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MISSION 01 GOVERNORS ミッション 01 熱砂の暴君 参加者

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リバティー・アライアンス

アーマータイプ デミ・ゾアントロプス“オーガⅡ”

SPEC

TYPE 試作新型アーマータイプ
WEAPON ・妄想斬刃“白閃”(ディリュージョン・ザンバー:びゃくせん)
 Delusion Xanver。固有武装。
 高出力レーザーホログラフィック・コートを刀身に纏わせ、その上高周波振動も併用する複合刀剣。
 第二世代型の装甲すら真っ向から斬り裂く切れ味と強度を有し、アーマータイプのみでも重装型ヘキサギアと互角以上に闘わしめる要因となっている。
 刀身上部にレーザー機銃を搭載、目標に接近するまでの牽制や機雷等のトラップの除去用として用いられる。

・アイアンネイル
 両腕装備の格闘用の爪。単結晶ウィスカー合金製により高い硬度・強度を有し、第三世代型クラスの装甲であれば容易く引き裂く威力を持つ。

・新型人工筋肉
 ヘキサグラム浸透率をさらに高めた人工筋肉で、出力・柔軟性・動作速度等、アーマータイプ用人工筋肉として求められる要素はいずれもエクスパンダ―を凌ぐ高レベルとなっている。一般的な対アーマータイプ用強装弾の侵徹を防ぐ程の強度と柔軟性も持つ。
 ヘキサグラムの高効率浸透に伴いその性質もヘキサグラムに近づいており、損傷してもごく軽微であれば自己修復が可能。

・「居竦み」
「威ぃぃいいい……覇ぁああああッ」と聞こえる裂帛の気合の叫び。敵性ヘキサギアやヘテロドックスのアーマータイプ、果てはパラポーンでさえ動きを封じる程の威力を持つ。
 アーマータイプの電子戦能力および搭載AIに低レベルながらも宿すゾアテックス由来の獰猛さに加えての、古来の武術に伝わる「意念の力」を相乗させた威嚇行動の類と言える。
 またこの機能がECCMのようにも働くため、インペリアルロアー等のヘキサギア戦での敵からの威嚇行為に屈することも無い。

・共振励起
 オリジナルのゾアントロプスから模倣した機能の一つ。所属機関のロード・インパルス系ヘキサギアの機能も参考にしつつ開発、実装している。
 背部コネクタに装填されたもの以外にも、全身の人工筋肉に浸透するヘキサグラムを全て同調させることで実現している。性質はレイブレード・インパルスのものと同様で、無論同様の弱点も抱えており、全ヘキサグラムが基底状態に至った場合は直立姿勢を保つのが精一杯となる。

PARTS ゾアントロプス・レーヴェ
パラポーン・イグナイト(余剰部品を使用)
フレームアームズ エクステンドアームズ01
ドリル
ハイキューパーツ ネオジム磁石

機体解説

 ヘテロドックス「蒼穹紅蓮団(アズール・ブレイザーズ)」室員、新田原 大吾(にゅうたばる だいご)の纏うアーマータイプ。
 蒼穹紅蓮団は正式名「アオツキ・カンパニー特殊状況対策室」と称し、室員の一人ラファエル・クァイア曰く「武装した“何でも対応部署”」である。
 アオツキ・カンパニーは重工業とエレクトロニクス・精密技術分野で小さからぬ業績を残しており、財力も高いとされている。近年ではヘキサギアおよびヘキサグラム関連の独自研究も進めており、主導者は“女王(レジーナ)”と呼ばれる本名・実齢不詳の少女である。
 アオツキの究極的目的はリバティー・アライアンスとSANATとの“和解”である。人間のままでありたい者、情報体として生き続けたい者、それぞれが干渉し合わずありたいようにあれる世界の到来を彼らは望んでおり、ゆくゆくはLAとSANATとの調停役を買って出ることを画策している。
 もっとも、その為にはLA側が優位でなければ話にならない。その為彼らはLAに加担、彼らを優勢に導く為蒼穹紅蓮団を組織、SANATに和睦を迫ろうとしているのである。
 しかし非人道的活動またはその産物とみなした事物にはLAのものでも牙を剥く為、立場をあくまでヘテロドックスとしており、非公式に彼らに抹殺されたLA加盟の研究機関やその関係者もいたと噂される。

