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MISSION 02 GOVERNORS ミッション 02 魔獣追討 参加者

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ブラックウィドーwith“ネメシス”

SPEC

TYPE 強行偵察・後方攪乱・特殊工作用隠密型ヘキサギア
SIZE Standard HEXA GEAR class
WEAPON ・小口径レーザー機関砲(第一頭部上面)
 極高集束レーザービームを速射する回転砲身式機関砲。デモリッション・ブルート搭載の機関砲をレーザー砲に改装した試作品である。武装寸法に比して高い制圧力を発揮する。基部から上下左右に可動、対地・対空両面で攻撃を行う。エネルギー源は本体と独立したスタンドアローン方式の為、使用は機動性に影響しない。軽量化と積載弾丸重量との兼ね合いを考慮した結果の装備となっている。
 ビーム集束率が極めて高い為に貫通力に優れ、悪天候でも減衰しにくく安定した火力を発揮する。
 射程と面の破壊力はそれほどでも無いが、秘密裏に接敵し音も無く仕留める事を身上とする本機と専属ガバナーはそれを欠点と捉える事も無く、有効活用している。

・ヘッドアンカー(第二頭部)
 アビスクローラーの第二頭部由来の装備。人工筋肉を内蔵したケーブルで接続されており状況の遠隔探査の他、地形を把持しての上昇・下降も行う。
 それ以外にもケーブルを介し電磁サージを送り込む事が可能なように改造されており、後述のTOCSと併用し姿を隠しながら隠密接敵、標的と定めた相手にアンカーを取りつかせ秘やかに撃破する為にも用いられる。

・TOCS(トクス:第一頭部前面)
 Thermal and Optical Camouflage System(熱光学偽装装置)。 高性能の欺瞞装置で第一頭部前方に備えられた小型高性能のレドームと一体化しており、ディセプション・リピーターの機能を大幅に強化し敵性機のレーダー探知を長時間に亘り免れる機能と併せてエネルギースクリーンを周囲に展開、そこに周囲の風景と赤外・紫外線映像を投影する事で自機の姿を熱光学的にも隠蔽、外部からの目視探知も困難にさせしめる。
 余談ながら自機は極小サイズの「偽装の綻び」を敢えて作り、そこから外部を覗き見る形で状況を察知する。
 味方からも探知不能となる為、流れ弾や誤射の危険も伴うので使用には注意を要する。
 レドームシステム自体に搭載された各種センサーも高精度な為、高い索敵能力も併せ持っている。

・超小型プラズマキャノン(第一頭部後方)
 ボルトレックス搭載のものを幾許か改良し搭載している装備。面の破壊力を求める場合に用いるものであり、特に射撃回数の向上に重きを置かれてチューニングされている。破壊力と射程はボルトレックスのものと同等。
 基部から自在に可動、幅広い射角を有し、また武装寸法と比較すれば破格の威力を持つ事に変わりは無い。

・ヘヴィレーザーライフル(第一頭部右側面)
 小型ながら高い破壊力を有するレーザー砲。取り外してガバナーが保持し運用する事を主に想定した予備兵装。
 その威力はパラポーン用小型レーザーライフルに比して遥かに大きいが、寸法も相応に大きい為取り回しには(歩兵携行兵器としては)難があり、使用には熟練を要する。

・マニピュレータ
 機体前方に伸びる作業肢。ハイドストームのパーツを流用し構成されている。
 ガバナーが降機、機体が単独で活動する際に工作用腕部として用いる。
 精密作業用と位置付けられ、本装備を用いての格闘戦は考慮されていない。

・グライディングホイール(脚部)
 アビスクローラー由来の装備。本機はこれを利用する事で、軽量化された機体と相俟って平地ではロード・インパルスのビークルモード時のそれに比肩する走行速度を発揮する。

ハイマニューバ・アーマーユニット(尾部)
 尾部の外装を成す装備。試作装備である。
 ブロックバスターのエアマニューバスラスターと同原理の補助推力器(主に跳躍時の姿勢制御用)としての機能の他、グラビティコントローラーも内蔵した機動力・運動性強化装備。
 見掛け上の自重を増減し活動を補佐する他、防御能力“グラビティシールド”の発生源でもある。

・テイルアンカー(尾部)
 尾部搭載の装備。本機はヘッドアンカー以外に尾部にも人工筋肉繊維のケーブルを射出可能なアンカーを有する。
 やはり地形を把持し懸垂降下または上昇を行う他、敵機体にアンカーを取りつかせて電磁サージを送り込むことで敵の電装系を破壊する事もできる。

