SPEC

機体解説

　いつもの週末、ギャンブルで大勝ちしたマイクが持ち帰ったのは、
金ではなく「情報」だった。

　リバティー・アライアンスにもヴァリアントフォースにも属さない管轄外のエリア、
ジョニーとマイクはスラム街でジャンク屋を営んでいる２人組である。

「ジョニー！こいつはすごいぞ、宝の地図だ！」
またか…と思いつつも信頼のある情報屋が出処だとわかると、
ジョニーは相方から受け取ったマップのデータを開いた。
…ここは最近リバティー・アライアンスとMSGヴァリアントフォースが軍事行動を行っている地域だ。
普通なら誰も近づきたくはない場所のはずで、
住民も居るかどうかは知らないが避難している事だろう。
「この辺だ、バラック小屋の瓦礫が散乱している中になんと第三世代ヘキサギアが大破して埋まっててだな！」

　第三世代ヘキサギア、軍の最新鋭の機体だ。
金を積んでも欲しいと思っている奴等は幾らでも居る。
普通なら行動不能前に撤退するか、例え大破したとしても早々にどちらかの陣営が回収してしまうのが常のはずだが…
いつもの“ 小競り合い”が長引いているのか…？
「おい！聞いてるのか！？すぐに出発するぞ！」
まさか行く気なのか？…嘘だろ？ちょっと待て！！

　半ば強引に連れられてジョニーはマイクと出発する。彼らが掴むのは夢かそれとも…

＜サリー号＞
メカニックのジョニーがジャンク品で作り上げた機体で、
普段の仕事に使用している。
バルクアームを基本にグラップルクレーンを装備しており、
瓦礫の除去や高所の解体は得意である。
機体前方にあるサブアームは複雑な行動は出来ないが、
作業時に機体を支えたり戦利品を担いで持ち帰る事が可能になっている。

BATTLE POINT

作品応募動機・コメント

バリバリ戦える機体を作っていたつもりが
こうなってしまいました