怒鳴埃吐於流無[ドナアイトオルム]
SPEC
TYPE | 第三世代・蛇竜型 |
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UPDATE | 2024/10/08 |
WEAPON | ○イグジットウイング …イグジットスライダーを転用した翼。巨体を難なく飛行させるべく、グラビティコントローラーの稼働にエネルギーの大半が割かれている。 重力制御で弾の勢いを殺したり軌道そのものを逸らすことで盾としても高い性能を発揮する。 ○撃発式超大型戦術刀 …原型機からそのまま転用した装備。飛行中すれ違いざまに斬りつけるような用法にも耐え、その威力を十二分に発揮する。 一方、本機の航空性能を活かすなら撤去や射撃装備との換装も検討されうる。 ○ストラングルテイル …強靭な人工筋肉と堅固な装甲で構成された長大な尾。締め付けるようにして物体の保持から圧壊まで難なくこなす。 ○【秘匿武装】準規格外兵器:オミナスフォトン …規格外兵器:レイブレードの特性を限られた部材・技術で再現したもの。 破壊エネルギーへの変換効率は著しく低下しており射程や威力は一回り以上劣るものの、通常のヘキサギアやそのガバナーを撃滅するのに十二分以上の威力は持ち合わせている。 なお、変換された粒子が環境を汚染する欠点は一切改善されていない。開発チーム間では「大地を枯らす毒の息」と呼ばれるとか……。 |
PARTS | ■ヘキサギア ・武威登龍【凱風快晴】(余剰パーツ含む) ×1 ※展示用小物 ・プレイングベースA |
機体解説
苛烈な戦いぶりとそれに見合った戦果により運用および一定数の量産が認められた「武威登龍【凱風快晴】」。だが、少なからず本来の製造ラインに割り込む形となった追加武装群、あるいは武威登龍そのものをなんとかより“一般化”し採算を取ろうという動きも発生した。
「怒鳴埃吐於留無[ドナアイトオルム]」はそのような動向の中、とある開発チームにより発案された改造機の一つである。 イグジットウイングによる十分な航空性能を得つつも武装の関係上格闘戦主体となる異色機であり、忘我回廊も特殊プロテクト「巫宣」により封印されゾアテックスの発動が優先されている。
グラビティコントローラーの常用はエネルギー消費が激しく、地上に降りた際はとぐろを巻くような駐機姿勢でヘキサグラムの回復を待つ。ただしこの状態でも完全な基底状態でない限りは必要に応じたGコンの活用で味方の盾として機能するとされ、総じて敵陣に積極的に斬り込んでは前線を押し上げ維持する役割を担いうると喧伝された。
だが、評価は芳しくなかった。忘我回廊を活かせない仕様に眉を顰められ、人型のヒロイックさからかけ離れた異形は酷評された。
採用に至らなかった本機は同開発チームのドナヴィトニル同様、ごく限られた任務で運用されているとか……。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ヒトとしての拡張欲求を体現したような鋼鉄の巨人達が、一時代を築いた。
ヒトと異なる生物への憧れを具現化したような鋼鉄の獣達が、次の時代を築いた。
……では、さらに次の時代は? ヒトの延長線となる“雷神”が暫定ながらも新世代機と謳われた時。
“冬の時代を過ごした者たち”は雪辱の時とばかりに刃を抜き、“繁栄を謳歌してきた者たち”は己が生存のために牙を剥いた。 戦乱で荒廃した世界ではもはや、己の背を預ける相棒に対する愛着や誇りまでもが諍いの火種であった。
新たに戦場に投入される機体が「人」か「獣」か。乗り手達はその姿を認めては一喜一憂し、時に讃え、時に貶す。主流たらんとする自尊が、酔狂と嗤われた憎悪が、不倶戴天の殲滅戦までも引き起こす。 ――そして世の陰には潜むのだ。尽きぬ争いの果てに、滅びを望む者たちが―― 「……してやられました。中はもぬけの殻、所属人員・機体ともに行方が知れません。推測通り、“奴ら”の息がかかっていたようです――」
BATTLE POINT
作品応募動機/作品に対するコメント
通常ブイトールで蛇型を作ろうと思い立ちつつもあれこれ悩んだ挙句凍結状態となっていた折、追加パーツ満載の武威登龍発売を受けてもう一度Start your enginesした結果完成したヘビさんとなります。
蛇の這いずる挙動に合わせた戦闘スタイル・武装配置を突き詰められなかった結果、翼やら腕が生えております。後からちゃんと蛇らしい形態も用意できたのでヨシ!(?)
狼、蛇と来たら女王とかが居ると良さげな気もしますが、先人もいっぱいいますし自分で作る気は今のところなく。 ちなみに名称は、donner(独語)+eitr(古ノルド語)+ormr(〃)の適当くっつけ&当て字となっております。
GOVERNOR DATA
- NAME紀伊 芥貴 [キイ カイキ]
- SNS https://twitter.com/key_kaiki333
- UPDATE2024/10/08