・グラビティシールド
 ハイマニューバ・アーマーユニットの発する重力場を斥力として周囲もしくは何処か一方に発信、実体弾・物理格闘兵装・エネルギー問わずあらゆる攻撃を跳ね除ける事を可能とした試験装備。ただし連続展開時間はミリセカンド単位と至極短時間な為、立ち止まって攻撃を受け続けることは危険であり、緊急時の防御用途のみに限られる。
 それでも本機のサバイバビリティ向上に大きく寄与している機能である事に変わりは無い。

・“シンク・トゥ・タルタロス”
 ハイマニューバ・アーマーユニットのグラビティコントローラーにより自らの見掛け上の自重を増大させて行う、上方から標的にのしかかり作用させるプレス攻撃。
 壁面・天井面への短時間の接地および走行を可能とする以外にも、重力制御により接地圧を下げる事で“足音”を低減させ自機の所在を隠匿する他、さらには自重を軽減するほうに働かせ相当の高高度まで跳躍する事もできる。

“バルーニング”
 本機はハイマニューバ・アーマーユニットの作用で“飛行”を可能とする。重力制御機能で浮上・推進し、その状態では味方ヘキサギアを一機までなら歩脚で保持し飛行する事も可能な程である。
 航続距離は限られるが短時間ならモーター・パニッシャーを上回る飛翔性能を発揮でき、主に現場到着の為と任務遂行後の逃走用として用いられている。アグニレイジ開発による副産物と言える機能でもあり、本機専属ガバナーからはクモ類の習性(幼体のクモ類が糸を伸ばし気流に乗って長距離を飛行移動するところ)になぞらえて“バルーニング”と呼称されている。

・ガンナイフ
 ガバナー用携行装備。予備武装として携帯され、性能はライトアーマータイプの標準品と同様。

・アサルトライフル
 ガバナー用携行装備。搭乗席右側付近に懸架される自動小銃。
 銃床と銃身を切り詰めて携帯性の向上を図られている。
 
・ディセプション・リピーター
 ガバナー用装備。両側頭部に搭載されている。
 ライトアーマータイプに搭載される敵性ヘキサギアおよびパラポーンのレーダー探知を欺瞞する装置と同一で、主に降機しての活動の際に用いられる。
 本機のものは出力・持続時間共にバランスの取れた性能に調整されている。
PARTS 【ヘキサギア】
アビスクローラー
ハイドストーム(腕部のみ)
レイブレード・インパルス(頸部のみ)
ボルトレックス(プラズマキャノンのみ)
デモリッション・ブルート(ミニガンのみ)

フレームアームズ コボルド+シュトラウス アーマーセット
同エクステンドアームズ02

ジョイントセットC
ディテールカバーA
フリースタイル・ガン
ミサイル&レドーム
ラインユニット1.5㎜径(ワイヤー表現)

【ガバナー】
LATミラー
アーリーガバナーVol.1(武装のみ)
ホビーベース プレミアムパーツコレクション 0.14㎜厚プラシート(ガバナーのゴーグル)

【デカール】
ヘキサギア コンソールデカールセット

機体解説

 SANAT直下の特殊機動部隊“TARTARUS(タルタロス)”隊長、ネメシスの乗機。
 
 TARTARUSはMSGヴァリアントフォース内部を監査する、全てにおいて最大規模の優先権を有する超越公安組織(あるいは憲兵隊)と言える組織である。その任務はプロジェクト リ・ジェネシス憲章に違反する者を積極的に探し出し除去する攻性の公安組織であり、特に憲章違反事項に伴い外部要因(ヘテロドックスやリバティー・アライアンス等)が深く関与しているといった場合の複雑な案件への対応を主業務としている。一方でVF各部署への支援要員として派遣される事もあるという。

 本機“ブラックウィドー”は地下構内で損傷・遺棄されたLAのアビスクローラーを回収・解析、ハイドストームのパーツを一部流用し再設計されたものである。SANATがその機体をそれなりに有用視したことから試験的に配備とし、両腕部と歩脚の一部を喪失していたがそれらを敢えて撤廃したままとした事で、格闘能力の著しい弱体化と引き換えに大幅な軽量化に成功、高い機動性を得ている。
 第一頭部正面のレドーム内蔵の高性能センサーにより非常に高い索敵能力を発揮し、また同装備内に搭載のTOCS(熱光学偽装装置)による高度な光学・電子的隠蔽措置と相俟って情報収集・潜入任務に於いて高い戦績を収めている。

