Loading...
DataAccess ...

MISSION 02 GOVERNORS ミッション 02 魔獣追討 参加者

SHARE

バルクアームRR(Repair&Rescue)

SPEC

TYPE 作業用ヘキサギア
SIZE Standard HEXA GEAR class
WEAPON 武装
ベークライトインジェクター
 左腕に装備されている特殊兵装。タンクの中に装填された絶縁体を敵機体に打ち込む。ベークライトを打ち込まれた敵機体の一部はエレメントの情報伝達を途絶されKARMAは自身の形状を僅かな間だが認識することが出来なくなる。特に「自らが獣の形状をしている事」を認識することで発動するゾアテックスに対して有効であり、この機能を使う事で幾たびの戦闘から帰還を果たしている。
   
リベットガン
 右脚部に携行しているパイルバンカー。主にリベットを打ち出す純粋な工具。
 
ヘキサギアリムーバー
 腰部に携帯されている巨大工具。機能は見た目通りである。

スネークボックス
 右腕に接続された小型ヘキサギア。戦場で打ち捨てられていたKARMAが別個に組み込まれているが、記憶媒体が一部損傷しており、登録者の再設定を行えば全ての機能を停止する可能性があったため、現状はそのまま使用されている。本来KARMAが持っているはずの帰巣本能が働いていないのは、本来のガバナーとのリンクがまだ途絶えていない可能性を示唆しているのだろうか……。
 普段はバルクアームRRに接続された部品として認識され獣性を封印されている。
PARTS 仕様パーツ
  ヘキサギア バルクアームα
        ブースターパック01
 
  M.S.G  パンツァーファウスト・トンファー×2
        バリスティックシールド×2
        メカサプライ04 プロペラントタンク〈丸〉


  アーリーガバナー
  ミラーLAT
   白の端切れ
   エボパテによる自作頭部

機体解説

機体解説
 流浪の医師「レイズ・Y・バーン」が使用する第二世代ヘキサギア。元は都市部で使用されていた警備用のヘキサギアであり、取り付けられた赤色灯はその頃からの名残である。
 主に各地を移動する際の足として使われるため、特に純粋な武装は施されていない。
 有事の際には左腕のベークライトインジェクターで相手の動きを一時的に停止させ、携行した巨大工具を用いて各部を分解し脱出する。

 左腕のスネークボックスは切り離す事で小型のヘキサギアとして独立稼働する事が出来るが、その際に発現するゾアテックスはとても気性が荒くレイズの命令通りに動くことは滅多にない。唯一、自分と似た境遇であるガバナー・ユアにだけは協力的な態度を見せる。
 
 緊急時にはスネークボックスを取り付けたまま自らの右前腕部にベークライトを注入、機械的な繋がりを断つことによって無理矢理、接続状態のままでKARMAを発現させ、あたかも生きた鞭のように扱う事で窮地を脱する。
 ただし、その後のメンテナンスが非常に面倒なため実際に使用することは稀である。



ガバナー
 レイズ・Y・バーン
  
 各地を旅し行く先々の患者を治療している開業医。人だけでなく報酬さえあればヘキサギアの修理もこなす(最も来る依頼はそちらの方が圧倒的に多い)

「命は限りあるからこそ価値がある」
 かつて師であった人物の言葉を座右の銘にしているためプロジェクト・リジェネシスに賛同することはない。

 だが「生きたいと願う者に手を貸すのが医者だ」というもう一つの信念のもと、依頼さえあればパラポーンの修理も厭わない。
 自分や他人の命を救う者に対しては惜しみなく手を差し伸べる。

「俺は神じゃない。命は救えない。ただ生きようとする命に手を貸すだけだ。……死にたくなければ、とっとと武器を捨てて戦場(ここ)から消えろ」

ガバナー
 ユア(Yu-A)
  
 レイズが旅の途中で回収した、ジェネレーターシャフトとの繋がりが断たれた「割れ鏡」
 内部部品に刻印されていた「Yu-A」の文字からそのままユアと呼ばれる。
 辛うじて情報体の人格が残っているがデータの殆どが欠損していたため、所謂「記憶喪失」に近い状態となっている。
 そのため現在の人格は「無垢な少女」のそれであり、少々常識に欠ける所がある。
 SANATの理念には懐疑的なレイズだが「病気にならない看護師は貴重だ」と同行を許し、利用している。
 ミラーとしての能力は完全ではないものの、レイズの修理により必要最低限には保持されているため、緊急時には驚異的な身体能力を発揮して敵に対することも可能。
 また緊急時にはバルクアームRRを駆る事もある。


……追撃部隊が鉱山都市に到達した頃……

「やつら、おっ始めやがったな……ユア、サイレン鳴らせ! 出来る限り近づけるな!」
「了解です、ドクター」
 ユアがバルクアームに駆け寄ると、けたたましい音と共に赤い光が踊る。
 緊急事態を示す赤色灯。
 入り込んで暴れ出したガバナーに良識があるなら、ここが手術中の「病院」だって事を理解してくれるはずだが……そんなことに期待できるほど甘く見ちゃいない。単なる気休めだ。
「爺さん、ちっとうるさいが我慢しろよ」
 急いで治療を済ませて脱出するのが、今の最適解だ。

