ブラスディア・ドラグーン & ガバナー:ケイ
SPEC
TYPE | 空対地・空対空戦闘用ヘキサギア(技術実証機) |
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SIZE | Standard HEXA GEAR class |
WEAPON | ブラスディア・ドラグーン… ・集束火焔投射砲「フレイムパニッシャー」×1 ・尾部プラズマガンランチャー×1 ・ガトリングガン×2 ・レイザーウィング×2 ・グラビティ・コントローラー×2 ガバナー:ケイ ・「ウルフバート」クリスタルソード×1 ・大型拳銃×1 ・マルチプルウェポンバインダー×1 |
PARTS | ブラスディア・ドラグーン… ・ヘキサギア レイブレード・インパルス ・ヘキサギア ブースターパック001 ・ヘキサギア ブロックバスター ・ヘキサギア EXユニット001 ・MSG メガスラッシュエッジ ・MSG パワードガーディアン ・MSG キラービーク ・MSG セントリーガン ・ランナーの切れ端 ガバナー:ケイ… ・ヘキサギア ガバナー アーマータイプ:ポーンA1 ・ヘキサギア ガバナー パラポーン・エクスパンダー ・ヘキサギア レイブレード・インパルス ・ヘキサギア EXユニット001 ・MSG メガスラッシュエッジ ・MSG サーベル&ハンマー ・ランナーの切れ端 |
機体解説
ブラスディア・ドラグーン
製造:アストラ・インダストリアル
搭載KARMAペットネーム:アンジュ
◇概要…
アースクライン・バイオメカニクスの子会社である、アストラ・インダストリアルにて建造された、航空戦闘用ヘキサギア。
「アグニレイジと渡り合えるような機体を作る」というコンセプトのもと、さる作戦中に破壊されたレイブレード・インパルスの残骸と、それに搭載されていたKARMAを利用して建造された技術実証機であり、そのシルエットは伝説の生き物である飛竜(ワイバーン)を模している。
「地上における高速強襲戦闘」を得意としていた原型機から一転して、本機は「主翼をかねる飛行ユニットで空中を飛び周り、搭載する多様な火器を用いての、地上爆撃やドッグファイト」に主眼を置いた調整が行われている。
「地上・低空での戦闘のための格闘形態」と、「高速飛行のための巡行形態」への簡易的な変形機構を有しており、用途に応じて瞬時にコンバート可能。格闘形態時には小回りの良さを重視しており、飛行速度はさほど速くないため、長距離の移動やドッグファイトの際には、巡行形態へのコンバートが必要となる。
高火力な搭載火器と、過不足ない運動性能を備えているが、複雑な空力制御や、多数の火器の搭載に伴う操縦難易度の高さに加え、幻獣型故の気難しさもあって、乗りこなせるガバナーは多くない。
本作戦への参加は電撃的に決定したものであり、テストパイロット選出が間に合わなかったため、本機は止むを得ず、アライアンスに与する一人のヘテロドックスに託されることとなった。
本作戦での本機の役割は、多数投入されることが予想される、ヴァリアントフォースの航空戦力との戦闘、もしくはVFが展開する地上戦力への精密爆撃を主体にしての、アライアンス輸送部隊の護衛となる。
技術実証機という側面を持つ以上、有用なデータを獲得できるならば、たとえ傷つき破壊されることになっても、本機はデータを持ち帰るために戦い、場合によってはガバナーを逃がす行動を取るだろう。
◇搭載KARMA…
登録名は「アンジュ」。
かつて本機がレイブレード・インパルスとして運用されていた頃から搭載されていたKARMA。少女めいた声とは裏腹に、レイブレード・インパルスとしていくつもの危険な作戦に従事した経験を持つ、歴戦のベテランでもある。
多種多様な兵装の扱いに長けており、ガバナーとの連携も心得ているが、度重なる作戦行動の中で、相棒となったガバナーたちの死を幾度となく目の当たりにしている。
そんな経歴の影響もあり、争いを好まないというおおよそ兵器とはかけ離れた性格と、ガバナーの身を第一に案じるという個性を獲得するに至った。
ゾアテックス発動時は何物も恐れない勇猛さと、あらゆる武装を的確に使いこなす戦術眼を備えた性格に変化して、高い戦闘能力を発揮する。
しかし、戦闘機動を行った際にガバナーへと強烈な負荷をかけたり、自身が傷を負うことすら厭わなくなることから、アンジュはKARMAの中でも特にじゃじゃ馬な気質を有している。そのためガバナーの損耗率も比較的高く、それが前述した通常時の性格に繋がっている。
本作戦、ひいては本機のKARMAとして戦闘することに関しては特に異議を唱えていないが、その内心では「出会えた戦友をまた失うかもしれない」という恐怖と戦っている。
もしもガバナーに命の危険が迫ったならば、その時はおそらく、迷わず己の身を呈してガバナーを守るだろう。
◇兵装…
・集束火焔投射砲「フレイムパニッシャー」
頭部に内蔵されている射撃兵装。臨界寸前まで圧縮集束させた巨大な炎の塊を、砲弾にして撃ち放つ。
発射には数秒のチャージが必要なため、速射性はかなり低め。しかし火力は折り紙つきであり、直撃すれば重装甲な第2世代ヘキサギアさえ、一撃で粉砕できるほどの威力を誇る。