 大きな変更点として“尾部”を追加している事が挙げられる。これは機体に獣性をより強く意識させる為の部位でもあるが、本機ではここに機動力強化用の装備を付随させている。尾部内には人工筋肉ケーブルで接続された射出式アンカーを格納しており、地形を把持しての懸垂降下や上昇、また敵機に取りつかせて電撃を与え電装系を破壊するといった攻撃手段としても用いる。第二頭部ヘッドアンカーにも同様の攻撃的機能が加えられており、秘かに忍び寄り敵を仕留めることに特化していると言える。
 搭載AIはSANAT代理体であるが、その中でも専用の改良を施したタイプであり、「KERES(ケレス:※ギリシャ神話のネメシスの妹達たる血塗れの女神“Ker/ケル”の複数形)」と呼称されている。本機搭載はKER1(ケル・ワン)。魅力的ながら普及の見込み難い鹵獲KARMAに少しでも性能面で近づけるべく開発されていたが、それでも成長性はKARMAに及んでいない。しかしSANATとダイレクトに繋がる端末でもある為、SANATの間接的統括とも言える形となっている。他のKERESシリーズとはSANATも記憶を閲覧できる形の独自ネットワークを築いているという。獣性についてはそれほど好戦的で無いものの、標的に対しては冷酷なまでに秘かに忍び寄り、倒す、無音のハンターとしての振る舞いを見せる。

 本機は正面からの積極交戦は避けるべき機体構成である。飽くまで敵に気付かれずに接近、短時間で殲滅、撤退する事を主眼とする、隠密機体である。
 KERESはガバナーが降機しての活動を頻繁に行うことを前提としている為、単独での判断力にも優れており、特に本機では精密マニピュレータを装備、各種工作作業を担えるよう改装されている。

 専属ガバナー「ネメシス」はMSG所属の古参女性コマンドとされている。SANATが独自に招聘、ネメシスなりの正義感から与したと言われるが、経緯を詳しく知る者はごく限られている。現在は情報体化し、専らミラータイプのパラポーン・ボディに宿っている。

 本機は“熱砂の暴君”作戦の直後、損害を受けたVF内部に相応の混乱と無秩序が発生、不穏な動きを始める事を危険視したSANATの命を受けたTARTARUSの一部部隊が出動する形となっている。
 その役目は高い隠密性と索敵性能、奇襲能力を活かしMSGヴァリアントフォース部隊に陰ながらの支援を施す以外に、VF側の不穏分子を見つけ出し排除する事も含んでいる。

「KER(ケル)、気付かれて無いだろうな」
『大丈夫でしょう、敵にも味方にもバレちゃいません。TOCSも“バルーニング”機構も絶好調です』
「私達は秘匿部隊だって事を忘れるな」
『分かってますって』
「やれやれ。さて、敵も味方も、それ以外も、どう出てくるか」
『つくづくボク達ってムズカシイ任務ばかりですねぇ』
「世の中は簡単にはいかないもんだ。私らのは一般人よりさらに難しいってだけさ」
『ふぅん……。ネメシス、貴女がSANATに付いた理由もボクは知らない。きっとムズカシイ理由があるんですね』
「まぁな。それについては訊くな。ヒマが出来たら教えてやる。もうすぐ到着だ、気を引き締めろ」
『はぁい』

 聞けば複数、我々の「同業者」が存在する。VF内部に。
 内部混乱を招きかねない事態をなぜ、SANATは放置する?
 LAやヘテロドックスへのブラフか? VFも一枚板で無いからつけ込める、と思わせるための?
 いや、SANATの演算力は確かに偉大だ。そんな単純な事では無い、何かがあるはず。
 そしてそれは、必要と判断されれば、我々に知らされる。
 それまで私達は、日陰者でいればいい。
 いつの世も我々のような存在は必要とされる。それは“必要悪”という詭弁では説明できない。
 ヘキサグラムやヘキサギアはじめ重要物資の密売、孤児の兵員化と人身売買、それに絡む政治家や企業の利権。その他諸々……ウンザリする悪徳が未だに多過ぎる。
 そんなのを弄ぶ下衆供を一掃するためにSANATと組んだんだ。失うものはもう、何も無い。
 今日も私は、ヒトを冥府の奈落(Tartarus)へ投げ落とす。無情にも、無残にも。

 ――そうしろと囁くのだ。私の“魂の叫び”が。

BATTLE POINT

Mobility 機動力・運動性能
70
Offensive Power 火力・有効射程性能
38
Defense Capacity 装甲・耐久性能
40
Battle Endurance 継続戦闘能力
60
Search Capabilities 索敵性能
Special Abilities 特殊技能
55
TOTAL 総合ポイント
333

