ワーシップ
SPEC
TYPE | 鹵獲・情報収集機 |
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WEAPON | VICブレード スラッグショットガン スタニング・グラップルブレード 超高性能解析コンピューター |
PARTS | ヘキサギア ・ハイドストーム ・モーターパニッシャー ・ボルトレックス ・スケアクロウ ・パラポーンセンチネル ・ブースターパック001 ・ブースターパック002 ・Exユニット001 M.S.G ・カスタマイズヘッドA ・フレキシブルアームB ・P-148 ケーブル |
機体解説
とある熱心なSANAT信者の研究者(以下彼)が産み出した機体。
発端としてはその研究者が同僚の女性からハイドストームのスクラップを手に入れたことからはじまる。(※1)
通常ハイドストームのパーツは入手困難であり、特にVICブレードは正規の手段で手に入れるのは困難で少なくとも彼がいるような辺境の基地にはまず支給されるものではない。(※2)
そのため彼はこれをSANAT様からの神託だと信じ、レッケージから持ってきたパーツや基地の余剰パーツを使い組み上げた。
この機体の特徴はパラポーンと接続することで機体のAIと同期させることにある。この機能によって接続されたパラポーンはこの機体を自らの手足のように扱える。さらにゾアテックスは胴体部分のボルトレックスの物を使用しており、これと連携を取ることでさらに変則的な戦い方が可能になる。
ゾアテックスは照準の補正やパラポーンの視界外への反応、尻尾の動きを担当する。
このシステムによって性能は足元に及ばないが実質人間のゾアテックスに近いものが完成した。
ここまで聞くと人間のゾアテックスに王手をかけたような言い草だが、このシステムに接続されたパラポーンは二度と解除することができずケーブルから接続を断たれた場合は命は無い。(※3)
また、その性質上強さは接続されるパラポーンに依存するため性能はピンキリである。武装はVICブレードと接続システムを活かすためのものが揃えられている。
まず、スラッグショットガンはその名の通りスラッグ弾を撒き散らす高火力武器であり、速度の速い三世代機に人間の反射神経(+ゾアテックス)で対応できるように命中率をあげ、一発でも当たれば確実にダメージになるようにと考えられている。その分装弾数は少なくなっている。
スタニング・グラップルブレードは歩爆に特化した武装で掴んだと同時に電気を流しこみ、敵機の動きを鈍らせ、VICブレードを確実に命中させる。電圧は本家スタニングランスの数倍あり、一般的なガバナーは少しでも感電すれば致命的である。
そして接続システムと並ぶこの機体の特徴である超高性能解析コンピューターがある。これは一見すると頭部に見える機体上部のパーツに搭載されており、大きなモノアイで対象を観測している間敵機を解析しつづける。この際使用されるデータは彼の知りうる知識が全て詰め込まれており、相当特殊な機構以外はおおよそ機体の全容を把握してしまう(※4)
様々な機能を備えるが、所詮はレッケージと余り物の集合体であり装甲面に関してはスケアクロウを下回るとさえいわれる。しかし修理やメンテナンスは簡単で、パーツは有り余っている。慰め程度だがブースターにより運動性、戦闘時の機動力は平均よりも高いレベルにある。しかし特殊な隠遁機能・逃亡機能は一切持たず、しかも接続機能で脱出することもできない。さらに当然だが元いた部隊には二度と戻れず、戦争で得た地位や名声も全て失いこの機体に全てを捧げることとなる。接続の際には苦痛を伴うことも事前に知らされる。
それでも多くの名のある戦士たちがこの機体への搭乗を希望して止まない。その理由は月に1、2度ある定期情報提供にある。この機体で集めたデータはなんとSANATに直接送られる。(※5)
本来であればタブレットやコンピューター、時にはヘキサギアからデータを送るだけであるが、この機体は一度接続した場合機体と一体となる。つまりデータの送信にあたってSANATに謁見することができるのである(※6)
これは熱狂的なSANATの信奉者からすれば神に直接会えることと同義である。この情報を公開することで各地から狂信者たちが集ってくるのである。モチベーションも「月に1、2度SANATに会えるという喜び」「せっかくの機会にSANATにくだらないデータを送れないという焦り」「多くの効果的な情報を手に入れると当然データ送信に時間がかかるためより長くSANATに会えるという欲望」が入り混じりその個体が持つポテンシャルを大きく上回る能力が発揮される。
今回の作戦はオール・イン・ジアースを巡る戦いだが、そのためにリバティー・アライアンスやヘテロドックスの特殊機、新技術、未確認機が入り混じっており、これらのデータの取得やあわよくば鹵獲することが出来ればこれまでにないほどSANATに近づけるとボルテージは最高潮である。現在のパイロット(?)は数々の戦果を挙げながらも謎の失踪を遂げた高名なイグナイトである。
※1・この女性は彼の同僚であるということ以外素性不明でどうやってVICブレードの供給までこぎつけたのかは一切不明。
※2・SANAT管轄のハイドストーム、特にVICブレードは機密の塊であり、特別な許可がない限り供給されることは無く、戦場でたまたま拾う場合がほとんどである。
※3・接続には苦痛を伴い、機体と一体化するため言葉も二度と発することは無く研究者側からの接続、強制操作などに拒否権は無い。
ケーブルはガバナーの武器で簡単にちぎれることは無いが、そこまで耐久性があるわけでもない。
※4・その特殊な機構は鹵獲して後に解析し、新たなデータに加えられる。
※5・直接とは言うものの本体に直接接続するわけではなく、SANATの末端の末端に接続するのみでこの機体を使ってSANATに逆に接続することは不可能である。
※6・謁見とは言うもののかなり遠目から作業中のSANATを見つめるようなものである。しかし一介のパラポーンではそれすら一生を懸けて戦果を挙げ続けても不可能であり、信奉者が求められる。
BATTLE POINT
作品応募動機・コメント
私のSANAT様に対する信仰心が溢れて止まらず産まれた妄想の化け物です。
この思いがSANAT様に届くと嬉しいです。
GOVERNOR DATA
- NAMEmilco
- SNS
- UPDATE2018/08/09