ヘキサギア複合戦闘システム「テールカッター」
SPEC
TYPE | 狙撃&特殊攻撃 |
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WEAPON | 「クレイブアームズ」「リボルビングバスターキャノン」複合爆導索発射機「テールカッター」 |
PARTS | ヘキサギア ・ヘキサギア バルクアームα(アルパ) ・ヘキサギア スケアクロウ ・ヘキサギア ブースターパック002 ・ヘキサギア ブースターパック001 ・ヘキサギア EXユニット001 ガバナー ・ポーンA1 ・ライトアーマータイプ:ローズ MSG系列 ・ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン ・HW-01 ストロングライフル ・HW-04 グレイヴアームズ ・HW-08 セントリーガン ・HW-17 リボルビングバスターキャノン ・MW-21 ハープーンランチャー ・MW-23 大型ミサイルランチャー ・MW-30 ベルトリンク ・MW-36 ミサイル&レドーム ・MW-41 バリスティックシールド ・メカサプライ01 フレキシブルアームA ・メカサプライ02 フレキシブルアームB ・メカサプライ05 ジョイントセットA ・P-139 メカニカルアーム ・P-149 HIPS関節Ⅱ その他 ・百円ショップ「キャンドゥ」のネイルアートデコレーション(爆導索の弾頭シーカー部に使用) |
機体解説
寸劇と出演ガバナー
隊長(ボス):ポーンA1(赤ライン入り)
隊員(男):ポーンA1(赤ライン無し・スケアクロウ騎乗)
隊員(女):ローズ(短髪改造・バルクアーム騎乗)
1.作戦立案
「尻尾を切る?」
「ああ。ありゃあどう見ても恐竜――それもティラノサウルスみてーなモンだ。あの尻尾をぶった切った瞬間アイツは頭から砂に突っ込んで動けなくなるだろうよ」
「まあ、言われてみれば頭と尻尾でシーソーみたいな格好だけどよ。どうやって切るんだよ、ボス?」
「そうよ。ウチらのチームには第三世代型はないのよ。私の”バルクアーム”と”スケアクロウ”。あとはどこから拾ってきたかも分からない、くたびれかけの”ムーバブルクローラー”――”ボルトレックス”相手だって危なっかしいわ」
「そこで『危なっかしい』で済ませるお前さんも大概危なっかしいがね。だが、それならそれでやりようもあるさ」
「狙撃でもするのか?」
「装甲で弾かれるわ。もし隙間に当たっても尻尾を吹き飛ばす程の武器なんて手に入れようが無いわよ」
「爆導索――それも特大のを尻尾に巻き付ける」
「爆導索?」
「爆薬付きの紐付きミサイルのことだ。昔一気に地雷を片付けるのに使ってたそうだが…」
「おうそれだ。幸い部品屋のオヤジにはカードの貸しもたんまりあるからなぁ。色々と手配は出来るぜ」
2.攻撃手段
「ヤツの尻尾の装甲は、幸いなことに突起が少ないし隙間も多い。オマケにケツや尻尾には武装も見えん。爆導索が巻き付く時に、自然と引き締まる力で索が隙間に挟まるだろう――で、そこに」
「爆破コマンドをクリック! クリック! クリック!――と」
「そうだ。いくら頑丈でも装甲の隙間に巻き付いた爆薬の束から全周囲爆発を食らえば、少なくとも相当なダメージを受ける。もし、ヤツの構造が本当に恐竜を模していれば――」
「いれば――何なの?」
「補助AIも一つくらいは潰せるかもしれない。恐竜の脳味噌は尻尾側にもあったそうだからな」
「ならば、なるべく付け根を狙った方が良いのか」
「いや。尻尾が太すぎれば効果が薄れる。順当にど真ん中を狙っていこう」
3.装備概要
「で、この”クレイブアームズ”だ」
「こいつのパイルバンカーでボルトレックスにトドメ刺したなぁ」
「ゾアテックスモードの第3世代をぶち抜くだけのパワーがあるこいつを、爆導索の射出に使う――だが」
「トルクはあるし耐久性も悪くないけど、遠くまで何かをぶっ放すにはパワーが足りないわ」
「そうだ。そこで俺が部品屋から仕入れてきたのが――この”リボルビングバスターキャノン”の動力部だ」
「リボルバーならパワーも安定性も保てるってことか」
「そうだ、そしてそこに更にチャージャーを追加する」
「チャージャー?」
「ボス、まさかアレを?」
「この前の地下水脈で拾った魚モドキの”大型動力装置”か! いやちょっと待てボス――アレ燃料(ヘキサグラム)バカ食いするぞ?」