作品応募動機・コメント

 みなさんが思い思いにいろいろなアビスクローラー派生機を作って楽しんでおられるのを拝見しているうちに、「僕も素敵なアビスクローラー欲しいな」と思い始め、製作しました。
 実は二作目のアビスクローラーです。最初に作った奴は好みの装備をてんこ盛りにし過ぎたせいですっかり重量過多、脚の関節がへばってしまい、「もっと考えないと」というわけでいったん棚上げ。もっと軽量化することで攻めてみよう、しかしせっかく考案した尾部のワイヤー発射機構はどうしても盛り込みたい、というわけでこんなアッセンブルにしましたが、これでもかなり軽量に収まってくれたので安心して作れ、楽しめました。
 この時点で開催されていたタカラトミー主催「俺のゾイドコンテスト」の息抜きという側面でも作ったモノなのでデカールをコンソールにしか貼ってなかったりするテキトーな作品ですが、それでも満足出来ています。

 “ブラックウィドー”はクモ類でも危険度の高いゴケグモ属の一種「クロゴケグモ=ブラックウィドー・スパイダー」からの命名。クロゴケグモに咬まれても死に至るケースは少ないとは言っても、ゴケグモ属の毒は他のクモ類と比べても強力で「ゴケグモ刺咬症」を発したりします。全身の痛みや発汗、不安、幻覚などの症状が起きたり、呼吸困難や麻痺を起こしたり、特に呼吸器系の筋肉がマヒすると窒息死したりもします。おまけにゴケグモ属の分布域は広く、世界的に見ればもっと強力な毒グモに咬まれて死ぬよりもよっぽど犠牲者が多いんだとか。とはいえ抗毒血清がある今は、成人が咬まれた場合の死亡率は1%未満だそうです。しかし日本にもすでに紛れ込んで定着しているらしい(山口県)ので、一応気を付けましょう。

 クモ形態だけに特化して変形を捨てた事、とあるビルダーに言わせれば「ロマンの無い奴のする事やで」でしょうね。まぁそう言われるのも仕方無いです。
 正面きって闘わない、情報収集・追跡・後方攪乱、そして敵勢力の秘かな排除のための特殊工作機と位置づけた、いわば“忍者的”存在です。今度は黒っぽくしていかにも忍者的に。
 先に挙げさせていただいた“赤い化けギツネ”とこの“黒い毒グモ”、どっちが強いのか? う~ん。

 なお、ネメシスの声イメージは田中敦子さん(『アーマード・コア フォーアンサー』ウィン・D・ファンション役、他)、ケル1は渕崎ゆり子さん(『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』星馬 烈役、他)で❤

GOVERNOR DATA

  • NAMEK-Zo.
  • SNS hobbycom.jp/my/1f5d002d7f   twitter.com/kzosgmt
  • UPDATE2019/02/19

COMMENT

♪ちゃらっちゃらっちゃらっちゃららら~×3 ちゃ~ちゃっちゃ~
 たった一つの真実見落とす、見た目は若造! 身体はオヤジ!! 頭脳は子供!!!
 その名は、迷探偵K-Zo.(けいぞう)!!!!
♪ちゃららっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっ

 昭和のころからの愚直なゾイダー(ゾイド愛好家)です。ゆえに、ヘキサギアに飛びつきました。
 バルクアームαも持ってて改造もしましたが、どうしてもヒト型より獣型ヘキサギアを作ってるほうがはるかに楽しめるというタイプのガバナーです。それもこれも、ヒト型ロボットアニメにハマる前にゾイドにヤラレタせいだろうなぁ。
 人はヒト型のもののほうに親近感を持つもの、というのは分かっています。だからバルクアームやヒト型ヘキサギアを作りたくなる方々のお気持ちも仕方無いとは思いますが、ケモノ型も是非流行らせたい❤

 どうしてもガッツリ改造・しっかり塗装しないと気が済まない難儀なタチのため制作ペース遅いですが、これからもヘキサギアの発展の為に頑張ります❤

 アイコンの白犬人形は我が愛犬・まるたろう。
「わん! おいら、まるたろう。おいらの声は井澤佳の実さん(『フレームアームズ・ガール』寿 武希子役)で、よろしくね」

♪Go! Go! Penury(※貧窮)!!

 コトブキヤさんはこれから毎月、何か発売するというではありませんか。
 HMMゾイドのリニューアル再版、新規生産も重なり、そしてフレームアームズシリーズもさらに拡充していくとなると、嬉しいけど、おカネがどんどん減る……。

♪あぁ サイフに おカネ満たして
 Super modelerに なるのさ~?
 Poverty man(※金欠マン)~ Go Fight~❤

 前々から模型サイト「ホビコム」に名を連ねています。ヘキサギアで作った本格的ゾイドもそこで公開させていただいてますので、よろしければご覧ください。
 最近になってようやくツイッターにも本格参加を始めました。

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