SPEC

機体解説

黎明期に製作された第1世代型ヘキサギアで、1輪型バイクの形態を取っており、巨体ながら高い走行性能を誇る。ハイドストームなどと同時期に開発されていたとされているが、詳細は不明。
重力制御装置を装備しており、自重を操作することで見た目からは想像もできないほど高速で3次元的に動きながら機体前部に搭載された四連装の大型レーザーキャノンでバルクアームの装甲をも容易く溶断する火力をばら撒く。防御面でも優秀で、多少の砲撃程度では破壊はおろか速度を落とすことすらかなわない。総じて高い性能を有しており、高コストながらもそれに見合った活躍を見込める。






………………というのは過去の話。今では仮想敵であった第1世代型や第2世代型は戦場において斜陽を迎えており、より機動性を重視した第3世代型が支配しているため本機が前線で活躍することはまず無いだろう。プラズマ兵器の登場や、各種火器の高性能化によって火力は特筆するほどの威力ではなくなってしまっており、かつて主力兵器達を翻弄していた機動性も3世代機の前には蟷螂の斧に過ぎない。
装甲自体は今でも通用するが、相手より速く動けることが前提で設計されているため弱点となる箇所は多く現代の戦場では容易に懐に潜られて撃墜されるのが現実である。
現代改修を行ったとしても搭載されている装備のほぼ全てが発展している今、大型である意味がないものが多くわざわざゾアテックスに対応しない本機を使用するメリットはあまりにも少ない。こうした背景から同期(？)のハイドストームとは違い主戦場に姿を見せることはなく、歴史の中に埋もれている。

しかし、稀に廃棄された機体を改修して使用しているヘテロドックスが確認されている。彼らは敵も味方も強力な3世代機を運用出来ないことが多いため、そういった場ではかつての強大な性能を存分に発揮できるのだ。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

モチーフに近づけるために色々と四苦八苦した分、思い入れの強い作品になりました。
デカい機体はいいものですね。