SPEC

機体解説

“彼”は、彼女らを追い続けている。
　彼もまた、彼女らと同じ存在。
　「万一リ・ジェネシス計画の完遂前に人類が滅びた場合、私に新たに人類が生み出し得るか」、SANATの試みにより生み出された男である。
　彼もまた、悲しみ、そして笑う者。生まれながらのパラポーンであり人工の意思に人工の身体を付与された存在でありながら、紛れもない「人間」である。しかし彼はSANATに理があると考え、故に彼女らと敵対する。
　今一度考え直し、こちらにつく気はないか――彼の声は、彼女らには未だ届いていない。
　しかしいつか声は届く……信じてマキシマスは今日も彼女らを追う。
　焔の恐竜、マキシマムブレイズと共に。

　ボルトレックスを改修したマキシマスの専用機。
　高い性能バランスをそのままに、レイブレード・インパルス“ヴェクターブリッツ”に対抗すべく脚部を改造。恐竜的にしなやかに挙動するそれは、大型化・重量化した機体をも俊敏に、かつ獰猛に駆動させしめている。最高速度で及ばないものの、その運動性は飛躍的に強化され、レイブレード・インパルスとも互角の機動戦が可能である。
　左右腕部も「鎖骨」の追加によりグラップルカッターの間合いを若干ながら広げ、格闘戦でさらに有効化させている他、特筆すべきは機体各所のブレード構成材を変更した点である。ヘキサグラムエレメントを利用し特殊力場を発するこれらは“レイブレード”の光刃を拡散させることが可能で、この部位であればレイブレードを防御することができる。無論、レイブレードに遠く及ばないが武器としての破壊力は対ヘキサギア用としては申し分のないものであり、当機の戦闘力向上に大いに寄与している。
　脚部上面のプラズマキャノンも大型化され、小型ゆえ多くなった同武装の制約の殆どを撤廃に成功、武装としての能力を押し並べて向上させている。
　さらに隙のなくなったヘキサギアである当機を駆るマキシマスだが、その所属もSANAT直下とされ、任務内容は専ら「雷光姉妹」の追撃であるという。そのためかMSGヴァリアントフォース一般部隊との協働は少なく、また彼も支援を受けようとせず、単独行動に固執する傾向が見られる。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

一般ユーザー投稿コーナー新設に伴い、矢も楯もたまらず製作したヘキサギアのうちのもう一つです。
恐竜型が好きなので、脚を特に獣脚類的にすることにこだわりました。
SANATのバックアップを全面的に受けているので、機体はキレイだろうと想定して汚しは控えめにしてみました❤