SPEC

機体解説

本機は、戦場で幾多も発生したロード・インパルス・バリエーションのうち、近接格闘特化カスタマイズが施された一機である。
僚機との連携を前提に高速近接格闘戦に特化されており、機体の軽量化(レイブレードインパルスには及ばないまでも)、各部柔軟性の向上や高出力型のエアマニューバスラスターへの換装、尾部先端へのグラビティコントローラー搭載、位置欺瞞装備の強化、なによりも極端なまでの兵装の取捨選択が行われている。
兵装のすべてが格闘戦を想定したものとなっており、汎用的な左腕部ストライクエッジ、敵機刺突/拘束用の頭部ホーンファング、フレイルのように振るい広範囲を薙ぎ払いまたは刺突する機能拡張型のトリックブレードなど、近接格闘戦においては多様な攻撃手段をもつ。
特徴的な装備として、ブラスト・チャージがあげられる。これは、本来工兵部隊の運用する無弾体衝撃砲を転用したもので、破壊力自体は絶大なものの、そのまま放てばその加害範囲の狭さも相成り命中が見込めないどころか首関節へのダメージも大きい装備である。しかし本機はホーンファングにて敵機を拘束・固定したのちに放つことによって文字通り「噛み砕く」ことでその問題の解決策を示している。もっとも、使いどころの難しい装備であることには変わらないため、ガバナーや搭載KARMAのセンスが試される。

かつて、自らが囮となり敵支配域へ突入し、脅威目標のあぶり出しを行う存在を「ワイルドウィーゼル」と呼称していたという。この機体も、僚機のロード・インパルス達の支援のもと、敵陣への切り込み隊長を務めていたという。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

ヘキサギア５周年ゾアテックスミュージアム投稿作品
おめでとう５周年！
ヘキサギアなのだから、獣型も投稿しておきたい！ とは思って用意したものの、搭乗ガバナーのことをすっかり失念してしまっていたので、今回はガバナー無しの機体のみの投稿になりました。
嚙み砕く、という動物の動作をヘキサギアなりに再現できないかというコンセプトで組んだ機体になります。気づけばその部分以外も、ずいぶんピーキーになってしまったような。