オルタナティブ クロスレイダー ALTERNATIVE CROSS RAIDER
機体解説
汎用二輪車型ヘキサギア「クロスレイダー」はヘキサグラムの開発から間もなく登場した第一世代のヘキサギアである。
新時代の技術であるヘキサグラムをいかに既存の機械装置に組み込むか、様々な試行錯誤がされていた時期の産である本車では、中でも特にシンプルな「ヘキサグラムと発動機を丸ごと置換する」というスタイルが採用されており、第一世代初期の好例とも言える。
このような既存機械のヘキサグラム対応型はいずれも早々に完成し、へキサグラムの恩恵による連続稼働時間の飛躍的向上、ベースモデルから継承される使い勝手の良さ、そして何よりもそのシンプルさゆえの信頼性から当時使用されていた内燃機関や電動機型の機器を急速に駆逐し普及していった。
第三世代が主流となった現在でも各部のアップデートを行いつつ使用され続けており、投入される地域によって市街地仕様の「ロードレイダー」、山岳地仕様の「ロングレッグ」、寒冷地仕様の「イエティ」など様々な派生型があるほか、KARMAを搭載し各種アーマータイプやネットワークに連接、またVF側ではSANATと連接できるように通信機を内蔵するケースも確認されている。
過酷な生存競争の場である戦場には常に新たな種が現れ、我が物顔で闊歩している。
しかし、原初のヘキサギアもまたその最適解を武器に進化を続け、生き続けているのである。