 当アーマータイプは正体不明の獣人“ゾアントロプス・レーヴェ”を模し、蒼穹紅蓮団で独自開発・制作されたものである。頭部の一対の角状アンテナの形状から“オーガ(鬼)”と命名されている。
 壱号機“オーガⅠ”から改良されたバージョンで、更なる改修の余地を見込まれているものの、一応の完成形とされ同団の男性室員により運用されている。オーガⅠの着用者は同室員の不世出の天才ガンマン、ラファエル・クァイアである。
 形態面ではほぼゾアントロプスを模すことに成功、しかし性能を完全再現することは叶わずにいる。それでもエクスパンダ―を上回る筋力、第三世代ヘキサギアに迫り得る反応速度を得ており、既知のアーマータイプやパラポーンを大きく凌駕している。
 とりわけ、オリジナルに比すれば相当に低レベルながらも、人型機体でありながらゾアテックスを付与することにも成功したと外部にはみなされている点が大きな進展と言える。蒼穹紅蓮団のバックアップを務める「アオツキ・カンパニー」で独自改良されたKARMA型AI“DITA(ディータ/Dexterous Intelligence for Tactical Assistance:戦術支援高度知能)δ”により発動しているゾアテックスは、獣性と理性の兼ね合いを高バランスで保っているとされ、具体的には「ゾアテックス搭載と言っても、平たく言うと『装着者の“動物的なカン”と“勇気”を共に増幅する』作用を持たせられた程度」と説明されている。
 当然、多くのLA加盟組織がこの技術に関心を向けているが、しかしアオツキは技術公開を一切考えていない。

 装着者・大吾は元極東の島国の精鋭ヘキサギア部隊の一員であった青年で、「防ぐ相手の剣ごと全てを斬り倒す」、型を持たない我流の剣技を編み出している。蒼穹紅蓮団の副長シド・アロウに窮地を救われた経緯から同団にスカウトされ、組織の理念「SANATと人間の共存」に共感、一員となり、シドと頻繁に協働し切り込み隊員を務める身となっている。
 勇猛剛直な現代の武人である大吾だが、平時は長身で体格に優れるだけの至って温厚な、どこにでもいそうな好青年である。しかし強い正義感を持ち礼儀正しく誠実な故、力弱き者を苦しめる者相手には“鬼侍”となる。
 彼は今日も闘いの場にて、呟き、剣を奮う。

“I shall put your stupid delusion to my sword(その馬鹿げた妄想を斬り捨てる)”


「大吾さん、間もなく副長との会合地点です」
「OK、δ。さて、どんな闘いになるやら」

 目的地には民間人も多数いる可能性が考えられる。事前に打診されているだろうが、今、どの程度が避難できていることやら。未だ残されている人々もいるだろう。
 LAとVFの思惑がどうあれ、巻き添えの犠牲者は出すべきでない。
 人を救うことは難しい。しかし救う努力をやめれば、救える筈の人も救えない。
 人は皆、非力。しかし、無力では断じて無い。誰でも他の誰かの為に、為せることが必ずある。
 今、この自分にできる限り、誰かを護る。
 それが非情の凶器である剣に生きる自分の、償いだ。

 敵も、味方も、それ以外のヘテロドックスも、玉石混交だという。
 それぞれの力は未知数。そんな中では自分とて、玉か石ころか、分かったものではない。
 だが石ころだとしても、石ころなりの意地を見せてみせる。

 聞けば、各地でテロ行為を働いている輩さえも、“オールイン・ジ・アース”奪取を目論んでいるという。
 正義なんて如何様にも形を変える、不確かなもの。その姿を正確に見たことのある者などいない。 
 テロに訴えねば、届かぬ思いもあるのかも知れない。暴力を用いねば行使できない正義も、確かにある。
 だが、その力にて踏みにじられるささやかな幸せを「些細な犠牲」と称し、力弱きものを力で組み伏せることに無頓着でい続けるのであれば、許せない。いかな立派な大義に基づこうと。
 それこそ、馬鹿げた妄想の産物だ。

