SPEC

機体解説

結晶炉から離れた飛矢としてアグニレイジ群を運用するという、アグニレイジ量産計画。その量産初号機は重度汚染地域を移動中、戦闘損傷によりコントロールを失ったハイドストームの急襲を受け暴走。SANATの制御すら正常受信出来なくなった後に自らのシステム拡張欲求にのみ従い、破壊したハイドストームのテンタクルアームを身にまとって機能を停止した。
汚染地域の難民居住区を拠点とする独立傭兵は、機体を回収後、拠点防衛用セントリーガンや工作用ドリルクローでさらに機体を強化し、増大した重量を打ち消すために大型ブースターと膨大なプロペラントを搭載した。
ハイドストームから奪ったテンタクルアームは、大型機ゆえに生じやすい死角を徹底的に埋め、多方向から接近する敵機に対して常に攻勢をかけるのに役立ち、他方でプラズマディスチャージャーから発せられるプラズマ粒子の整流器としても効果があり、流れに沿うように展開すれば、バリアフィールド強化や高速飛行時の空気抵抗減衰をもたらす。
セントリーガンは翼下パイロンに取り付けられ、フライドローンと同様に分離・遠隔操作も可能となっており、走行移動させることで単騎ながら十字砲火陣地の形成を可能とする。
機動性向上策として、ヘキサグラムから放出されるエネルギーを、非稼働時にプロペラントユニットへ蓄積しておき、その力をもってブースターから瞬発的に多量の推進剤を放出することで、大型機とは思えないほどの瞬発性を誇る。プロペラントユニットは可動させることができ、飛行時の慣性移動に伴う高応答マニューバを可能とする。
傭兵の駆る当機は、傭兵の私怨に沿ってリバティーアライアンスの重要な戦線に変速投入され、大きな戦果を挙げている。この1件をもってSANATはアグニレイジ流出によるリスクを極大と評価し、以後正式な量産指示を見送っている。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

長年かけてようやく作り上げました。