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MISSION 02 GOVERNORS ミッション 02 魔獣追討 参加者

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ボルトレックス・スティンガーLR(現地改修型)

SPEC

TYPE サソリ型(拠点防衛形態)/サラマンダー型(強襲形態)
SIZE Extra HEXA GEAR class
WEAPON ※ 武器名 (サソリ型時/サラマンダー型時)
○MP型オートマチックグレーネードランチャー(頭部左右×2、右鋏×1/頭部×2、左脚踵×1)
○フレイムスロワー(頭部後方/頭部口腔)
○MP型バイティングシザーズ(右鋏/左脚)
○AC型ヒートブレード付バイティングシザーズ&ICS(左鋏/左腕)
○グラップルカッター(格納/右腕)
○アンクルブレード(格納/右脚)
○プラズマキャノン(腰左右/同)
○グラップルブレード×2(歩脚最後部/翼)
○VICブレード(尾部/同)
○スティンガーユニット"アンタレス"(尾部/同)
PARTS ○ヘキサギア
 ボルトレックス
 モーター・パニッシャー
 ハイドストーム
 アビスクローラー

 EXユニット001

○ギミックユニット
 LEDソードBLUE ver.

○ヘヴィウェポンユニット
 06エクシードバインダー

○ウェポンユニット
 39連装砲(展開台座部品=顎間接等に使用)

○メカサプライ
 03プロペラントタンク(角)
 05ジョイントセット
 07エクスアーマー

機体解説

 夜の荒野を、MSGヴァリアントフォース所属のトランスポートが隊列を作り走っていた。
 その群の一台の中…格納庫兼整備場内で、上層部への連絡・報告を終わらせたパラポーン・イグナイトが振り返りながら、見た目に反して若く穏やかな声で自身の愛機に話し掛けた。
「しっかし。今回は、手酷くやられちまったなぁ」
 そこには一つの修理台に収まらす、通常の3機分のスペースを占拠しながら、技師達の修理を受けている機械の獣が佇んでいた。
『申し訳ありません、ガバナー オブト』
 装甲は至る所で破壊され、左鋏は根本から欠損し、左右八対の歩脚も左右不揃いに破損・欠損しているが、確かにサソリの形状をしたヘキサギアがそう答える。
「いや、オマエのせいじゃない。もしもの場合に備えて、"アンタレス"を出し惜しみした、オレの判断ミスさ」
『護衛に付く前の行軍と戦闘にエネルギーを使いすぎましたね。強襲形態で戦闘出来るだけの余力があれば、"アンタレス"を温存しても、勝機はあったかと演算します』
「そうかもな。だがオレらの任務としては、護衛対象から危険な敵機を引き離して、そいつに損害を与えて撤退させられたのなら、それで及第点とするべきか」
 と、オブトと呼ばれたパラポーン・イグナイトは話を締め、更にこう続けた。
「どちらにせよ、オレ達は生き延びた。そして、まだ終わっていねぇ。過ぎた話は経験と教訓にして、次なる任務に向かおうぜ」

 本機=ボルトレックス・スティンガーLR(local repair=現地改修型)は、ゾアテックス開発の試作構築機を実戦配備使用にした機体=ボルトレックス・スティンガーを、前回の戦闘により大破寸前まで損壊したため応急修理とキメラアダプトによる強化をした、現地改修機である(ボルトレックス・スティンガーの詳細は、ミッション01「熱砂の暴君」参加機体を参照)。

 本来はビークルモードのほか、拠点防衛形態のサソリ型と強襲形態のサラマンダー型の、2つのゾアテックスモード=計3つの形態を有していたが、今回のキメラアダプトの結果、ビークルモードへの形態変更は不可能となっている。

 しかしながらサソリ型において、四脚にホイールのあるアビスクローラーの歩脚(更にグラビティ・コントローラーを内臓)に変更となった結果、本体ホイールとの併用により平面での移動速度が大きく向上し、ている。
 また砂漠地帯同様、通常はエアフローターの浮力と八対の歩脚による半ホバー走行が可能であり、大型機に似つかわしくない前後左右の平面機動力を発揮している。更には歩脚のホイール走行と併用し、エアフローターの逆回転で「下方に沈む負荷」をかけることにより、グラビティ・コントローラーの制御のもと垂直に近い壁面でも走破可能となり、急峻な崖に囲まれた渓谷地帯にも適応している。ただし自重の増加とエネルギー消費が増えることから継戦能力は低下した。

 今回のキメラアダプトでは上記の歩脚のほか、戦地で回収したアビスクローラー型のバイティングシザーズが左鋏/左腕に換装され、ヒートブレードとインベンションカウンターシールド(ICS)が武装に加わる事で攻撃力と防御力の向上につながった(ICSはアビスクローラーの特化設定から、威力減衰機能を主体とした設定に戻してある)。
 射撃武器については欠損したプラズマキャノンとグレネードランチャーは共通規格であることが幸いし、補給の予備部品や一般機体から調達し火力を維持しており、装甲についても同様に調達が容易く早期の復元を可能とした(ただし塗装までは手がまわらず、所々非対称でマダラ模様となっている)。