・プラズマガンランチャー
尾部に搭載されている複合兵装。
ボルトレックスのプラズマキャノンとほぼ同じ性能を持っているが、一発あたりの火力を抑える代わりに、連射力と射程距離、射撃精度が強化されており、対地上戦における主兵装となる。
また、出力方式を変更すれば、格闘戦用の大型レーザーブレードとしても運用できるのだが、基本的に殴り合いは本領ではないため、あまり使われることはない。
・ガトリングガン×2
脚部付近に搭載されている射撃兵装。巡行形態用の武装だが、格闘形態でも使用は可能。
標準的なガトリング砲であり、第三世代ヘキサギアの装甲相手ならば、充分な火力となる。
・レイザーウィング×2
主翼を兼ねた格闘兵装。
高い硬度を持つ合金でできた刃を有しており、相手に叩きつけるようにぶつけることで、敵ヘキサギアの装甲を切り裂く。
肉薄された際に応戦するための武装だが、高速飛行時に展開すれば、すれ違いざまに相手を切り裂いて攻撃することも可能。
・グラビティ・コントローラー×2
脚部底面に搭載した特殊兵装。
レイブレード ・インパルスのものと同型の兵装であり、本機においては主に、空中機動や跳躍の補助などに用いられる。
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ガバナー:ケイ
本名ケイ・アーヴィング。
個人で傭兵業を営みつつ、いち傭兵としてリバティー・アライアンスに与している、ヘテロドックスの青年。
多くを語らない寡黙な性格で、プロジェクト リ・ジェネシスの「個を捨て全となる」という理念に反発して、アライアンスの側に付いている。アライアンス側の立場にありながら、ヘテロドックスとしての立場を貫いている理由は不明。
依頼の達成率は高く、クライアント達からの信頼は一様に厚いが、経歴や素顔を表に出すこともないため、その素性は謎に包まれている。
戦闘においてはガバナー単騎での戦闘が主体であるが、必要に応じてヘキサギアの操縦も十全にこなす。
碑晶質の長剣や大型拳銃を用いての、近接格闘戦が得意分野。歩兵戦においては先陣を切って切り込み、敵の陣形を内側から切り崩す。
立場上、積極的にヘキサギアを運用することはないが、過去には依頼を受けて気難し屋なヘキサギアを手なづけていた経験も何度かあり、その実績から今回のテストパイロット任命が決められた。
本作戦では、アストラ・インダストリアルからの要請に応じて、同社の試作ヘキサギアのデータ収集のために参戦する。
「可能な限り、ありったけのあらゆるデータを取得してほしい」という依頼主の方針を尊重して、彼は戦場の深奥へ向けて飛翔する。
彼がひと時の相棒であるアンジュに対し、如何なる感情を抱いているかは、当人以外の誰にもわからない。
一つ確かに言えるのは、ひと時だけの間柄であるとはいえ、彼にとってアンジュは紛れもなく、「共に歩む戦友」であることだろう。
◇武装…
「ウルフバート」クリスタルソード
碑晶質の刀身を持った、白兵戦用の大型ソード。
ハイドストームが有するVICブレードとほぼ同じ構造色を持っているが、情報処理能力や攻撃用ソフトウェアなどは備えておらず、「鋭い切れ味による装甲の突破」を目的としている。
肉厚で大振りな刀身は切れ味鋭く、通常のパラポーン程度ならば一太刀で切り捨てられるほか、第3世代ヘキサギアの装甲が相手でも有効打を与えることが可能。
ただし、超音波振動や溶断機能などを持つわけではないため、そういった手合いでしか突破できないようなものに対しては無力となる。
・大型拳銃
輪胴式弾倉と撃鉄による発射機構を備えた、旧式の大型拳銃。
最新鋭の兵器に比べると、装弾速度や取り回しの良さで数歩劣るが、旧来のシンプルな機構がもたらす堅牢さと、大口径の銃弾がもたらす破壊力は、現行の兵器と遜色ない。
「マーケット」で集めたものを組み合わせて作ったモンキーモデルであり、破壊力は正規のものに劣るが、その分反動や取り回しの悪さも軽減されたため、通常のアーマータイプでも問題なく使用できるという利点がある。
・マルチプルウェポンバインダー
アーマータイプの背面ハードポイントに取り付けられる、ケイ自作のウェポンラック。
ハードポイントの規格が合う武装やそのホルスターを取り付け可能で、常用している上記武装のホルスターのほかにも、様々な武器を担架して携行できる。デッドウェイトになる際は、任意でパージも可能。
BATTLE POINT
作品応募動機・コメント
「ガバナー・ケイ。短い間ですが、よろしくお願いします」
「あぁ、よろしくな。お互い、生きて帰れることを祈ろう」
「大丈夫です。私が、あなたを守ります。――もう二度と、私の目の前で戦友が散るのは、見たくありませんから」
「……そうか」
「なら、もしもお前が堕とされたなら、お前のKARMAは必ず拾ってやる。俺が、生きてお前を拾ってやる。――約束だ」
「……そう、ですか。ありがとうございます、ケイ」
(作戦開始時刻前、ブラスディア・ドラグーンに記録された音声記録より)
GOVERNOR DATA
- NAMEコネクト
- SNS https://mobile.twitter.com/daisuke_yashiro
- UPDATE2019/03/13