シヴァ・アタラクシア
SPEC
TYPE | 第三世代四脚飛龍型ヘキサギア |
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UPDATE | 2019/07/16 |
WEAPON | 自立型飛翔体 「フェザー・ドロイド」 規格外兵器 「アブソリュート・ブレス」 後部尻尾型近接装備 「テイルブレイド」 戦闘アシスト特化型OS 「アシュラ・マインド」 多面特殊操作装置 「ポリヘドロン・ディスプレイ」 前脚部爪形近接装備 「ランドネイル」 翼型推進装置兼飛翔体充電装置 「フレキシブルウイング」 |
PARTS | ・M.S.Gギガンティックアームズ ルシファーズウイング ・ガバナー:ポーンA1 |
機体解説
LAがMSGの結晶炉防衛用ヘキサギア「アグニレイジ」の撃滅を目的として開発した第三世代四脚翼龍型ヘキサギア。
LAの主力戦力であるロード・インパルスの大隊を丸ごと一つ殲滅する赤き竜の登場は、LA上層部の頭を大いに悩ませた。ブロックバスター以上の飛行性能に加え、圧倒的防御力を誇る防御フィールド、そして規格外兵器「インペリアルフレイム」の搭載、おおよそ一機のヘキサギアが有するには過剰としか表現のしようがない性能は、ある意味ではヘキサギアがこれまで辿ってきた「技術的到達点」であるとも言えるだろう。その力は圧倒的。単騎で挑むなど論外、ロード・インパルス大隊でも撃破どころか損傷一つ負わせることが叶わず、インペリアルフレイムの一撃で跡形もなく吹き飛ばされる。
この事態を重く見た上層部は、「アグニレイジを単騎で撃滅可能なヘキサギアの開発」に着手、参加企業全社の技術力を結集し、製造されたのがこの「シヴァ・アタラクシア」である。
製作にあたっては、LAの数少ないキメラアダプトの成功例である「レイブレード・グライフ」の運用データを元に、仮想空間上でゾアテックスを再調整、獣性に適合するように機体フレームや装甲を新規で制作し、LA第7結晶炉併設工場にて完成させた(これ等のパーツ群は既存のそれ等とは違いヘキサグラムによる拡張性を考慮していない設計となっている。その為当機体は、『換装と拡張性の高さによる環境適応』というヘキサギアならではの特色を持ち合わせていない)
特筆すべきはその体躯で、全長でもロード・インパルスの二倍、横幅に至っては4倍となっている。このように巨大化した理由として、「プラズマディスチャージャーを搭載する際、アグニレイジに搭載されている物のレベルまで小型化する事が叶わず、現状縮小可能なサイズに合わせて機体サイズを決定した」というものが挙げられるが、真偽は定かではない。
然し、その分ペイロードに余裕が出来たことで装甲容積、搭載武装の類も増加しており、戦闘能力における問題点は発生していない(むしろ飛行機械として物理装甲の強度を落とさざるを得なかったアグニレイジと比較して、こちらは装甲密度や搭載武装から簡易的ながら近接戦闘、地上戦を行える為、優位点として挙げられる)
半面、レイブレード・グライフでも挙げられた「ガバナーへの過剰な身体的負荷」という弱点は当機も孕んでいる。運用したガバナーを確実に重症、もしくは死に至らしめるレイブレード・グライフとは異なり、本機ではガバナー固定用の特殊伸縮アームや戦闘アシスト特化型OS「アシュラ・マインド」を搭載することで、負荷は多少軽減されてはいる。然し、それでもエクスアーマータイプのガバナー(モノケロス、ケツァール)レベルでないと操縦は困難を極める。
また、使用兵器による機体の燃費の悪さも弱点として挙げられるが、これは後述の「フェザー・ドロイド」の搭載により一応解決している。
現在は先行量産機として既に三機が建造、内一機がLA直轄の試験機体運用部隊RatForce01の下、実地試験を行っている状況である。アグニレイジが作り出す、業火に包まれる「憤怒」の光景とは異なり、この機体が通り過ぎた跡は、生命の足跡を感じさせないほど穏やかな、「平静」が広がる。
武装解説
フェザー・ドロイド
本機のスラスター、及び戦闘手段として用いられる、羽根状の小型ドロイド。翼部を中心に計24基搭載されている。機体装着時にはスラスターとして機能し、当機の推進力、機動性を底上げする目的で使用される。
