SPEC

機体解説

　オールイン・ジ・アース。その名を冠した試験実証機は、あらゆる現行兵器を凌駕した。
――「地上」においては。

　ローターロッド・ワイバーンはオールイン・ジ・アースの地対空性能、および索敵性能を補助する目的で開発された実験機である。通常は滞空、稼働時間を重視したビークルモードで運用され、戦闘時に翼竜を模したゾアテックスモードへとシームレスに可変する。全機にオールイン・ジ・アースと同系統の変性KARMAが搭載され、ゾアテックスモード時は単独での制御はほぼ不可能となり、オールイン・ジ・アースと同調して自律行動するため、ガバナーにとって本機を「手懐ける」のは少々骨の折れる訓練となる。

　戦闘は格闘主体となる。翼をなす左右合計6枚のブレードには複数個のヘキサグラムによる独立駆動系が採用され、ビークルモード時は長時間の稼働を実現し、ゾアテックスモードにおいては超振動により近～中距離の物体を直接触れずとも切断できる武器となる。個々の能力は低いが、本機は群体およびオールイン・ジ・アースとの連携でその真価を発揮する。

　ローターロッド・ワイバーンは、さながら衛星軌道上を公転するかのように、オールイン・ジ・アースの上空を旋回する。

　――たとえ翼竜の群れを退けたとしても、その先には「地上の王」が君臨しているのだ。
　もっとも、彼らの獲物となってなお、食い散らかされていなければの話ではあるが。

BATTLE POINT

作品応募動機・コメント

でかい恐竜には取り巻きの翼竜がつきものですよね！
ジャンク部品を翼の接続に使いましたが、それ以外のパーツはブースターパック001を一箱のみ、全て無改造です。
差し替えなしでヘリコプターと翼竜にカッチリ変形するギミックを重視しました。