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MISSION 01 GOVERNORS ミッション 01 熱砂の暴君 参加者

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リバティー・アライアンス

バルクアームα ヘーゲル専用機 《ジャンク》

SPEC

TYPE 空挺降下強襲/白兵主体機
WEAPON 【大型マニピュレーター】
●保持、或いは対象の破砕を目的とした重機用装備オプション。
●本作戦においてはALL IN THE EARTHに対する「掴みかかり」、緊急シールドの代用、数回限りの白兵武器として運用する。

【サブアームマニピュレーター】
●今回装備している大型マニピュレーターに代わり、繊細な作業、武器運用を行う。
●反動制御に難があるため、複数のサブアームが相互に支えあい、一連の動作を行う。

【背部大型ブースター・脚部小型ブースター】
●バラック小屋の立ち並ぶエリアで、直接ALL IN THE EARTHにアプローチするための装備。
●あくまで降下のためのもので、飛行は念頭においていない。
●ALL IN THE EARTHに直接「乗る」事をヘーゲルは目指しており、本作戦の要のオプションとなる。

【ロングライフル】
●空挺降下中の自衛用武器。
●反動制御に難のあるサブアームでも運用しやすい、かつ航空戦力には致命傷となる、単射で高威力なものを採用した。

【小型レドーム】
●リバティー・アライアンス所属各社との情報連携を目的として、別機体に搭載されていたものを社内稟議を通して徴収したもの。
●しかし、ヘーゲルがこれを徴収した本当の目的は「同業他社様の技術調査」であり、一連の作戦中に敵味方問わず情報を回収するという目論見がある。

【ガトリングガン】
●股部に搭載された装備で、空挺降下中の対地迎撃に用いられる。
●本来はアーマータイプを装着したガバナーに対する威嚇射撃を意図したものだが、今回は作戦に合わせ破壊力を重視した弾が装填されている。

【マルチランチャー】
●煙幕、ビーム撹乱幕等を搭載した防衛用オプション。空挺降下中の迎撃対策、及びALL IN THE EARTHに接触後の自衛用として装備している。
●敵味方問わず射撃が飛び交う中の作戦行動となるため、「お守り」以上のものをヘーゲルは期待している。

【パイルバンカー】
●空挺降下後、ALL IN THE EARTHに撃ち込むことを目的とした今回の「最終兵器」。
●杭からは高電圧が流れる仕組みとなっており、ALL IN THE EARTHの関節部をピンポイントで潰すことを意図している。
●対象の「捕獲」を目指したヘーゲルは、機体を無闇に破壊してしまう恐れのある射撃攻撃を捨て、敢えて危険な直接白兵攻撃を選択し、パイルバンカーを装備した。
●複数回撃ち込みができる仕様であるが、杭部の耐久限界があるため、乱発はできない。
PARTS 【ヘキサギア】
・ヘキサギア バルクアームα
・ガバナー アーマータイプ:ポーンA1
【M.S.G】
・ヘヴィウェポンユニット オーバードマニピュレーター
・ヘヴィウェポンユニット バイオレンスラム
・ヘヴィウェポンユニット レイジングブースター
・へヴィウェポンユニット セントリーガン
・ウェポンユニット バトルアックス・ロングライフル
・ウェポンユニット ミサイル&レドーム
・プラユニット 丸モールド
・プラユニット バーニアノズルⅣ
・プラユニット ケーブル
・プラユニット ショートパイプ
・プラユニット フックⅡ
・メカサプライ ジョイントセットB
・メカサプライ フレキシブルアームB
・メカサプライ プロペラントタンク〈角〉
・メカサプライ エクスアーマーA
・メカサプライ ディテールカバーA
・メカサプライ エクスアーマーC
・ハンドユニット ワイルドハンド
・商品タグについている結束材(ガバナーの胴コード部分)

機体解説

【ガバナー:ヘーゲル】
●民間軍事会社「COMPANY」の中堅社員で、30代前半の男性。
●対外的にはいわゆる「ビジネス言語」を用いて、一人称は「私」となるが、社内での一人称は「俺」となり、部下、後輩にはゆるい言葉使いをする。
●「COMPANY」は土木作業、資材の仕入れ、それらを用いた他社機材の修理等々、民間軍事会社とは名ばかりの、何でも屋の様相を呈している。
●そんな社内において人材不足も相まって、ヘーゲルは一連の現場作業系を一通り行えるようになっている。
●自身で使う機材(ヘキサギア含む)は自分で調整することを信条としていて、周りに手伝ってもらうことはあっても、最後は必ず自身の眼と手で確認を行う。
●今回の「超大型ヘキサギアの破壊と残存勢力の排除」については、極力「機体の奪取」を目指している。
●同時に、本作戦に参加する同業他社様、及び敵対勢力の「技術」を間近で確認することを、裏の目的としている。