 サラマンダー型では右腕のグラップルカッター、左腕のヒートブレード付のバイティングシザーズとICS、右脚のアンクルブレード(基幹部品が足りずボルトレックスより調達)、左脚のモーター・パニッシャーを元にしたバイティングシザーズと、四肢全ての武装が違うことにより操作はより煩雑となったものの、攻撃の選択肢は大きく増えており、総合的な戦闘能力は向上した。
 武装のほか、後方に向けたエアフローターとグラビティ・コントローラーを内臓した翼(サソリ型時の歩脚と基部が変形したもの)により、跳躍力が飛躍的に上がり、また一時的な滑空も可能となった。

 スティンガーユニット"アンタレス"とは、対レイブレード兵器開発・研究の試作武装のひとつであり、ヘキサグラムの代わりに特定の希少金属と液体燃料の混合物質を粒子化し、青白い光槍を瞬間的に発振するエネルギースピアである。
 瞬間的とはいえ高威力の溶断兵器であるが、高価な混合物質の充填量に限りがあり、使用回数に制限がある。

 オブトの言った「もしもの場合」とは、護衛対象であったオールイン・ジ・アースが擱座し、LA側に奪取される恐れがある場合、情報漏洩を防ぐためオールイン・ジ・アースの中枢を、"アンタレス"にて焼却・完全破壊するプランである。

 前作戦では当初、イグナイトであるオブトに与えられた任務はMSG管理区域の境界線にて、直近の基地より徴用した部隊を率い、自走してくるオールイン・ジ・アースを迎え入れ、LAの追撃部隊を迎撃する事であり、また最悪の事態=もしもの場合は強襲形態にて急行し、上記の通りオールイン・ジ・アースの中枢を破壊する密命を受けていた。
 
 ところが、オールイン・ジ・アースの護衛に予定された2機のうち、拠点重防衛型の1機が進行中に敵部隊と遭遇、これを撃破するも更なる追撃部隊を察知し、足止めするための殿(しんがり) として防衛戦を張ることとなったため、直接の護衛機が不足=MSG管理区域までの戦線突破が難しいとの一報が届く(ただし戦地で届いた速報であり、状況の混乱による誤報や、撹乱を狙ったLAやヘテロドックスの情報操作の可能性もあり、正確性や真偽は不明である)。
 その一報にて他のVF部隊もオールイン・ジ・アースのもとに急行しているだろうが、包囲網のように展開し始めているLAの部隊に阻まれ、護衛に付くのは難しいとオブトは判断、部隊を副官に任せ、オブト自身がボルトレックス・スティンガーにて単身急行したのである。
 両軍共に四方八方からオールイン・ジアースに向かうため、各所で遭遇戦が発生していたが、MSG管理区域の端から進行するオブトは最短距離で向かうことができ、また左右からのLA部隊の展開も完全ではなく、幾重にもなる包囲網の薄い部分を強襲・強行突破し、エネルギーを大きく消費したものの敵部隊の包囲網が完成する前にオールイン・ジ・アースに合流、護衛につく事に成功した(以降の戦闘経過は EX EPISODE MISSION01 参照のこと)。

 本作戦、通称「魔獣追悼」においてはボルトレックス・スティンガーLRの修理が完了次第での状況に応じ、地上部隊に合流もしくは崖の上からの強襲を行い、消去対象であるレイブレードを有するレイブレード・グライフに、隙あらば"アンタレス"の一撃を撃ち込むつもりだかが、前回から引き続いての目的であるオールイン・ジ・アースの残骸から中枢を回収、もしくは破壊する事を最優先の目的として参戦する。

「いくぞ、スティンガー。あの暴君は、遺骸となっても最後まで見届ける義務がある。奪われたままって訳には、いかねぇぞ…っと」
『イエス、マイガバナー。未来はSANATの導きと共に』

BATTLE POINT

Mobility 機動力・運動性能
100
Offensive Power 火力・有効射程性能
140
Defense Capacity 装甲・耐久性能
120
Battle Endurance 継続戦闘能力
50
Search Capabilities 索敵性能
Special Abilities 特殊技能
140
TOTAL 総合ポイント
650

作品応募動機・コメント

 前回のミッション01「熱砂の暴君」投稿機体「ボルトレックス・スティンガー」のミッション02用の現地改修機です。
 様々な方、様々な機体の参加・活躍は喜ばしいと思いつつ、今回は前回とあまり間が空かず、また引き続いてのストーリー展開とのことで、登場人物や登場機体が全部違うとなると全く別の話のような違和感を感じてしまいそうで、前回も登場した機体もいて、ちゃんと地続きの話と感じさせられるよう、その一助になればと恐縮ながら参戦させて頂きました。
 また、戦いの度にキメラアダプトしていく事の異形化というのも表現出来ればと考え、同型機ではなく前回と同じ機体で、造形的にも左右非対称にしてみました。
 前回同様、ボルトレックスの変化機構を元に(腰回転時の股関節の一時抜き差し以外は)完全変形しておりますので、組み換えなしでのシルエット変化も見てやって下さいませ。

GOVERNOR DATA

  • NAMETAKE-AX
  • SNS
  • UPDATE2019/04/03

COMMENT

お米とお酒と雪が有名なエリアに生息中。
ランナーのまま洗浄してそのまま缶スプレー直噴き、切り口はマーカー等でリタッチの、お気楽モデラーでやっておりますので、緩くよろしくお願いします。

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