SPEC

機体解説

　長期間の潜入任務中に自己を確立させてしまい、ジェネレーターシャフトとの接続もろくにできないまま本来の指揮系統からはじかれたまま稼働するパラポーン・LAT ミラー 。
　そんな彼女が情報屋兼パーツショップを営みながらスクラップから作り上げたのが、ブロックバスターとレイブレードのパーツを寄せ合わせた”CANEM（キャメル）”である。


　ブロックバスターをレイブレードに大胆に接続したため機体バランスは最悪で、ビークルモードへの変形は出来ない。
　しかし出力は上昇し、バランスの悪さをその出力の高さでごまかしごり押している。とてもピーキー。
　またエアマニューバスラスターの併用により高機動かつ高速での巡行を可能としている。すごくピーキー。
　武装はほぼ無い。
　邪魔かつ重いスナイパーキャノンは外し、店頭で販売している。
　当然エネルギーをバカ喰いするレイブレードなんか装備してない。するわけがない。
　一応、チェーンガンは残したが、発射の熱で脚が火傷してしまうので使わない。何のために残しているのか本当にわからない。
　しかし、そのおかげで情報処理と機体制御のみにエネルギーを使えるため、長時間の戦闘機動が可能となっている。


　文字通りのスクラップビルドのため、本来の戦闘スペックは全く発揮出来ず、”強襲用”起動砲”の名が泣いている。
　が、前線に出る気がない彼女は問題とも思っていない。
　精密狙撃用のセンサーを流用し、情報処理系を強化・拡大した情報収集機として運用している。
　速度・索敵・燃費に関してはとてもよく仕上がっているため、早期警戒機としては優秀だが、前線に出るわけがないのあまり意味がない。
　今の彼女は組織のために戦う戦士ではなく、一匹狼ならぬはぐれパラポーンなのだから。　

「戦え、争え。私のご飯のために」

　今日も彼女は戦場で得た情報と、「拾った」ヘキサギアを売り、日々の糧を得る。

BATTLE POINT

作品応募動機・コメント

　戦闘できないヘキサギアがあってもいいかな？　と持ってるヘキサギアを組んでみたら、頭でっかちの可愛いロボット犬風味になりました。