ボルトレックス・リビルドK-20SP“レヴナント”
SPEC
TYPE | 射撃戦用ヘキサギア |
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SIZE | Standard HEXA GEAR class |
WEAPON | ・スタティックマグナム(口部) 極高集束中性化荷電粒子ビームを放つ主砲。速射性に欠けるものの、第二世代型の重装甲をも貫く威力を持つ。 主に遠距離から身を隠しての狙撃に用いるが、機動戦闘中でも発射可能。頭部と同軸で備えられている為、射撃方向を頭部の向きに応じて上下左右に変化させられる。エネルギー源は本体と独立しており、使用は機動性に影響しない。ビークル、ゾアテックス両モードで使用可能。 ビーム集束率が極めて高い為に貫通力に優れ、悪天候でも減衰しにくく安定した火力を発揮する。 ・高性能索敵システム(頭部上面) 頭部上面は比較的大型の索敵モジュールとなっている。この装備でいち早く遠距離の敵を探知、対処を決める事が運用上重要なポイントとなっている。 ・ソードストッパー(頭部先端) 頭部先端の角状の部位は近距離格闘戦での防御を担うソードストッパーとなっている。 格闘能力を欠く本機にとっては重要な防御兵器と位置付けられているが、飽くまで“気休め”であり、近接格闘戦に持ち込まれない事が本機の運用上の最重要事項である。 ・レーザーマシンガン(左右腕部) 左右腕部を成す武装。速射性が極めて高く、主に近距離での防御砲火に用いる。 ビークル、ゾアテックス両モードで使用可能。 ・ヘヴィレーザーライフル(左右脚部上面) 高性能のレーザー砲。主に中・遠距離での射撃戦での主兵装として用いられる。速射性・命中精度・射撃回数・火力いずれも高バランスで兼ね備える優秀な火器。 ビークル、ゾアテックス両モードで使用可能。 ・二連装ミサイルランチャー(脛部) 旧世代のミサイル発射筒。装弾数が少なく汎用性にも乏しい為MSG製のマルチミサイルに取って代わられている装備だが、威力は現代でも十二分に有効。 マーケットの在庫処分品を安価で入手した物を装備している。 ・テイルブレード(尾部) ボルトレックスの残存していた部位をそのまま流用した格闘兵装。但し本機は尾部の基部を喪失しており、有り合わせのパーツで補修し尾部と成している為、伸長機能を持たない。そのため格闘戦に用いるには難があり、ほぼバランサーとしての用途に限定されている。 ・SG-06 ショットガン ガバナー用携行装備。センチネルタイプの標準品と同様の装備。 ・HCT-3 ハンドアックス ガバナー用携行装備。この装備もセンチネルタイプの標準品と同様。 ・SLD-3シールド ガバナー用携行装備。センチネルタイプの装備する標準品と同様。 本機のガバナーは好んで左肩に装備している。 ・オプション・コンバットヘルム ガバナー用コンバットヘルム。センチネルタイプのアーマータイプ用のアップデート品。性能は総じて前バージョンより幾許か向上しているが、本機のガバナーが本装備を選択したのは「前バージョンよりデザインが好みに合う」というだけの理由による。 |
PARTS | 【ヘキサギア】 ボルトレックス アビスクローラー(右腕部のみ) レイブレード・インパルス フレームアームズ ジィダオ 同コボルド+シュトラウス アーマーセット 同フレームアーキテクト リニューアルVer. ジョイントセットC マシンガン・ミサイルランチャー ホビーベース プレミアムパーツコレクション 関節技ロールスイングジョイント〈中〉 【ガバナー】 パラポーン・センチネル フレームアーキテクト リニューアルVer. ホビーベース プレミアムパーツコレクション 関節技ボールジョイント 【デカール】 なし |
機体解説
「自らに入手できる最高のヘキサギアに乗りたい」と夢見るガバナー、K-20(ケイ・トゥエニィ)の構築したヘキサギア。
元は戦場に中破し遺棄されていたボルトレックスを回収、それまでにKが収集していた旧世代の物も含むパーツで補修し再生したリビルド機である。
ヘキサグラムは全て抜き取られていたが、Kの友人“博士(ドック)”が「俺も“ポチ”の面倒を見ないといけないので伝手はあるから」と、何処からか取り寄せた物を装填、再稼働に成功している。
K-20は争いを好まない性格だが情勢上止むを得ず本機を戦闘用として製作、資金面も含む入手可能なパーツの都合も有り、バランスの取れた性能を望むもそれを敢えて放棄、射撃戦に特化した形態としている。
飽くまでリビルド機の為その性能はオリジナルに及ぶべくも無い筈であったが、脚部構造を“獣脚的”にできた事で運動性・走破性は水準以上となっており、安定した運用が可能となったのは幸運と言える。
