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MISSION 02 GOVERNORS ミッション 02 魔獣追討 参加者

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モーターパニッシャー4S(フォーサイデッド)

SPEC

TYPE 多重ゾアテックス実験型
SIZE Standard HEXA GEAR class
WEAPON :頭部バッティングラム(センサー内蔵)

:中脚部PICSS"ピンポイント・インベーション・カウンター・シールド・システム"内蔵マルチアーム
*受動的に機体全周囲を覆うICSの多大な電力消費というリスク解消を企図した補助システム。電離気体への活性範囲を制御する特殊な二重ヘキサグラムが用いられる。シールドの密度や範囲が制御されICSの様々な活用が期待されている。

:頭部プラズマソー/プラズマホーン
*ICSで展開されるプラズマのエネルギーを収束して物体切断・貫通に用いる兵器。ICSが衝撃を弾いた瞬間に回路条件が揃えば、カウンターとして出力を最大限化して刺突可能となる。

:頭部ヘキサグラムチャージャー
*PICSS用特殊ヘキサグラムのエネルギーサイクル調整装置。また指向性電磁力を発生させ特殊ヘキサグラムを機体付近で浮遊操作する。

:脚部グラップルブレード

:腹部メインスラスター&後脚ブースター
PARTS 頭部:モーターパニッシャー(メイン部分、眼球センサー)、ハイドストーム(プラズマソー、ヘキサグラムチャージャー、バッティングラム基部)、アビスクローラー(プラズマソー)、ブロックバスター(バッティングラム先端部)ブースターパック001(頭部接続部)、M.S.G モデリングサポートグッズ へヴィウェポンユニット19 ソリッドラプター(ハンドガード)

胸部:モーターパニッシャー(メイン部分)、アビスクローラー(マルチアーム)、M.S.G モデリングサポートグッズ コンバートボディ(マルチアーム)、M.S.G メカサプライ02 フレキシブルアームB(マルチアーム)、アビスクローラー(マルチアーム)、ブロックバスター(マルチアーム)、ヘキサギアEXユニット001(二重ヘキサグラム)、M.S.G モデリングサポートグッズ へヴィウェポンユニット19 ソリッドラプター(後脚ブースター)

腹部:ブロックバスター(メインスラスター、スラスターガード)

搭乗者:パラポーン・センチネル(LA仕様のものにアーマータイプのヘルメットを着用)、パラポーン・イグナイト(LA仕様)

撮影用:プレイングベース

他:各接続にランナーから切り出した3ミリ軸を使用

デカール:ヘキサギアプロモーション蛍光コンソールデカール

機体解説

「4S出撃調整完了致しました。定刻にお引渡しいたします。・・・アレはまだ未完成です。もしボディが破壊されても、どうか、どうかKARMAだけは帰還させてやってください」
「・・・」

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近年、一部研究者の中でアビスクローラーに端を発したゾアテックスの常時及び多重発動がにわかに注目を浴びている。
半ば研究者個人の嗜好に走った、いくつまでの多重化が可能かという試みがなされている。との批判もあるが・・・。

本機体はモーターパニッシャーを素体とした多重ゾアテックス発動実験機体の一つであり、現在までに四つのゾアテックス発動と対応したモードが確認されている。
発動研究中途段階からLAイグナイトの部隊に接収され、ガバナーは部隊員が登録されているが、各ゾアテックス“たち”との関係性は当初よりの研究者の方が馴染み深い。

現在はまだ実験段階であるが、実地訓練調教の際に時折、ガバナー以外に副座にイグナイトが跨り何やら指示を出している姿が目撃されている。
上から発動時期順にゾアテックスと特徴を記す。

*アルファ(モデル:アリジゴク)シェルター型
 最初、に発現したゾアテックスである。この時点ではモーターパニッシャーからの変異のみで終始し、多重化しなかったため上書きと表現した方が正確である。
モーターパニッシャーの派生型として顎型兵器を備えるが、飛行能力はほぼ発揮されなった。モチーフの昆虫特性を学習したKARMAが機能を抑制したのである。
 ICSの使用は全周囲展開となるが、各所のプラズマ濃度は薄く引き伸ばされ電力消費を抑え、効率よく連続使用されるためシェルターと称される。
更に地面が柔らかければ頭部のプラズマソーで掘り進むといった芸当が可能になった。
 
*ブラボー(モデル:コーカサスオオカブト)戦線突破型
 二番目に発現。プラズマソーを顎から角(プラズマホーン)に位置変更した際にKARMAがモチーフをデータベースから自動検索し、機体形状と合致させた。
ガバナーや味方勢力を防衛すると認識した際に勇猛さが増す。前述検索時の太古の昆虫への集合イメージが作用したと分析されている。
バッティングラムとプラズマソーを同時に掲げての突撃を得意とする。突撃方向に向け、文字通りピンポイントで多層・多重化させたICSを発動させ、射撃や飛来物、時には敵すらも弾き飛ばし突き進む。

*チャーリー(モデル:ツノゼミ)飛行型
 飛行訓練中に発現が確認された三番目のゾアテックス。その際同時に起こった、ICSを翼とし揚力を発生させるという現象は、ゾアテックスが機体構造に作用し機能を拡充させた現象として特筆に値する。
以後、飛行時間中の多くはこのモードが占めることとなっている。
なお、訓練実施の時期からLAイグナイトが副座席に騎乗し指揮をとる時間が長くなった影響がみられ、このモードでは彼にも忠誠を示す。

