SPEC

機体解説

リバティ―・アライアンスとの戦闘が激化する中、戦力の増強を図る為に多くの新型ヘキサギアが開発されたがそれだけでは解決できない問題が一つ浮かび上がっていた。後継機が開発されたとしても工廠の数に限りがある以上はすべての現場に配備することは出来ないという問題である。これを解決するためには製造ライン、輸送ライン共に圧迫しない別の切り口が求められた。

レイジングレクスはそんな状況に対応するために生み出されたボルトレックスの改修プランの一つであった。
本プランではアグニレイジの工廠を一部流用し少数の改修パーツを製造することで製造ラインの圧迫を防ぎ、ボルトレックス・ラースを参考にしたフレーム構成の見直しと鹵獲したモーター・パニッシャーのパーツを組み込むことでゾアテックスに特化した機体を低コストで現地改修することを可能にしている。

機体の構成パーツの多くが初期の第三世代ヘキサギアのもので占められているため運用コストと整備性に優れるほか、機体特性の習熟度が低くても導入しやすいという利点もあり、広く普及していくと思われたがとある理由からSANATの最終承認を得ることは叶わなかった。
その理由とはヴァリアントフォースの戦力的優位を担う最新機体からの逆輸入が多すぎるゆえにリバースエンジニアリングされた際にその優位を失う可能性があることである。既にリバティ―・アライアンスの勢力がアグニレイジの残骸から開発した飛行型ヘキサギアの導入やオール・イン・ジアースのインペリアルロアーの搭載を実現している以上、機体解析は加味しなければならないリスクとしてあまりに大きくなりすぎていた。

結果的にこのプランは実物を試作するために提供された一部の改修パーツ分だけ発案者の部隊で利用されるにとどまった。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

ボルトレックスがアツいキャンペーンに触発されたので6周年投稿です