SPEC

機体解説

損傷したアビスクローラーから回収されたバイティングシザースを用いて、高出力のヘヴィアーマータイプが使用することを前提にナギナタ型の手持ち武器に調整された兵装・ビーストディバイダー。アビスクローラーの搭乗者であったガバナー、アスナ・ロウ・ロックが乗機とアーマーを改めた際に、合わせて彼女の要望により製作されたワンオフの兵装である。
一部で高い知名度を誇るかの"ランバージャック"の使用する「スラッガーブレード」と同様、基部のヘキサグラムから供給されるエネルギーで碑晶質のブレードが超高熱を帯びることで高い破壊力を実現している。

ロックはこの武器をアーマー「ルーク」の大型マニュピレーター・アガトラムと直結することでより直感的な出力調整を行っており、自身への熱の影響を最低限に抑える一方、斬りかかる瞬間に最大出力の高熱とアガトラムの重量を乗せることで確実に対象を溶断する。このように実現した自身より巨大なヘキサギアや堅牢な装甲であっても意に介さない性能こそがこの武器が「獣断ち」の名を冠する所以だ。

しかし本来ヘキサギアの装備として設計された武装を元より稼働時間の限られるルークと共に運用することは武装・アーマー双方の燃費問題をより際立たせる危うさをはらんでおり、これを解消するために実験的に搭載されたのが外付け型の小型ヘキサグラムストレージである。
汎用的な取り付けを想定した小型ストレージからはエネルギーチューブが無骨に伸びているが、チューブを流れるエネルギーが発する強い光は碑晶質の輝きと共に対峙した相手へ与える威圧感にも一役買っているだろう。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

前回作ったルーク向けのヘキサギアに続いて、ルークに似合う武器を作りたくなって色々試してみました。
前回はヘキサギアのシリーズ内と成型色縛りでミキシングを行いましたが、今回はMSGを組み合わせつつヘキサカラーでエアブラシ塗装をしてみたりしたほか、
光ファイバーを挿したMSGの中にミライトを仕込むことで前々からやってみたかった「発光するチューブ」を実現しています。