【ヘキサギア:バルクアームα ヘーゲル専用機 《ジャンク》】
●修理部材として格安で払い下げられてきた中古のバルクアームαの各パーツの中で、不良在庫として残ったものを「業務で使えるようにする」という名目のもと、ヘーゲルが組み合わせ、改修した機体。
●この事からヘーゲルは愛着を込めて《ジャンク》と呼んでおり、社内でも定着。識別名も《ジャンク》となった。
●継続運用を念頭に特殊な部材を使わないようにしているが、、ヘーゲルの運用思想に合わせ、機体の構成がチューンされている。
●特に特徴的なのが、唯一の高級部材、赤色に光る高性能単眼カメラユニットと、頭が無いように見える前面装甲配置となる。
●今回の「超大型ヘキサギアの破壊と残存勢力の排除」については、作戦内容、エリアを念頭に、直接目標に対し「空挺降下」を行うことを想定した装備オプションとなっている。

【ストーリー】
外界の気象状況を忘れさせるような会議室の中、ヘーゲルは大型ディスプレイに表示されたバラック小屋の集まりや、「ALL IN THE EARTH」の画像を背に、いつもの言葉で締めくくった。
「以上が今回の案件について、私からの提案となります。実施についてご検討のほど、よろしくお願い致します」

―……

「COMPANY」の倉庫兼作業場の中は、各種ヘキサギア、重機、機材を格納しても、まだ余剰を持つだけの広さがあった。だが、その容積すらも上回り充満する各種物質の匂いは、まさに倉庫、作業場のそれである。その中を歩く若手社員にとって、まだまだ慣れなれない重さであり、若干の酔いと目眩を引き起こす。
彼が探していた人物は、バルクアームの下、作業服姿であぐらをかき、コンソールをカタカタと叩いていた。その打ち込みは途切れることなく続いており、仕事の慣れを感じさせる。若手社員はまず、頼まれていた報告をした。
「ヘーゲルさん、社内稟議、GOでましたよ」
声をかけられたヘーゲルは、コンソールから目を離さぬまま、仰々しくプレゼンしたときとは真逆の調子で答える。
「お、だよねぇ。わかった。報告ありがと」
そんな軽い回答は、自分達若手に対する、半周りほど年上のヘーゲルからくるいつもの対応だ。だが、だからこそ、この回答方法は若手社員がもつ「ある不安」を増長させた。聞かずにはいられない。若手社員は、せきをきったように質問し始めた。
「てかヘーゲルさん、《ジャンク》で空挺降下するってマジっすか!?」
「え、ああ、そうよ。別案件で腐ってたブースターも、これで成仏できるだろ。いつもながらで余剰部材使って組んでんだから、上も文句ないだろうし、そりゃ稟議通るべ」
「いや、そうじゃなくて……」
若手社員はヘーゲルの前にそびえ立つバルクアーム、ヘーゲルの専用機、紫の《ジャンク》を見やる。しかしヘーゲルによって改造された《ジャンク》の単眼カメラは、そんな若手社員を無視するように、真正面を見つめ続けていた。
「こいつで空挺降下とか、どうなるもんか、わかったもんじゃないっすよ……もっと他に無かったんすか?」
若手社員の不安は、もちろんヘーゲルに対するものでもあるが、多分に作戦自体にたいするものでもあった。
【バルクアームを用いた空挺降下強襲と、対象への捕縛アプローチ】
文面だけでは些か以上に特殊な内容である。若手社員はヘーゲルが経験を重視した現場主義的な部分を持つと重々承知していたが、聞かずにはいられなかった。そして、この質問に対しては、ヘーゲルも画面から目を離し、自身の後輩を見やりながら答えた。
「ないね。これが俺が持ってる部材の中で、最良よ」
「いやぁ……だって、なんであんなデカブツに対して、わざわざ空挺強襲なんてリスキーなことするんすか……」
若手社員の反論的視線、意見を、ヘーゲルは若干面白く思いながら、立ち上がる。そして《ジャンク》の脚部装甲をバンバンと叩きながら、後輩指導を始めた。
「確かにな。あんなデカブツ、やろうとしたら遠距離からでも十分、攻撃はできるだろ。攻撃はな」
「でもよ、俺、あれを《捕縛》したいのよね」
「バラック小屋の密集地……あんなとこ、バルクアームやらの駆動回りじゃロクに動けんよ」
「デカブツさんは、もうその辺無視して突っ切るんだろうけどな」
ヘーゲルは脚をブンブンふり、蹴散らすようなジェスチャーを取る。
「したら、直接真上に落ちるのが手っ取り早い」
更に指を二本したに向けて、脚を模したそれをバタバタさせながら、腕を下ろしていく。
「ん~……なら第三世代や、あれ、ヘーゲルさんが今作ってる奴でも良いじゃないっすか」
若手社員の視線の先、倉庫の奥。並ぶ第三世代ヘキサギアと、更に奥には現在ヘーゲルが組み立て中の小型機体がいた。この質問に対しても、ヘーゲルは《ジャンク》の脚部装甲をさするように触りながら、キッパリと答える。
「だめよ。報告書、見たっしょ。《インペリアルロアー》。あれが対策できない」
「それに、高速戦闘主体・軽装甲の第三世代や、今作ってるアイツじゃ、俺が目指す《捕縛》には向かんよ。やっぱこいつがいい」
そのままヘーゲルは《ジャンク》を見上げる。《ジャンク》は相変わらず、正面を向いたままこちらを見たりはしない。
「チャンスはその《インペリアルロアー》だ。おそらく敵勢力の第3世代の対地対空護衛機も、このタイミングでは目標には近づけないだろうし、影響も受けるはずだよね」