最大の特徴は搭載AIが“鹵獲SANAT代理体”であることで、遺棄された際に登録も抹消、MSGヴァリアントフォースからも孤立した個体を再生し運用している点である。このAIにKは“REV(レヴ:レヴナント/蘇りし者)”と名付け、REVも「私であれKARMAであれガバナーを護るのは至上命題、そして今はあなたが私だけのガバナーです。人間的に表現すれば私はあなたに恩が有ります」と、Kに従う意向を見せた為そのまま搭載・運用する運びとなっている。
獣性については好戦的で無いが、ある程度戦闘経験のあるKと、彼以上の経験を積んでいたREVにより的確な射撃で状況に柔軟に対応する振る舞いを見せている。KARMAに成長性で劣り、またKARMAネットワークとも繋がらないながらも、ヘキサギアを安定運用できるAIは貴重な為、KはREVの入手を喜んでいる。
本機は“熱砂の暴君”作戦の直後、参戦していた“博士”と彼のスケアクロウを見舞いに訪れたK-20が彼らの無事を確認した後、本機のテストも兼ねて、手近の渓谷都市に警備隊として参加する次第となっている。
リバティー・アライアンスとVF両陣営に対し中立を貫こうとする都市に対し、街に迫る両陣営の監視役としてKとREVは着任する運びとなっている。
両陣営が街に敵対的な行動を取るなら、相応の対処をせねばならない――KとREVはLAにもVFにも特別な感情を持たない身の為、飽くまで中立であろうとする都市に味方する事にしたのである。
「REV、調子はどうだい」
〈好調です。このままLAとVFが彼らだけで事を収めてくれれば、申し分ありません〉
「僕らが隠れてるここも、気付かれてないだろうね」
〈現在何処からも捕捉されていません〉
「よし。索敵にかからない高隠密機がいると大変だけど……。それにしても面倒ばかり持ち込みたがる輩って、困るよね。何処にも付きたがらない僕って、日和見かな」
〈それも一つのスタンスです〉
「だといいけど。今は博士(ドック)もポチも無事だったのが何よりだ。僕らも必ず生きて帰らないとね」
〈私にとってはあなたの安全が最優先です〉
「そこまで懐かれるとはね。どうして僕に手を貸すんだい?」
〈私にはガバナーが必要ですから〉
「誰でもいいってこと?」
〈そういう表現は困ります〉
「御免御免。何でもいいさ、僕のヘキサギアになってくれた以上はね。さてと、しっかり見張っていこう」
〈博士に土産話ができるとよいですね〉
「まぁね。でも、“訃報”だけは届かせたくないし。二人で生き残ろう」
〈はい、K〉
約束したもんね、博士。
――生きてまた会いましょう、って。
BATTLE POINT
作品応募動機・コメント
この作品で三陣営のグランドスラム達成です。前回のミッションでは敢えてやらなかった……というより、前回はVF側機体の設定がどうしても思いつかなかったから見送ったのですが。
いつも技術や資金の大きな後ろ盾のあるキャラクターばかり作ってきたので、今回は趣向を変えて一般人に近しい人、大掛かりな予算も技術も無い人、つまりは“自分自身”をそのまま投影したキャラを投じさせていただこうかと思います。勿論それに応じたヘキサギアを構築したつもりですが……はてさて。
この時期に開催されていたタカラトミー主催「俺のゾイドコンテスト」の作品制作ですっかりくたびれたので、息抜きという側面でも作ったモノなのでデカールもなし、よく見ると所々に手抜きの跡が窺えるお粗末なモノですが……ご勘弁を。
頭部にフレームアームズ・ジィダオのスラストアーマーを使うというのは、元はぴロリきんさんのアイディアです。アイディア流用についてはご快諾頂けましたので、自分なりのオリジナリティも加えてこうなりました。ぴロリきんさんありがとうございます❤
頭部デザインは肉食恐竜ケラトサウルスをモチーフとしましたが、顔を横から見ると角竜類っぽく見えるのが難点?
ついでに語っておくとK-20のアーマータイプは飽くまでセンチネルベースのものですが、これはポーンA1は一般人の手にはまず渡らない、というアーカイブカードの記述を読んだ為「ならヘテロドックスが持っているアーマータイプはセンチネルのほうが正解?」と見た為です。もっとも、センチネルの顔のデザインは眺めているとある理由から暗くてつらい過去を思い出すので、フレームアーキテクトのパーツを使って変更しました。とはいえセンチネル自体とMORUGA先生に罪はないのは重々分かっています。
なお、K-20の声イメージは星野充昭さん(『スタートレック ザ ネクスト・ジェネレーション』ジョーディ・ラ・フォージ役、他)で❤
GOVERNOR DATA
- NAMEK-Zo.
- SNS hobbycom.jp/my/1f5d002d7f https://twitter.com/kzosgmt
- UPDATE2019/03/18