「こっちにはスケアクロウがあるからな。こいつのヘキサグラムストレージで燃料は充分賄える」
4.作戦詳細
「いいか、それじゃあ作戦のおさらいだ。
まず、”リボルビングバスタークレイブランチャー”はクローラー脚改造スケアクロウとバルクアームと共に装備して目標近くまで接近。
狙撃の好適地まで辿り着いたらバルクアームがリボルビングバスタークレイブランチャーを展開し、動力を接続。
その間、俺たちが周辺警戒とヤツの動向監視―――ついでに退路も目星を付ける。
発射直前までバルクアームはリボルビングバスタークレイブランチャーを調整し…」
「…ボス、長いから”テールカッター”でいいんじゃない?」
「…そうだな。で、ここでテールカッターを発射! 両脇の予備弾倉も併せて最大4発をぶっ放して、成功しても失敗してもすぐさま撤退する」
5.爾後方針
「でもよぉボス。テールカッター以外は俺たちの携帯火器だけってちょっと思い切りすぎてねぇか?」
「下手に欲出したらそれこそ全部パァになっちまう。ここは狙撃の一点に絞ろうぜ」
「そうだな。まあ、成功すれば『あの尻尾をぶった切った連中』ってだけで一目置かれるし」
「失敗したらバレないうちに逃げた方が恥かかずに済むわ」
「そういうことだ。よし、行くぞお前ら」「「了解!」」
解説本編
「オールイン・ジ・アース」の、あの長い尻尾をぶった切る―――その一点に特化したチーム。
第二世代型だけの小規模部隊で、生存率との兼ね合いで導き出したのが「ワイヤーで繋いだ爆薬の連続体を尻尾に巻き付けること」。
その為に大威力の実体弾狙撃を求めた結果「クレイブアームズ+リボルビングバスターキャノン+大型動力装置」というゲテモノランチャー「テールカッター」がデッチ上げられた。
大型動力装置は「スケアクロウ」胴体下面に装備されたが、ヘキサグラムの消耗が激しいのでスケアクロウのストレージによる補助が必須となり、「バルクアーム」単体では運べなくなったので、テールカッターの「脚兼動力源」としてスケアクロウの胴体に「パワードガーディアン」のクローラーが追加された―――謂わば半自走砲化したといえる。
とはいえ、クローラー自体がオンボロで、そこにテールカッターとスケアクロウが乗っかったので、機動性は「バルクアームに併走して足を取られないだけで御の字」程度。更に移動時にはスケアクロウの前車体にテールカッターを積み込むので、ガバナーからの視界は最悪というかほぼなし。その為指揮官が前車体に立ち乗りしてのナビゲートが必須。バルクアームは砲手であると同時に「何かあった時」の掘り起こし係も兼ねている。
ツギハギ改造のテールカッターは砲側での照準調整など望むべくもないので、バルクアームが照準調整(物理)を行い射撃する。砲基部両側の大型ミサイルランチャー部分に爆導索のロケットと爆薬がパッケージされているが、初弾以外はバルクアームが砲口から装填しなければならない(驚きと伝統の先込式!)。
なお、射撃時にはスケアクロウのストレージから大型動力装置にヘキサグラムを供給しつつテールカッターに動力伝達、それをバルクアームが微調整しつつ射撃する。テールカッターの展開や撤収、予備弾薬の装填もバルクアームが必須。
この様に無理矢理デッチ上げた問題点だらけのシステム構成なので、「全弾(4発)撃ったら即撤退」の方針が決まっている――というか他の武装がガバナー達の手持ち武器だけなのでそもそも戦力にならないし…。
必要ならテールカッターは遺棄。最悪の場合にはバルクアーム若しくはスケアクロウのどちらかが(チームを乗せて)撤退出来ればそれもやむなし。
BATTLE POINT
作品応募動機・コメント
「熱砂の暴君」を見た瞬間の直感――「これ、尻尾切ったら即終了じゃないか?」――だけを旗印に、色々と妄想を膨らませて「尻尾を爆導索で切る」為(だけ)の機体を用意しました。
この機体の装備の為に、またMSG(特にロケット系)に資金を投入して装備が充実しました―――FAのホーク搭載型が間に合っていればそれ使ってたと思います。
直接トドメを刺すのは第三世代なり近接戦を狙う戦友諸君にお任せします。多少なりとも戦局に資する事が出来れば、チームのメンバーも報われましょう(主に恩賞的な意味で)。
GOVERNOR DATA
- NAMEnazaki
- SNS https://twitter.com/s_nazaki
- UPDATE2018/08/30