「この前後で、やつに《乗る》」

「マジっすか……」
「マジよ、マジマジ。大マジ。そもそも密着しちゃったら、敵はこっちを撃とうにも撃てないだろうし、《破壊前提》の他社様も、牽制できると思うわけで」
「……それにね、《ALL IN THE EARTH》あいつの背中は特等席よ」
「特等席?なんのっすか?」
「この作戦、どれだけの同業他社様、敵勢力、それに未知の面々が参加するかわからない……それら全ての技術が、あそこでなら見れるでしょ。その特等席」
「……はぁ」
「たぎるねぇ。どんな技術を持ってくるのか。俺の《ジャンク》がどこまで通用するか。良い技があったら盗みたいし」
「……先輩、いつか死にますよ……大丈夫っすか?」
「ま、そのための強化装甲服だし。ちゃんと保険も入ってるから、なんとかなるよ」
「それにね、俺が全部やるわけじゃないから。同業他社様の素晴らしい機体達が、あちらさんの護衛機を削ってくれるだろうし、空挺降下も助けてくれるでしょ」
「で、降下中は宣伝だね。『こちらCOMPANYのヘーゲル。これから降下します。機体修繕、部材整理、共同作戦、なんでもご用命ください』ってね」

ここまで聞いたところで、若手社員は一際大きいため息をついて、それ以上の追求を諦めた。この人なら最低限、会社が黒字になるであろうくらいの利益は得るだろうし、なによりここまで爛々としていても「死んで」まで仕事に従事する人でもない。ただ、趣味の延長に今の状況があるのだと、自身を納得させたのだ。
ヘーゲルは「そんなわけで」といいながら、再び座り込み、コンソールをカタカタと打ち始めた。覗き込んでみると、そこには莫大な数の「降下シミュレーション」の結果が表示されていた。
この先どうなってしまうかわからないが、この案件が無事に終わったら、改めて現場がどうだったか聞いてみようと、若手社員は思った。

BATTLE POINT

Mobility 機動力・運動性能
3
Offensive Power 火力・有効射程性能
6
Defense Capacity 装甲・耐久性能
8
Battle Endurance 継続戦闘能力
7
Search Capabilities 索敵性能
Special Abilities 特殊技能
2
TOTAL 総合ポイント
30

作品応募動機・コメント

自分の考えた○○が、物語の中に参加できるかも!なんと熱い企画なんでしょうか!模型を作る楽しみの醍醐味の一つを、このように公式に提供してくださるのは、とても心がおどりました。
作品自体はミッション記載の文面を読んでみて、自分=ヘーゲルさんならどうするだろうと考えました。バルクアームが好きだからバルクアームで参加したい。でも、バラック小屋が邪魔をする……。同業他社様の機体がおおよそ破壊方面に向かっている……なら、直接対象に降下、白兵戦して捕獲じゃい!と、相成りました。
プラモデルを作る楽しみを、久しぶりに噛み締めました。今後も複数のミッションが展開されることを楽しみにしています。

GOVERNOR DATA

COMMENT

プラモデル等々、いろんな趣味を楽しんでいます。ヘキサギア、ブンドドできて楽しいですね。今後のミッションにも期待です。

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