SPEC

機体解説

ディフィニッションアーマー「ベアクロウ」が戦場を退き土木作業用に改修されたもの。リコンストラクター（再建者）のサブネームを持つ。しかしその戦闘能力は決して失われていない。
操作方式はガバナーの姿勢をヘキサギアがトレースするタイプ。小幅の入力がAIの補正によってダイナミックな動きに変換されるため精妙なコントロール技術が必要。スケアクロウ由来のパワフルな脚部が高い機動性を発揮する。大型化され鉤爪を備えた足部は悪路や急勾配での安定性や走破性に優れている。腕部に装着したテレスコピックグラスパーは作業用アームとして非常に汎用性が高いと同時に強力な武器にもなる。


ガバナー「フィリング」
もと根無し草の傭兵。技術革新の嵐に翻弄されながらもディフィニッションアーマーの名手として活躍していた。だがある辺境の地での戦闘任務で相手の新世代兵器の前に手もなく蹴散らされてしまう。乗機は大破し彼も重傷を負ったが地元住民に救助され命拾いする。療養の日々の中で同じく傷ついた土地に根付き暮らす人々の哀歓を知る。やがてその地で復興作業員として暮らし始め、ささやかな平安を覚えた頃に不穏なニュースが訪れる。
どこからか現れた元ヴァリアントフォースの精兵が、近辺を縄張りにする盗賊団の首領の座に座り、周囲の町々で自警団を圧倒して荒らしまわっているというのだ。その首領は半ば正気を失ったはぐれ情報体で、たわむれに強者との一騎打ちを所望するなどしながらこちらに迫りつつある。帰る家を持たず空しく戦場を彷徨う魂の行く末をフィリングは思わずにいられなかった。
悪夢を払拭し、新たな故郷と仲間を守るために彼は脅威に立ち向かう。生まれ変わった愛機とともに。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

ヘキサギア六周年おめでとうございます。私をプラモデル趣味にいざなってくれたシリーズのお祝いに参加できてうれしく思います。

本作はミキシング＋少しのパーツ加工＋プラ材工作＋全塗装にて制作しました。ガバナー、ヘキサギア共に全体的な塗装に初トライしました。変わったギミックを追加してみたり、長々と試行錯誤しながら作ったので思い入れたっぷりの作品です。