SPEC

機体解説

LA陣営に所属する「第4443野戦部隊」で改修された機体。
同部隊は「伊達と酔狂」で戦場に向かう荒くれ者たちの集まりであり、作戦行動のたびに「賭け」を行うことが日常となっていた。
ある日の作戦において不運を掴まされた隊員が、「賭け」の罰ゲームとして輸送部隊の護衛任務を引き受けることになる。
しかし任務用に調達したラウドゲイルが「粗悪なレプリカを10年野晒しにしていたのでは」と疑うほどの状態であり、そんなガラクタよりはマシだと部品取りとして解体寸前だったバルクアームαを改修、作戦投入することとなった。
本機最大の特徴はその圧倒的な走破性にある。換装された足部ユニットのブレード内蔵ホイールは舗装路や砂地はもちろん、雪原や泥濘地帯などあらゆる場面において圧倒的なトラクションを確保することが可能。
あまりにも化け物じみた走行性能に「踏破できない道はない」と大笑いしたガバナーの通信記録から『ロードバスター』の二つ名が付けられたという。
加速力と直進性に特化した本体性能に対して、武装は中近距離の面制圧を重視したスタンダードかつシンプルな物でまとめられている。
本機は護衛任務を完遂したのちに原隊へ帰還する途中、敵勢力との交戦によって撃破されたとの報告が残されている。
ただしガバナー自身はホイールグラインダーに搭乗してその場から離脱。無事生還を果たしたという。
窮地に陥ってもなお生き残ったその悪運を、次の「賭け」で発揮することを願うばかりである。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

オリジナルメカのブンドド遊びって男のコだよナ。
10年以上冷め切っていたロボット物の熱を、火床で熱した玉鋼レベルに滾らせていただきました。