V-THOR Lightning Hammer Artillery Custom
SPEC
TYPE | 超長距離砲撃・拠点攻略型 |
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UPDATE | 2023/02/08 |
WEAPON | 試作型大口径荷電重粒子砲 携行式ロケットアンカー ヘキサグラム・アンプ改×4基 |
PARTS | ヘキサギア ブイトール MSG ウェポンユニット17 フリースタイル・ガン×4 MSG メカサプライ05 ジョイントセットA MSG メカサプライ06 ジョイントセットB MSG プラユニット P-112 モビルパイプ×3 メガミデバイス BULLET KNIGHTS ランチャー メガミデバイス BULLET KNIGHTS MSG メカサプライ04 プロペラントタンク MSG ヘヴィウェポンユニット10 バイオレンスラム MSG ウェポンユニット11 トライデントスピア MSG ヘヴィウェポンユニット04 グレイヴアームズ |
機体解説
「新型がようやくウチにくるぞ」
暇を持て余していた「第4443野戦部隊」のエンジニアたちは、部隊長「ジョン・スミス」の言葉に興奮と狂喜の歓声を上げた。
待ちに待った「新しい玩具」がやってくるのだから当然である。
件の新型「ブイトール」は、正式配備からしばらくの時を経てもなお4443部隊には配備されていなかった。
部隊の懐事情もあるがLAの大本営としては「まともで有能な」部隊を優先したというのが実情であろう。
搬入当日。検品を担当するエンジニアたちは新型の基本仕様に無いはずの「長大な砲身」の存在に首を傾げていた。
LAの技術の粋を集めて小型化を果たした新兵器「プラズマキャノン」はヘキサギアの歴史的転換点となった。
そこに至るまでには数々の失敗と成功があったが、この砲身はそれらの積み重ねの一例だった。
要塞砲あるいは艦砲と見紛うサイズのそれは、同兵器の小型化以前の試作型である。
ジョンはモスボール状態にあったこの試作型を支給品として受領したのだ。
「試作型大口径荷電重粒子砲」はその見た目通りの出力を誇るが、一射で「ヘキサグラム・アンプ」1基を空にするほどのエネルギーを消費するため継戦能力は皆無である。
補助兵装の「携行式ロケットアンカー」は、本機にとって唯一の近接武装であるが、岸壁などに打ち込んで砲撃時に機体を固定することにも使われる。
本兵装の特徴として、偏重心な機体モーメントを制御するためグラビティコントローラーの推力の大半が姿勢制御に用いられ機動力が大幅に低下していることが挙げられる。
重心調整や砲撃態勢への移行などを考慮すると巨砲を運用するヘキサギアは人型であることが望ましい。
しかし戦況がリアルタイムに変化する中で環境誤差の修正をしながら精密な砲撃を行うには殺人的な量のプロセスを踏まねばならず、第二世代ヘキサギアの処理能力では極めて困難であるとされた。
そこで着目されたのが人機一体を可能とする「忘我廻廊」である。このシステムならば砲撃までの一連の動作をプログラム的な処理ではなくガバナーの身体的感覚でスムーズに実行可能だったのだ。
かくしてマルチロールの新型を砲撃特化にしたとして無駄な配備と嘲笑された4443部隊のブイトールは、後に「忘我廻廊」の効果的な運用例のひとつと評されることとなる。
BATTLE POINT
作品応募動機/作品に対するコメント
俺式カスタムってロマンの塊だよね。
GOVERNOR DATA
- NAMEフジワラウサギ
- SNS https://twitter.com/fjwr_x_9012
- UPDATE2023/02/08