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敵輸送部隊の撃破と試作機の回収
勇敢なる兵士諸君、並びにプロジェクト リ・ジェネシスに参画する全ての方々へ。
私はSANATの代行者カーツワイル。
これより新たな任務を布告します。
先の戦闘で喪われた我々の試作ヘキサギア『オールイン・ジ・アース』。その残骸を運び出すリバティー・アライアンス輸送部隊の動向を我々の偵察部隊が捉えました。あの機体は既に役目を終えたものではありますが、みすみす彼らに譲るつもりはありません。
そこで諸君にはこの部隊を攻撃・撃破し、『オールイン・ジ・アース』の回収もしくは破壊処分をお願いしたいと思います。
また、この部隊は先の戦闘にも現れた『レイブレード・グライフ』なる飛行型戦闘ヘキサギアも同時に運搬していると見られています。
『レイブレード・グライフ』の詳細は今もよく分かっておりません。
しかしプロジェクト リ・ジェネシスにとって、いつか障害になる可能性を秘めています。
そして、規格外兵装レイブレード。数も限られたこの危険な兵器の所在が明らかになることは、なかなかあることではありません。この機会に一基でも多くこの世から消し去りたいと、SANATはお考えです。
従って、『レイブレード・グライフ』の破壊も重要目標の一つとなります。
SANATが我々に与えてくださった使命、プロジェクト リ・ジェネシス。その遂行の為にMSGはあらゆる支援を惜しみません。そのSANATの為にも、皆様の力を貸してください。
どうか宜しくお願いいたします。
MSG Substitute, Bright Kurzweil
ここから先は作戦概要の伝達となります。
敵はリバティー・アライアンスの輸送部隊ですが、先の戦闘に関わった各種部隊の移送作業も行っているようです。その一部が護衛としてそのままついており、彼らとの交戦は当然想定される事態の一つです。また、我々の兵力移動を察知したリバティー・アライアンスが戦闘部隊を再編成し、救援に向かわせる可能性も考えられます。
現在、敵は渓谷地帯にて移動を停止しています。我が偵察部隊の奇襲攻撃によって一部の車両に損傷を受け、同渓谷の鉱業都市に保護を求めたとのことです。
現地の地形は左右を急峻な断崖に挟まれた巨大な渓谷で、谷底は幅1キロに渡る涸れた川床となっており、今は荒野の中を未舗装の道路が一本通っているのみです。
都市は主にこの斜面及び丘陵内を掘削して建設されており、丘陵は多数の隧道で結ばれた要塞陣地でもあります。この都市はプロジェクト リ・ジェネシスには参画せず、またリバティー・アライアンスにも加盟しない中立勢力、いわゆるヘテロドックスですが、この地で産出する希少資源は我々にとっても重要であり、都市と敵対することは今はまだ好ましくありません。幸いにも敵部隊は谷底で野営しており、ここを都市外と見做し我々の作戦を妨害しないよう、現地のヘテロドックスと水面下の交渉が続けられておりますがどれくらいの規模の協力が得られるかは不明です。
これは本来の戦争計画に含まれない臨時の作戦です。従って主力部隊の一つは予備兵力から抽出します。自ら参加可能と判断した者は遠慮なく名乗り出てください。本作戦は緊急展開を主旨とするため、これは空挺を含む飛行型ヘキサギア部隊を中核とし、なるべく迅速に現地に到着することを求めます。
念のため申し上げておきますと、アグニレイジは全て結晶炉の防衛に配置しており、派兵できる機体の猶予は一機もありません。
これとは別にもう一つ、陸戦部隊を編成いたします。これは近隣で活動中の部隊の中からも参加者を募りたく思います。この部隊は一帯を包囲封鎖の後、前進して敵部隊と交戦、他に都市内への浸透も考慮します。
先ほども申し上げた通り、現地都市との衝突は最大限回避する必要があります。
そのため本作戦ではインペリアルフレイムのような大量破壊兵器は使用を禁じます。航空攻撃もすべて高精密とし、無差別広範囲の爆撃等は原則禁止となります。
ただし、都市が我々との交渉に応じず、リバティー・アライアンスに与する立場を取るようであれば武力制圧を検討する必要があります。その場合も、施設・設備は無傷で手に入れることが求められます。
そのための準備も怠りなく進めてください。
宜しくお願い致します。
全てSANATの御心のままに。
