JESTER Re:Build 「CLOWN」
SPEC
TYPE | 多目的戦闘/情報分析型 |
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UPDATE | 2023/10/19 |
WEAPON | KARMA Base OS 「PERSONA」 機能制限型アビスクローラー ナイトストーカーズ仕様 |
PARTS | ヘキサギア オルタナティブ ヒューマノイド・ジェスター ヘキサギア アビスクローラー ナイトストーカーズ仕様 |
機体解説
「噂にゃ聞いてたがマジかよ」
「肝心なところで誤動作は勘弁してくれよな」
合同部隊の集合場所に到着した第4443部隊長ジョン・スミスは、怪訝そうな他部隊員の囁きで迎えられた。
周囲からの視線はジョンではなく、その後ろに続く人影に向けられている。
「居心地は悪いだろうが勘弁してくれ。今回の任務はお前さんが適任なんだ」
「承知しています。お気になさらず」
ジョンの言葉に短くそう答える人物は人間ではなかった。
掠れた黒鉄の体躯。小さく唸る駆動音。
その姿はヒューマノイド・ジェスターそのものであった。
ある日、第4443野戦部隊の管轄にて原因不明の磁気嵐が発生した。
その中心地で発見されたものは、磁気嵐によってデータが消失し物言わぬ人形となり果てたジェスターであった。
本来、鹵獲したSANAT陣営の躯体は徹底的な調査と解析が行われるが、本件のジェスターは調査すべきデータが消失しているためその対象外となった。
解体、再利用されるはずだったこのジェスターに、エンジニアがKARMAベースのOSからなるAIを付与してしまう。
悪ふざけに過ぎなかったはずのこの行為は、意外な形で日の目を見ることになる。
SANATからのアクセスを完全遮断できるKARMAベースの人格は、情報戦において非常に有効であった。
また、極めて危険度の高い「とあるヘキサギア」への対策要員としてうってつけだったのである。
「これより廃都市暗渠のハイドストーム掃討作戦の概要説明を行う」
そう言葉を発して周囲の視線を一身に受けるひとりの男。
闇夜に紛れるような黒いアーマータイプの彼は、合同部隊の面々を一瞥した。
「あれがナイトストーカーズかよ」
「実在したんだな……」
方々のざわつきを黙殺し、ナイトストーカーズの隊員は話を進めた。
「本作戦は我々が主導する。
危険な作戦ゆえに各隊は我々の指示に従って行動してほしい。
それから申請のあった部隊にはナイトストーカーズの機体を貸与する。
機能やアクセス権を制限してあるが、生き残れるだけの性能は保証しよう」
作戦概要説明が終わると、各部隊は準備に取り掛かる。
「……無事に戻って来いよ」
「お気遣い感謝します。それでは」
無機質な、しかし人間以上に人間のような返答をし、「道化(クラウン)」は戦地へ向かうのであった。
BATTLE POINT
作品応募動機/作品に対するコメント
初めて購入したガバナー……ガナバー?
とりあえずそんなジェスター君。
ほぼ未塗装のツヤ消しのみで堂々エントリー!
ツラの皮厚すぎるだろ、自分。
LA陣営にジェスターが居てもいいじゃない!
そんな気持ちでいっぱいです。
GOVERNOR DATA
- NAMEフジワラウサギ
- SNS @fjwr_x_9012
- UPDATE2023/10/19