機体分離時には自立飛行し、搭載された碑晶質の刃を敵に突き刺す。動力は本体のヘキサグラムチャンバーから供給されており、一度の充電で5分間自律行動を行うことが可能である。
特筆すべきは搭載されている碑晶質の特性で、攻撃部からヘキサグラムのエネルギーを吸収、本装備や親機体である「シヴァ・アタラクシア」にエネルギーを還元する。これは機体の巨大化や装備の燃費の悪さ故、継戦能力を確保するために搭載された機能である。吸収できるエネルギーには限りがあるものの、完全充電状態のロード・インパルスに対し本装備7基を同時に用いることで、30秒ほどで搭載されているヘキサグラムを基底状態に移行させる事が可能である。
尚、基本的には「アシュラ・マインド」によって遠隔操作、統制されているが、1~2基程度であればガバナー側で操作することも可能(但し、本体側の操縦をしつつ同時に操作する形になるので、使用にあたっては高度な操作技術が要求される)
アブソリュート・ブレス
本機に搭載されている最強の武装
機体チャンバー内で生成、圧縮した特殊粒子を前方方向に向けて放射、射線上の対象物を全て凍結させ、分子レベルで破壊する兵器である。
プラズマディスチャージャーに対し、ある程度干渉はするものの効果を与えることができる武装。
但し、ヘキサグラムに対して使用するとそれ自体を分子凍結させて破壊してしまう為、敵機体から動力源を鹵獲することが出来ない。その上、破壊したヘキサグラムが周囲に汚染物質を撒き散らす為、運用の際には十分な注意が必要となる。
尚、インペリアルフレイムと同様に使用時には一定のチャージ時間が必要であり、燃費の悪さから連続で使用することは不可能である。
しかし、事前に24機のフェザーウイングを完全に充電することで、一発だけは即座に再発射する事が可能である。この際、搭載されているとフェザードロイドの碑晶質が展開する。この機能は「インペリアルフレイム相殺後に、比較的無防備な状態のアグニレイジを確実に撃滅する」という狙い故に搭載された切り札である。当然、二発目の負担は本機に対しても大きく、発車後は搭載している全てのヘキサグラムが基底状態に陥る。
テイルブレイド
尻尾部先端に装備された刀剣型近接装備。近接戦における背面への攻撃や、防御に用いられる。ブレードには高周波が流れており、レイブレード程ではないが優れた切れ味を発揮する。
内部には「フェザー・ドロイド」に搭載されているものと同じ碑晶質を用いた破砕装置が搭載されており、敵機体を圧壊させつつエネルギーを吸収することが可能である。
アシュラ・マインド
本機に搭載された、戦闘補助システム。KARMAとは別系統のシステムであり、機体の動作アシスト、フェザーウイングの操作管制、アブソリュート・ブレス使用時の出力調整などを行う。会話も可能であるが、開発されてから間もないシステムである上に、感情表現系プログラムを搭載していないため、コミュニケーションは非常に淡泊な物になっている。
ポリヘドロン・ディスプレイ
本機操縦席前側に設けられた、特殊形状ディスプレイ。
前述のフェザー・ドロイドの使用に際して複数の敵を追尾する為に設計された。
ガバナーのヘッドギアと連動しており、対象に対して視線を合わせるだけでロックオンが出来る「マルチプルロックオンシステム(通称mls)が搭載されている。
ランドネイル
前足に設けられた爪状近接装備。
竜の爪と同じく、地上での歩行や機体固定、近接戦での武器として用いられる。
プラズマディスチャージャー
アグニレイジに搭載されているものと同様。従来の物より小型化が図られている。但し、前述の通りアグニレイジと比較して小型化は成功したとは言い難く、結果機体の巨大化の一因となっている。
フレキシブルウイング
本機の飛行能力を支える翼部。
羽ばたきによる飛行ではなくスラスター飛行を行う。フェザードロイド各機のプラットホームを兼ねており、ここから給電する事で使用が可能になる。また、先端部にはフェザードロイドに用いられるものと同じ碑晶質が搭載されており、簡易的ながら近接戦を行う事も可能である。
BATTLE POINT
作品応募動機/作品に対するコメント
単体組み換えでカッコ良くできたので投稿
立ち位置としてはアグニレイジのカウンター機体として制作しました。
GOVERNOR DATA
- NAME玩具好きの鴉
- SNS gox6i
- UPDATE2019/07/16