BULKARMλ Custom 「Fürst」
SPEC
TYPE | 強襲突撃型 |
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UPDATE | 2024/06/14 |
WEAPON | 電磁炸裂槍・ハイヴォルトリーマー ヘヴィサブマシンガン プラズマロッド スタビライザー・エフェクト・ファン |
PARTS | バルクアームλ ジャッカル ヘキサギア ブースターパック007〈コックピット〉 ヘキサギア モーター・パニッシャー ヘキサギア アビスクローラー ナイトストーカーズ仕様 へヴィウェポンユニット19 ソリッドラプター へヴィウェポンユニット26 ホイールグラインダー ヘヴィウェポンユニット27 デモニックアーム メカサプライ07 エクスアーマーA メカサプライ11 ジョイントセットC プラユニット P-125 角モールド II |
機体解説
『お前は、私か』
VFの通信を傍受した際に生じる、神経を逆撫でするような独特の不快感。
しかしそれ以上に敵対ガバナーの「声」に「公爵」は苛立ちを覚えていた。
数日前──
第4443野戦部隊ブリーフィングルーム。
「類似率87.5%か。もはや本人だな」
「外観から判明している機体仕様からも類似性は明らかです。
電磁槍と防盾、踵部装輪の機動力による強襲突撃型となっています。
実際にそのような戦法であったと交戦した部隊の証言もあります」
隊長である「ジョン・スミス」と同部隊員である「道化」が言葉を交わす。
その傍らで同じく部隊員の「公爵」は静かにそのやり取りを聞いていた。
「αと比べて軽量とはいえ、λも相当な重量です。
装輪駆動方式の採用は難しいはずですが……」
「超過荷重をエフェクト・ファンで緩和してトラクション制御するってか。
さすがMSGは大企業様だ。面白いことを思いつく」
「その結果、別機体ながら87.5%の類似性を獲得し得たようです」
「違いは向こうに銃器アリって程度か。
たったそれだけで一割弱の差が出るとはなぁ」
ジョンは「公爵」に向き直る。
話題に挙がっている敵機の存在。それが彼がここにいる理由だった。
「どんな気分だ? 自分の偽物がうろついてるってのは」
「悪趣味ですね。その一言に尽きます」
近頃戦場においてある特殊な情報体の存在が確認されていた。
それはLAのエース級ガバナーの模倣体とされ、そのひとりに「公爵」が選ばれていたのである。
「敵からもエース認定されてんだぜ? 少しは喜べよ」
「喜びどころか薄気味悪くすら感じます。
ですが戦場で相対した時はどうなるか……」
重心の位置、武装の構え方、次に取るであろう戦闘機動。
そのすべてが手に取るようにわかる。
しかし、それでも。
「……訂正を要求する。私はお前ではないし、お前もまた私ではない」
「そう、か……」
通信を介して聞こえてくるのは自分と同じ声。
「公爵」は眼前の敵機に自身の模倣体が搭乗していると確信する。
「どうする? 私を倒して本物の「私」になるとでも言うか?」
「……夢想するのも恥ずかしい、陳腐な望みだ。
私はただ、敵を倒す。そのためだけに……ここにいる」
二体の白騎士が激突した──
BATTLE POINT
作品応募動機/作品に対するコメント
素材を自分色に染める。
その方が性に合ってますネ。
ジャッカルは人型ヘキサギアの進化において、
バルクαとブイトールのミッシングリンクを繋ぐかのような
絶妙なラインが魅力だと思います。
GOVERNOR DATA
- NAMEフジワラウサギ
- SNS https://twitter.com/fjwr_x_9012
- UPDATE2024/06/14