*デルタ(モデル:ゾウムシ)センサー探索型
 最新の発現型である。
現在このモードでは、ICSが休眠しマルチアームも脚としてしか機能しない。代わりに、バッティングラム先端のセンサーの機能が向上し、索敵や調査に有用となった。
今までにも見られた、ゾアテックスが認識する機体状態に適した機能の抑制・向上がはたらいたとされる。


獣性各個が個性的にあろうとする意識がKARMA内に発生し、マルチアームを各形態につき使用を限定し個性としゾアテックスの自己認識が高まったと推察されている。
マルチアーム自体も、ICSの機能を限定及び拡張がゾアテックス発現と共に起こっていたことがそれを裏付けている。
更に近頃は、獣性ごとに自らを別個体のように扱う傾向が見られる。

様々な状況に対応できると目される4Sは、その戦闘ステータスが四つのモード各個で切り替わるため、形式上では平均の数値がガバナーと合わせ計上されている。

:ガバナー。イグナイトの部隊に所属。全てのモードで4Sの操縦を取り仕切るが、中でもブラボーとの相性が良い。個体名は秘匿。パラポーンではないと思われる。
:LAイグナイト。操縦者ではないにもかかわらず、チャーリーと相互認識が高い。
:研究員。4Sの生みの親で、どの獣性のKARMAからも父と認識されている。

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『目的のポイントまでの所要時間XX分です。ガバナー』
「・・・・・・」
『了解しました。サー』
ゾアテックス=チャーリーの報告に、ガバナーは応えなかった。
代わりに彼の後ろに跨った純白のイグナイトがデータを送った。

急に指令が下された実験機、モーターパニッシャー4S。
目標ポイントとされる渓谷地帯に向けての行程の中で、既にデルタのセンサーで地雷と浮遊機雷で閉鎖された地帯を切り抜け、アルファで敵哨戒部隊の舞う砂漠地帯の地中を潜り抜けるという成果を出していた。
現在の形態であるチャーリーも軽やかともいえる飛行を続け、余計な戦闘を避けている。

ここで、イグナイトから最後に通達された作戦行動は、混戦が予想される上空域にて味方を援護した後に、彼自身を地表に投下し離脱せよというものだった。

「ブラボー。ようやく俺たちの出番だ、ゴー!」
『任せろ!チャーリーには激しいのは不向きだからな』
限界高度に達したチャーリーは変形し、角を振りかざすブラボーとなった。急転直下真っ逆さまに、空中戦の領域を秒で到達する。
幻獣型などが大挙してる空間戦闘の中で、VFの機体を多重層モードのICSで弾き飛ばし、プラズマソーが飛行体の脚部を切り裂いた。後部のイグナイトも自らランスを突き出し活躍した。
近くにグライフという特機がいるようだが、4Sの奮戦は幾ばくかLA勢力に貢献出来たろうか。

最後に、イグナイトを着地させれば任務は完了だ。
爆発。
そう思った瞬間が、油断であったのだろうか。
全周囲展開ではないICSが仇となった。
至近距離で破裂した砲弾の爆風は最早敵か味方か分からない。
イグナイトが吹き飛ばされた。
4Sも宙を舞い地表にたたきつけられ転がった。


~数時間後~
『ガバナー、起きてください。起きてクダさい。帰りましょゥ。ワタシTaチには、父Saんが待っていMa...」
座席に傷だらけで倒れ込んでいる兵士を一人抱え、4Sはヨタヨタと進む。
あの後只生き残るためだけの戦闘の中で何度モードを変え状況に対応しようとしたか分からない。今のモードは何だったろうか?
残ったのは自己とガバナーの保存というルールと、生みの親にまた会いたいという意識。
その先には望むものが待ってくれてるのか。
誰にもわからない。

BATTLE POINT

Mobility 機動力・運動性能
40
Offensive Power 火力・有効射程性能
40
Defense Capacity 装甲・耐久性能
40
Battle Endurance 継続戦闘能力
40
Search Capabilities 索敵性能
Special Abilities 特殊技能
75
TOTAL 総合ポイント
275

作品応募動機・コメント

LA仕様のモーターパニッシャーでカブトムシを造ろうとしたのがスタートでしたが、その途中で頭部の形態が他の昆虫に合わせ色々切り替えられる気がして、多重ゾアテックス式の機体とあいなりました。
二個付けたICSは、カブトムシの甲虫という堅固イメージに合わせ、なおかつ設定通り全体を覆うというのをなんとか視覚化できないか、と導入した次第ですが、途中から多重モードに拘りはじめそれぞれ別々に機能させる設定となりました。
結局切れ目を入れたヘキサグラムでクリアパーツをひっかけるアイデアが3月後半に浮かんできて完成とした次第です。
二人乗りの理由は、そういう写真が面白いかな?の思いが先で今回は設定の方が後付です。
あと、イグナイトさんがずっと黙っていたのは、本当は寝坊して部隊の出発に一人だけ遅刻したのでしょうがなく後を追うため4Sを駆り出したのが発覚するのが恥ずかしかったからです(オイ

GOVERNOR DATA

COMMENT

勤め先が立川でよかったなー、と思ってるおっさん。
メタルフィギュアの筆塗装ばかりやっていたけれど、エアブラシに手を出し始めました。

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