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ガバナー パラポーン・センチネル Ver.2.0 GOVERNOR PARA-PAWN SENTINEL Ver.2.0

設定解説

「パラポーン」とはアーマータイプ:ポーンに酷似した人型の戦闘兵器を指す言葉である。
接頭辞の“パラ”は“疑似”を意味し、当初は極初期のアーマータイプを人型の外殻として用い、本来であれば人体が収まるべき内部を機械部品やヘキサグラム由来の人工筋肉で代替したものであった。パラポーンは純然たる“ポーン”と区別するため“センチネル”という新たな名を与えられ、製造と改修を重ねるに従って内外の境界は融け合い、徐々に“無機物で構成された魂の依り代”としての最適化を進めていった。
そしてポーンA1がVer.2.0と呼ばれるほどに姿を変えたのと時を同じくして、パラポーン・センチネルもまた同様の変化を遂げる。それが収斂進化のような偶然の一致であったのか、技術流出や鹵獲のような直接的因果関係があったのかは分からない。ただ、“ポーンA1 Ver.2.0に酷似した躯体に、センチネルの頭部や装甲を装着した者”の存在だけが厳然たる事実として在るのみである。二者の外観上の差異となる部分はポーンA1 Ver.2.0との互換性すら持つと言われている。
パラポーン・センチネルは情報体となったヒトが再び地上に帰り立つ際の身体として造り出されながら、結果としてはそのほぼ全てが“戦闘兵器”として戦場で終わりなき仮初めの生死を繰り返すこととなる。そして、その宿業は姿形がVer.2となっても変わることはなかった。

経験を蓄積し、共有し、反映していく情報体としての自我。
そして次々に製造され供給され続けるパラポーンの躯体。
永劫とも思われる“生”と“死”の繰り返しが彼らの死生観までも変質させようとも。
MSGヴァリアントフォースの忠実なる尖兵、「プロジェクト リ・ジェネシス」の冷徹な遂行者として来たるべき再創生の日を迎える為、そして自らが生きた証を未来へと残す為に、彼らは今もなお終わりのない戦いに挑み続けている。
 
ひとつ、未確認の情報がある。
リバティー・アライアンスに属する第三世代ヘキサギア「レイブレード・インパルス」、戦場で目にすることも稀なこの機体に、パラポーン・センチネル Ver.2.0と思しき装備をまとったガバナーが騎乗していたという目撃情報がある。
しかし———時期が合わない。それはVer.2.0の登場にはまだ早すぎるのだ。
Ver.2.0とは何であるのか。
彼が何者であったのか。
明らかになることは無いのかもしれない。

武器解説

ショットガン

大口径の多用途銃器。基本的には散弾を使用するが、スラッグ弾や煙幕弾、信号弾、ゴムスタン弾も発射できる。白兵戦など主に近距離の戦闘で使用する銃器であるが、オルタナティブのような小型ヘキサギアへの対応にも適している。

サブマシンガン

拳銃弾を使用する銃器。バースト射撃やフルオート射撃が可能で、後部には伸縮式のストックを備える。軽くて取り回しが良いのを特長としており、ヘキサギアの狭い操縦殻内に持ち込む自衛用火器としても用いられる。

ハンドガン

携帯性に優れた小型銃器。メインで使用する自動小銃等とは別に補助装備として携行する。簡単な訓練で扱うことができ、非戦闘員でも最低限の自衛手段として、またその他さまざまな目的で所有する者は多い。

マチェット

山刀とも呼ばれる剣器の一種。戦闘用の物は特に耐久性を重視し、刀身が厚く作られている。野戦での進路啓開や障害物を撤去するような用途が多く、アーマータイプとの格闘で用いるには装甲の隙間を狙う必要がある。

ハンドアックス

短い柄の先端に厚刃を備えた手斧。野戦での進路啓開や障害物を撤去するような用途に多く用いられ、マチェットよりも破壊に特化している。重い刀身を正確に振るうことが出来れば格闘戦でも威力を発揮するが、それには一定の技量が必要である。

メイス

短い柄の先端に金属製の錘を取り付けた打撃用の武器。重く耐久力に優れ、アーマータイプを装備した兵士やパラポーンが相手でも威力を発揮する。その攻撃は必ずしも装甲の侵徹を要さず、ただ内部に伝播する衝撃や圧力変形を以て対象を加害するものである。

シールド

小型の盾。格闘戦において、相手の攻撃を遮りつつ直接打撃に用いることもできることから暴動の鎮圧などに主に使用される。野戦においては小銃弾以上の脅威に対する防護が限定的なため、白兵戦を前提としてより攻撃的に用いる方が有用とされる。

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