SPEC

機体解説

＜概要＞
　荒廃した最前線での戦闘においては、必要な物資や設備を現地で調達することが難しくなっていた。そこで、元々運搬用であった大型車両から、多種多様な状況へ対応出来るようにと再設計されたのが、多目的大型キャリアー「ヘカトンケイル」である。

＜性能＞
　戦闘、運搬、そして建設と、前線において必要な能力を備えており、物資や人員の運搬、基地建設やその防衛など、多種多様な目的に用いられている。また、この車両自体に戦闘指揮所としての設備を搭載し、小規模な移動指令基地として運用することも可能となっている。ダブル・スナイパーキャノンの他、車両後方に設置された可動式砲座により対空・対地への対応能力も高く、その運搬・防衛力の高さから、兵器や物資を前線へ運んだ後は、そのまま戦闘地域から民間人を避難させるために用いられる場合もある。ゾアテックスこそ採用されていないが、搭載されているAIは簡易的な疑似人格を有しているため、非常時にはガバナーの操縦無しでの自律走行が可能である。

＜備考＞
　一般的な運搬・工作車両と比べて製造コストが非常に高く、そのため未だ数台の配備にとどまっている。特有の自律走行機能を利用し、多量の爆薬を積み込んで対象への特攻作戦が計画されたこともあるが、コスト面での効率が悪く未だ実行に移されたことはない。また「ヘカトンケイル」の名称は、その巨大さと多様性から「百の手」を意味する巨人から採られることになった。

BATTLE POINT

作品応募動機・コメント

バラック街に民間人がいた場合、避難させる手段が必要だと考えて作成しました。他にもいろいろな機能を持たせてあり、ちょっとした基地ごっこが出来るようになっています。コンテナ上部にメカニカル・チェーンベースそのものを載せようかと考えましたが、バランスが取れなかったので諦めました。