作を行うことが可能。
    白堊理研と合同でアーマータイプ:ポーンA1を完成させた。
  • 白堊理研(理化学研究所)
    最新の医療技術をはじめ、ガバナー用の装備品であるアーマータイプの機能追求を行う企業。損傷した人体を補うクローン再生技術や人工筋肉、戦闘用の精神安定剤など薬物開発までその活動は多岐にわたる。ガバナーではない一般市民用の人工食料の開発も担当している。
  • シュメール・インダストリィ
    掌握した結晶炉の管理とヘキサグラムの研究を行う企業。ヘキサグラムの研究データを白堊理研に提供してアーマータイプを完成させた。
  • マクスウェルギアーズ
    アースクライン・バイオメカニクスからの委託を受け第三世代ヘキサギアの量産を請け負う。ヘキサギアに対応した様々な兵器開発も行っている。
  • ヴィクター旧世代技術研究所
    ヘキサグラムが生まれる以前の技術を存続する目的で設立された。枯渇した資源によって稼働する兵器郡を補完する役割も担当する。
  • EST(エスト/エマージェンシーサポートチーム)
    ヘテロドックスの傭兵部隊を斡旋する派遣企業。

 

軍産複合体MSG
「人々の未来を照らし豊かな世界を創る為に」

現在のリバテイー・アライアンスと同じく、国家という枠組みを破壊して新たに作られた地球上で最大規模の集合体である。同じ思想、共通の目的を持った複数の専門企業が一同に会したこの巨大な集合体は、かつての企業間戦争の覇者となりジェネレーターシャフト建設における主管組織としての地位を確立した。“人々の未来を照らし豊かな世界を創る”為、あらゆる産業分野のテクノロジーが集合する。中でも人々を補佐する人工知能開発においては群を抜いており、MSGの生み出した技術は世界中に普及した。地球上で最も多くの実績と信頼を得たこの組織は人類の命運を背負い、日々新たな技術の開発そして活用法を模索していた。
しかし、資源の枯渇や環境汚染に対しての解決策として最有力であった宇宙開拓事業は難航する。
ヘキサグラムという新たな資源を得た人類はこれを基本資源としたアーコロジーの開発を行っていたが計画は頓挫、プロジェクトは凍結されてしまった。その経緯を知るものは既にいない。人工知能SANATを除いて。
十数年の後、一人の男が冷凍睡眠から目覚めた。かつて人工知能開発の世界的権威であったその男は大きく成長したSANATと出会い、人類が生き残る為の回答を得る。

「プロジェクト リ・ジェネシス」

男はSANATの代行者を名乗り、新たな時代に適合するべくこの世界を創り変えようと述べた。

 

ヴァリアントフォース
「プロジェクト リ・ジェネシスの実行部隊」

プロジェクト リ・ジェネシスを遂行する為に設立された軍産複合体MSGの誇る最大規模の軍事機関。SANATの代行者を名乗る人物が設立し、パラポーンと呼ばれる無人人型戦闘兵器で主に構成されている。その主な任務はヘキサグラムの回収と敵対勢力の排除。そしてSANATに賛同する者たちは新たな時代を迎える新人類として迎えられる。

同組織は結晶炉の多くを保有し製造されたヘキサグラムを残らず回収、ジェネレーターシャフトの莫大な電力を代替する為に使用している。
プロジェクト リ・ジェネシス実現に不可欠なジェネレーターシャフトはヴァリアントフォースの護るべき最重要施設であり情報体となった人類全体の命と同義なのである。
その為、戦力の多くはジェネレーターシャフト周辺の施設に配置されリバティー・アライアンスをはじめとした敵対勢力と日夜戦っている。
ヘキサグラムはジェネレーターシャフトを未来永劫稼働させる為に用いられるエネルギー源として考えられており敵対勢力の保有するモノは原則として回収、ヘキサギアへの再利用やジェネレーターシャフトへと送られる。

ヴァリアントフォース自体は近年設立されたものの、母体となるMSGの軍産複合体としての歴史は現存する企業体の中でも最も古く、保有している兵器は多岐にわたりヘキサギアをはじめ旧来の兵器も多く運用する。

ヘテロドックス

現在において主要な大規模組織「リバティー・アライアンス」および「MSG」に所属しない中立的な立ち位置となる者たち及び集団の総称。小規模な企業をはじめ“報酬しだいでどちらの陣営にも加担する”可能性がある傭兵を生業にする武装集団、一部の工業都市 やそこで生活する一般人などを指す。
結晶炉周辺に現れる未確認の獣人ゾアントロプスもこれにあたる。 傭兵はEST(エマージェンシーサポートチーム)を通じて依頼主との交渉の上、戦力を提供することが多い。当然ながらリバティー・アライアンスやMSGで支給されている高等装備、技術提供などを受けられないため、戦場でやむなく遺棄されたヘキサギアなどを回収、修理するなどして運用しているものと思われる。これにはヘキサグラムも当然ながら含まれており結晶炉などの大規模な施設を持たないヘテロドックスにとっては戦闘用ヘキサギア自体が希少品と言える。
しかし都市レベルの組織だったヘテロドックスにおいては自らの兵器廠を運営している所もあり、独自に制式化した改造ヘキサギアを部隊単位で運用している。

一部の「アンダーグラウンドマーケット」においてはアースクライン・バイオメカニクスやマクスウェルギアーズ、MSGなど現在の主流となったヘキサギア開発企業以外のパーツ、いわゆるサードパーティーのものが多く流通しており、安価なものも多いため大きな後ろ盾を持たないヘテロドックスの立場から見ればこれらの存在は生命線となっている。
“性能はオリジナルに遠く及ばないが外観のみを似せた模造品”なども見られ、これらの存在に騙されるガバナーも多く“売り買いの場も一種の戦場”と言えるだろう。
また廃棄されたヘキサギアをはじめとしたあらゆる機械の残骸が集まる隔離地区「レッケージ」ではパーツを巡った闘争が起きることも珍しくない。腕に自信のあるものは勝者であり続け、ジャンク屋として生計を立てるものもいる。

リバティー・アライアンスの高等装備品である一部アーマータイプやKARMAについても戦闘用ヘキサギア同様に希少品であるが、これはかつて所属していた組織を離脱した者が売りに出した、またはそのまま運用しているものであると考えられる。多くの場合はアーリータイプと呼ばれる旧式の装備と汚染区域に対応したコンバットヘルムを組み合わせて使用する。
運用されているヘキサギアとしては、旧式と呼ばれすでにリバティー・アライアンスにおいてはほとんど使用されなくなったが“第二世代型ヘキサギアを簡略化した”装甲歩兵ユニット などがあるほか、車両の動力部をヘキサグラムに代替した第一世代のヘキサギアなども存在する。

かつてMSGヴァリアントフォースに所属しパラポーンとなった者の中にも何等かの理由でヘテロドックスとなったものが少数ながら存在する。彼らがどういった経緯でSANATや代行者との決別に成功したのかは不明であるが、MSGの各種ネットワークから切り離されたスタンドアローンであること自体は間違いなく、その原形情報体はジェネレーターシャフトから消去されている可能性が高い。また、機械的にも電子的にも定期的なメンテナンスが必要な点は変わらない ため何等かの方法で自らを整備することが必須となる。
これらの“はぐれ情報体”はVFにおいては造反者として捉えられ、エクスパンダーが任務の一環としてその行方を追っている。