 自分は、甘いのだろう。あらゆる点で。
 だがそれ故に、蒼穹紅蓮団に招かれたのだ。副室長である「姐さん」に。

「大吾さん、βと完全にリンク、あと10秒で副長が見えるでしょう」
「よし。しっかり頼むぞ、δ」
「はい」
「ふざけた輩は許すまじ。それでは、いざ――」

 その妄想を、斬り捨てる。

BATTLE POINT

Mobility 機動力・運動性能
9
Offensive Power 火力・有効射程性能
2
Defense Capacity 装甲・耐久性能
2
Battle Endurance 継続戦闘能力
7
Search Capabilities 索敵性能
Special Abilities 特殊技能
5
TOTAL 総合ポイント
30

作品応募動機・コメント

 ゾアントロプス・レーヴェのデザインはさすがにカッコよく、もし自分の作品の一員として部隊配属するならこうする、という要素を考えて改造・塗装してみました。高性能であってほしいのはやまやまですがオリジナルと同性能とするのは気が引けましたので、かなりダウングレードしています……したはず。
 設定もどうしたもんやらと、だいぶ苦慮してこのようにしています。何とか公式ストーリーのキャラとしてヘキサギアチームが使いやすくできるよう配慮したつもりでしたが、いかがでしょう。
 独自改造点としてヒゲをそり、ネコミミを取り除いて代わりにオニのツノをつけてみました。

 蒼穹紅蓮団の名称は知る人ぞ知るセガのシューティングゲーム『蒼穹紅蓮隊』から取ったものです。アズール・ブレイザーズという英訳はK-Zo.の独自解釈ですが、響きがカッコいいので、使わせてください。組織や大吾も含めた構成員の設定は昔、元友人と共著したけど諸事情で廃棄としたオリジナル作品から一部変更して、転用しました。さすがに7年あまりも考え続けたネタだったので、闇に葬るのはもったいなかったので……。
 リバティー・アライアンスとMSGヴァリアントフォース、ひいては人間とSANATを平和裏に共存させよう、と考える勢力は未だどなたも発案してないように思えたので、このK-Zo.が提案させていただきます。まずは先鞭として副室長シドと、彼女にスカウトされた現代の剣豪青年・大吾の切り込み隊員コンビから登場させてください。うら若き深層の令嬢室長フィリス、仲間である天才ガンマン・クァイアら他のメンツの紹介は次回以降のミッションの折にでも。
 なお、大吾の声のイメージは松本保典さん(『サザエさん』波野ノリスケ役、他)で❤

GOVERNOR DATA

  • NAMEK-Zo.
  • SNS hobbycom.jp/my/1f5d002d7f
  • UPDATE2018/08/15

COMMENT

♪ちゃらっちゃらっちゃらっちゃららら~×3 ちゃ~ちゃっちゃ~
 たった一つの真実見落とす、見た目は若造! 身体はオヤジ!! 頭脳は子供!!!
 その名は、迷探偵K-Zo.(けいぞう)!!!!
♪ちゃららっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっ

 昭和のころからの愚直なゾイダー(ゾイド愛好家)です。ゆえに、ヘキサギアに飛びつきました。
 バルクアームαも持ってて改造もしましたが、どうしてもヒト型より獣型ヘキサギアを作ってるほうがはるかに楽しめるというガバナーです。それもこれも、ヒト型ロボットアニメにハマる前にゾイドにヤラレタからだろうなぁ。
 人はヒト型のもののほうに親近感を持つもの、というのは分かっています。だからバルクアームやヒト型ヘキサギアを熱心に作りたくなる方々のお気持ちも仕方ないとは思いますが、ケモノ型として世に出たヘキサギアはケモノ型として仕立てたいのが、このK-Zo.なのです。

 どうしてもガッツリ改造・しっかり塗装しないと気が済まない難儀なタチなので制作ペース遅いですが、これからもヘキサギアの発展の為に頑張ります❤
 アイコンの白犬人形は我が愛犬・まるたろう。
「わん! おいら、まるたろう。おいらの声は井澤佳の実さん(『フレームアームズ・ガール』寿 武希子役)で、よろしくね」

 最近前髪と、抜いた鼻毛にすら白髪が交り始めて、つくづくオヤジ化していってるんだなぁと痛感しています。長さ2㎝を越える鼻毛が抜けたこともあってさらにビックリ……。
 ♪オ~ヤジ~にな~りた~くな~い
  オ~ヤジ~にな~りた~くな~い……❤

 前々から模型サイト「ホビコム」に名を連ねています。ヘキサギアで作ったゾイドもそこで公開させていただいてますので、よろしければご覧ください。

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