SPEC

機体解説

本機は「ウッドペッカー」や「ブレイズボア」が正式に量産開始された後、とある風変わりな開発者が生み出した機体である。
「Dアーマーの常識を変える」ことを目的とし、意地と根気でアイデアを捻り出し時間とコストを顧みずに制作した結果、とてつもなく高コストなワンオフ仕様となった。

右腕のスタニングステークは第二世代の装甲を容易く穿き、ウッドペッカーが装備するランスのような高圧電流を放ち追撃する。
左腕の大口径3連装砲は、軽量機体であれば十分に制圧できる威力を誇り、格闘戦でのデッドウェイトを懸念し即座にパージすることも可能。
背部プラズマキャノンは高い威力を誇るも、そもそもDアーマーの企画で放てる代物ではないため再使用までに長い冷却が必須となっている。

持ち前の機動力で戦場を飛び回り、他のDアーマーを叩き落しながら不意をついて大型ヘキサギアに必殺の一撃を見舞う。
それが理想だった。
しかし本機の性能を十分に発揮するには、状況に応じた的確な立ち回りと、上記のようなクセの強い武装を操る必要性があり、平凡な者が装着すれば結局「高級な棺桶」となってしまうだけの結果となるのは明らかだった。
一歩読み間違えれば命を失う。
当然ながら、致命的な問題を抱えたままの棺桶など見向きもされなかった。

そんな、ある意味
「Dアーマーの常識をこえた」
ともいえる本機が実戦に投入されたという記録は今のところ残っていない。

多大な制作費を投資した開発者は所属を追われ、とある小さな隠れ家に身を潜め生涯を終えたらしい。
「いつか、この子と共に歩んでくれる者が現れる事を祈る」
開発者はそうメッセージを遺した。

スクワールはどこかの格納庫で眠っているのかもしれない。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

ヘキサギア6周年を皆様と一緒に盛り上げたいと思い投稿させていただきました⁠(⁠ϋ⁠)⁠
今回は、サイズ控えめ＆無加工で遊んでみました。