SPEC

機体解説

結論から言えば、これはオカルトの類だ。

「酷い報告データだな」
ヒト型のキメラアダプトでゾアテックス発動できると考えたのか。例えそれができていた…と最大限に譲歩しても、手先の器用さがないので意味がない。
更にガバナーの不在で高度な自律行動。リ・ジェネシスを逸脱した異形かつ規格外サイズで、情報体入りは絶対にあり得ない。
加えて、ヘキサグラムに緑の発光現象。
…すべてデタラメに過ぎた内容だ。
「おおかた、女ガバナーの駆るカマキリ型ヘキサギアにビビったルーキーが、ごっちゃになった悪夢でも見たんだろうよ」

恐らく発端はこんな程度だろう。
一笑に付されて破棄されたはずの報告データは、「女」「カマキリ」「悪夢」のキーワードからギリシャ語で雌蟷螂を意味する夢魔エンプーサが連想され、名を与えられたことから都市伝説へと変貌していったのだろうと考えられる。
脚一本のみに付けられた装甲なんて、伝承の片脚が真鍮或いは青銅…という姿に影響され、後付けされたに違いない。
最近まことしやかに語られている異形ガバナー、ジェスターとかいう胡散臭い存在に便乗（ヘキサギアであるにも関わらず、だ！）したものに相違ないと考察するのだが、如何かな？
まぁアレだ。…信じるも信じないも、すべておまえが決めろ、ってな。

以下は頭部形状などのオカルトではなく、真っ当なキラー・パニッシャーとブロックバスターの混合、オオカマキリ型の中型ヘキサギアとして想定したバトルポイント（ミッションモードを参考にした、独自の大型ヘキサギアでMAX300基準Ver.）である。
「武装強化されちゃあいるが、所詮ありあわせの機体。飛行アドバンテージは失われ、待ち伏せ奇襲にさえ注意を払えばルーキーみたいに恐れる事もなかろう」
「（……隊長。それってオカルトだと、フラグってやつであります！）」

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

こういうのが大好きでヘキサギアシリーズ開始により、自力で出来るかも…否、やるしかない！
………が、接続スキル・センスに不安が…と言い訳して、ずっと後回しに積んでいました。
いざ挑戦してみれば、豊富なパーツ・ジョイント数のおかげで、数回のトライ＆エラーにて、ほぼ無加工（一部ジョイント干渉削り・脚アーマーは接着）仕上げ。何を恐れていたのか、と。
フリービルドは自由…とありましたが、ヘキサギアなくして理想の実現は叶わなかった感謝の意を込め、世界観ギリギリの範疇（なのか？）仕様で投稿させていただきます。