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ENEMY DATA敵勢力情報
レイブレード・グライフ
SPEC
TYPE | 実験機 |
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WEAPON | ■レイブレード(大翼端)×2 ■プラズマタロン(前足爪)×2 ■チャフディスペンサー(ベクタードスラスター前方ブロック)×8 ■小型プラズマディスチャージャー(コックピット前面防御ユニット)×1 ■チェーンガン(頭部下)×1 ■オーバーレイウイング(大翼)×2 ■ラジアルブースター(尾部)×1 ■ベクタードスラスター(大翼下)×4 ■ヘキサグラムストレージ(大腿部)×2 ■小型フライドローン(尾部)×4 ■共振励起システム(内部フレーム) |
PARTS | ヘキサギアシリーズ ■マスターブートレコードBOX×1 ■レイブレード・インパルス×1 ■ブロックバスター×1 ■ハイドストーム×1 ■ヘキサギアブースターパック001×3 ■ヘキサギアEXユニット001×1 モデリングサポートグッズシリーズ ■ギガンティックアームズ ルシファーズウイング×1 ■メカサプライ14 ベクタードスラスターA×2 ■ヘヴィウェポンユニット22 エグゼニスウイング×2 ■ヘヴィウェポンユニット16 オーバードマニピュレーター×2 ■ヘヴィウェポンユニット10 キラービーク×2 ■メカサプライ05 ジョイントセットA×2 ■メカサプライ06 ジョイントセットB×1 ■メカサプライ11 ジョイントセットC×1 ■メカサプライ10 ディテールカバーA×1 デカール ■ヘキサギア コンソールデカールセットA×1 (コトブキヤショップキャンペーン特典 非売品) ■ヘキサギア デカールセットA(キャンペーン特典 非売品)×1 オリジナル造形パーツ ■チェーンガン弾倉部分(3Dモデリング) |
COMMENTARY
「アースクライン・バイオメカニクス」が試験中の特殊なカスタム機体。
MSGヴァリアントフォースの誇る赤き竜に対抗するべく「レイブレード・インパルス」をベースに度重なる改修を行い、歪な形状へと変異したキメラ型ヘキサギアである。
過去数度に亘りリバティー・アライアンスの窮地を救った伝説的な機体であるが、現在に至るまで専属のガバナーが存在しない。記録によれば過去数名のガバナーが搭乗しているものの一人として機体スペックを十全に引き出すことはできず、多くは重傷を負いまた命を落とした危険な機体である。
機体制御をKARMAが行う点は従来の第三世代ヘキサギアと変わらないが、ガバナーとの親和性を重視する為ガバナー毎にそれぞれのKARMAに積み換えている。蓄積された実機データは過去に搭載されたKARMAからネットワーク経由で共有させている。
直近ではMSGヴァリアントフォースの試作機「オールイン・ジ・アース」との戦闘時に出撃が確認された。現在は「オールイン・ジ・アース」の残骸を回収・運搬する「リバティー・アライアンス」輸送部隊を警護しつつ、「アースクライン・バイオメカニクス」への帰路についているものと思われる。
機体コンセプトが飛行型へ完全に切り替わり、陸戦型であった「レイブレード・インパルス」の面影はほとんど失われている。機体の大型化と前肢の武器化によって陸上での歩行性は下がったものの、新たに獲得した飛行能力によって余りある機動性を実現している。
格闘武器として搭載されている前肢のプラズマタロンは第二世代型の重装甲すらも引き裂く破壊力を持つ。高い戦闘能力を持つ攻撃機型であるものの搭載されている強力な武装の殆どがヘキサグラムを大量に消耗するため、継戦能力には難がある。これはアグニレイジなどをはじめとした規格外の兵器全般に共通する問題点であり、いずれの機体も短期で戦闘を終える必要がある。ガバナーの負担も相当に高く、機体の消耗の早さと併せて外部からの高密度な管制が必要となる。本機体においてこれらの問題に対処するために専属のトランスポーターが用意され、補給や治療、情報支援などに当たっている。
BATTLE POINT
GOVERNOR DATA
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