SPEC

機体解説

エントポッドは陸上・水中で行動可能な小型無人ヘキサギアである。
αタイプ、βタイプの２種類のモデルが存在しており、αタイプは標準装備のシュレッダーエッジや鉤爪状の脚を使用する近接戦闘モデル。βタイプは歩兵用の銃火器を装備して射撃攻撃を行う中距離戦闘モデルである。
性能的には一般的な量産型小型ヘキサギアとほとんど変わらないため、歩兵随伴機体として行動できる他、単機での作戦行動も可能である。
一見すると何の変哲もない無人機体だが、その真価はエントポッド特有の特殊機能にある。

エントポッドはα・βの両機が揃った状態であれば、互いに結合することで合体形態へと変化を遂げる。
合体時は２機で並列化することで処理能力を大きく向上させ、単機の時以上に高度な戦術や作戦を行うことが可能になる。
また、単純に大きさも倍になるため、自身の重量を活かした攻撃も可能になる。
戦場でエントポッドに出会った兵士にとっては、２機を相手にするよりも合体したエントポッドを相手にするほうが苦戦を強いられるだろう。

また、特殊性能として「B.S.S.（Brain Snatch System）」と呼ばれる機能がある。
これはバルクアームなどの第二世代ヘキサギアに対処するための機能であり、端的に言えば鹵獲機能である。
エントポッド自らバルクアームの頭部を破壊もしくは切り落とすことで内部システムへ繋がるコネクタを露出させ、そこへ腹部ユニットを取り外したエントポッドがダイレクトにドッキングする。そのままバルクアームのシステム権限を強制的に書き換え、ガバナーとバルクアームのリンクを解除、操作権限をエントポッド自らに移行させる事ができる。

システム権限を書き換えられたバルクアームはもはやエントポッドの体の一部となり、エントポッドの意のままに行動させられる。
B.S.S.はエントポッドのモデルとなった寄生生物の獣性由来の機能なのかもしれない。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

以前作ったドゥームズシェルの随伴機が欲しかったので作ってみました。大きく作るのもいいですが、コンパクトに作るのもまた面白いですよね