 これまでの治療で入れ替えたのだろう。患者の体は殆どが機械になっている。壊れた回路を繋ぎながら、俺は命の意味を問う。
 ここまでしてでも生きたいのか。
 だが、その願いこそが生命の本質なのだとしたら。
 俺はそれを投げ出すことはしたくない。

「終わったぜ爺さん……これで後は……」
 だが、安堵のため息すら状況は許しちゃくれない。
 銃撃と機械の駆動音が近づいてくる。
「ドクター伏せて」
 ユアがとっさにバルクアームで俺と患者を庇った。
 膝をつく愛機の背中が見える。
「……ったく、やっぱりガバナーってのはどいつもこいつも……」
 睨む先に立つヘキサギア。こちらを向いた銃口。
 せっかく紡いだ命、そして俺自身の命も、いつ消えるとも知れない世界。
 だからこそ……。

 新たに現れたヘキサギアが銃口を弾き飛ばし、その背に乗ったガバナーがこちらに振り向く。
「大丈夫か!」
 だからこそ、信じられる奴ってのがいるのかもしれない。
 

「良いんですかドクター? あれ高いのに」
 軽くなったバルクアームの左腕を撫でながらユアが呟く。
 助かった命に比べりゃ、麻酔薬の一本くらい惜しくはないさ。


「どこの誰かは知らないが助けたくれた礼だ。こいつを使え。少しの間だが敵の動きを止める事が出来るはずだ」

 借りは作らない。いつ返せるか解らないから。
 渓谷の先ではまだ戦闘が続いている。どっちが勝者になるのか、ここからでは予測さえつかない。
 さっきの奴はどっちだったんだ。
 名も知らぬガバナー。上手く生き残ってくれるだろうか……。

「……ドクター、どうかしましたか?」

 ……らしくもないな。神に祈るなんざ。

「ユア。マーケットにミオ・カーパインが来てたよな。悪いが薬を買いにいってきてくれるか。あと、酒もだ」
「ドクター、お酒なんて飲みましたっけ?」

 酒飲みかどうかなんて知らないが……生き延びたのなら褒美くらいは必要だろう?
 ユアの背中を見送り、俺はバルクアームのハッチを下ろす。
「KARMA起動しろ」
『急患、ですか?』
「ああ……」
 病んでいるのは人か、世界か。
 いや、どちらでも関係ない。
 助かる命があるのなら……その為に動くのが、医者ってもんだろう。

BATTLE POINT

Mobility 機動力・運動性能
20
Offensive Power 火力・有効射程性能
8
Defense Capacity 装甲・耐久性能
23
Battle Endurance 継続戦闘能力
18
Search Capabilities 索敵性能
Special Abilities 特殊技能
43
TOTAL 総合ポイント
127

作品応募動機・コメント

「一緒に遊ぼうぜ!」という提案が製作者サイドからされる、なんと面白い試みでありましょう。
賛同しつつも前回のMissionはスケジュールが合わずに参加を見送ったのですが、今回満を持しての初参戦になります。

制作テーマは「物語展開のアクセントに使えそうなアイデア」とそれを「視覚的に落とし込むキャラクター性」の構築、でした。
逃げる敵の動きを止めるにはどうしたらいいか。
そこから麻酔薬→医者とモチーフを広げて製作開始。
非戦闘員である事を考慮すると既存の頭部ではキャラが立たないと判断して自作頭部制作(ほんと拙いですが)
作りながらキャラのバックボーンがどんどん構築されていき、最終的にはガバナー2名、KARMA2機のパーティーになり、今回のMissionの物語時間中には到底消化できないほどの裏設定が詰め込まれました。(ヘキサギアリムーバーを装備として使うとか我ながらいいアイデアだと自画自賛していますが今回のMissionでは特に必要ないですね……)
麻酔薬はどのガバナーの手に渡ったのでしょう。気になりますね。

Missionの本当の面白さは世界の中で無数に生きるガバナーの物語が一つの同じ時間と場所に集まり交錯していく所だと思います。
レイズが治療していたのはもしかしたら投稿されているガバナーの誰かかもしれません(個人的には想定してます)
ミオ・カーバインとは知り合いなんですかね。昔何かあったんでしょうかね(ここはフォロワーさんの作品を見つけたので名指しで「勝手に」クロスオーバーしました)
「みんなで遊ぼう」という提案に賛同した1ユーザーからのアクションです。投稿締め切り直前だからこそできる遊びですが、ご参考までに。

一行の旅路が次の戦場で交わるのか、それはまだ解りませんがヘキサギアWORLDのどこかで出会えますよう……。

GOVERNOR DATA

COMMENT

玩具やプラモで遊ぶ人です。イマジネーションが広がるヘキサギアワールド、これからも応援していきたいですね。

参加者一覧へ戻る