SPEC

機体解説

第2.5世代型として開発された人型ヘキサギア。「第3世代機にも対抗可能な人型ヘキサギアの創造」を開発コンセプトとして掲げた機体であり、膨大な運用コストと引き換えに、あらゆる戦況に対する順応性、「レイブレード・インパルス」にも対抗可能な機動性と反応速度を兼ね備えている。
元々はLA所属の試験部隊が開発していた機体だが、紆余曲折あり、ある民間企業が鹵獲したのを最後に、所在が不明となっている。

　本機の特徴として、BMIを最大限に活用した操縦方式と高速戦闘能力、分離機構の搭載による安全性の確保が挙げられる。

　本機ではガバナーのヘキサグラムコネクタを座席側神経伝達用コネクタに接続する事で機体情報の伝達タイムラグを極限まで削減し、機体自体の反応速度を飛躍的に向上させている。また、視界に関しても機体頭部に搭載されたツインカメラアイを介し映像を直接ガバナーの脳に伝達する事で、モニター画面よりも自然な形で外界を視認することが可能となった(尚、この際にガバナーに伝達される情報は非常に膨大な物であり、脳に多大な負荷が掛かる。これを緩和する為、第二級被験者以外が運用する際は、麻薬物質がコネクタを通して投与されるが、それでも常人であれば数分の戦闘で脳が焼き切れ、第一級被験者の強化兵士であっても複数回の搭乗で廃人化する)。
また、強化された反応速度に追従できるように機体自体の機動力も向上しており、標準装備のプラズマバーニアだけでも十分なマニューバ性能を発揮する。

さらに特筆すべきがその機体構成である。本機はコックピットブロックが「フロート・ポッド」という子機に分離が可能で、結果生存率向上に貢献している。また、フロート・ポッド側の推進装置にあえてグラビティ・コントローラーを採用することにより、高速移動時にガバナーに掛かるGを相殺する機能「GRS（Gravity Release System）」を搭載することに成功している。これにより長時間の稼働でも消耗率を抑えつつ、連続して戦闘を行うことが出来る。

この特異な機体構造は、後に「ストライクフレーム」という独自の技術体系を創出し、以降後発機の祖となる。だがある戦場では、蒼き閃光が戦場を疾風の様に駆けていった、という目撃証言もあるという。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

ヘキサギア5周年レイティングゲーム投稿作品

アビスクローラーを元に最初に作った、オリジナルフレームの人型機体です。
少ないパーツで知恵を絞っていた時の機体ですので、考えが行き届いていた分綺麗なシルエットに収まっているのが自慢です。
個人的に激推しポイントは、スラスターの横に掛けられたマチェットソードと、バイザー越しにチラリと見える赤い目ですかね