SPEC

機体解説

「ゾアントロプス」と呼称されるヘテロドックスの登場は、双方の陣営に大きな影響を与えた
人間とほぼ同サイズでありながらヘキサギアに匹敵する戦闘力を有するその存在に対し様々な対抗手段が検討され、その中で1つの案が提示された

「ゾアントロプスに匹敵する戦闘兵士の開発」

相手が人間サイズである以上、対抗するには同じ人間サイズの存在の方が効果的である という意見から、人間サイズの兵器…つまりパラポーンをベースにした強化兵士を製造する計画が始動する事になった

この試作型兵器…コード「キメラ」はその計画により開発された試作型の一人である
鳥を思わせる頭部や背部に装備された各種武装、そして何より特徴的なのはその右腕で、三股に分かれたその腕部にはそれぞれ別の武装を装備可能で、あらゆる場面·あらゆる相手との戦闘を可能にし、通常の人型では不可能な戦闘方法をも出来るようになった
しかし、腕を増やしたからといってすぐに動かせるようになる訳ではなく、この肢体を操作する人格の選定及び訓練は非常に難航――結果、現状実際に人格がダウンロードされた「キメラ」は僅か数体しか存在しないとされる

今回この作戦に参加する「キメラ」もその数少ない1体であり、主に実戦データの収集を目的としている
…が、真の目的は本機の開発目的である「ゾアントロプス」との戦闘、可能であるならば捕獲する事である
もしも戦場に「ゾアントロプス」が確認された場合にはソレとの戦闘を最優先に行動する可能性が高い
――例え友軍や他の敵がいた場合でも、ソレらを薙ぎ払ってでもそう行動するであろう

-人格データ紹介-
個人名.ファルス
人間だった頃は元特殊部隊であり、「キメラ」の肢体操作にも直ぐに順応した
非常に好戦的な性格であり、目標を達成する為には多少の犠牲は無視して行動する

「クククッ…あぁ、今回の作戦にはゾアントロプスは来るんだろぉ？」
『偵察隊がそれらしき存在を確認している。可能性は高い』
「あぁなら…そいつもリバティーの連中も邪魔なヤツもみんなみんなバラバラにしてやろうじゃないか…クククッ…」

BATTLE POINT

作品応募動機・コメント

前回投稿したのがバルクアームのカスタム機だったので、今回はゾアントロプス·レーヴェをベースにした作品にしてみました
…しかし自分でいうのも何ですが腕を異型にするの好きですね…