SPEC

機体解説

　ヘテロドックス「蒼穹紅蓮団(アズール・ブレイザーズ)」室長フィリス・ソフィア・アスターの乗機。
　蒼穹紅蓮団は正式名「アオツキ・カンパニー特殊状況対策室」と称し、室員の一人ラファエル・クァイアの言では「武装した“何でも対応部署”」。リバティー・アライアンス(LA)寄りだが非人道的活動またはその産物とみなした事物にはLAのものでも牙を剥く為、立場をあくまでヘテロドックスとしている。その究極的目的はLAとSANATとの“調停”にあり、LAに加担するのも人類を優勢に導きSANATに和睦を迫る為であるという。

　本機は本格的な制空戦闘・近接航空支援用のヘキサギアで、極めて高い飛翔力と運動性を持つ。ヘキサグラムエレメントを配合した“準ヘキサグラム”である切断力すら有する翼からの、高負荷から機体を保護する特殊力場と(攻撃に対する防御力は皆無)高い揚力・推力により超音速巡行、単独宇宙往還すら可能としている。ゾアテックス形態に機能集約しており、獣性も猛禽類の如く高い一方、搭載のKARMA型AI“DITA(ディータ)α”は冷静な思考力も併せ持つと言われる。
　面の衝撃力より線の切断力を重視した武装の為“火力”は乏しいが、主兵装のスプリットブラスターでフィリスは敵機の武装や移動手段を斬り落とすなど、「命より戦闘力のみを奪うこと」に重点を置いた闘いを好む。それでいて戦法は容赦が無く、他勢力からは畏怖の対象となっている。
　大腿部ヘキサグラムストレージの恩恵で稼働時間や航続距離は長大だが、その殺人的機動性ゆえガバナーへの負担が著しく、それが継戦可能時間を短くしている大きな要因となっている。

　神風のように現れ苛烈な戦果を残し去るフィリスは生身の為本機への搭乗により命を縮めていると囁かれているが、当人は篤い自己犠牲の精神のみをもって戦闘を続けている。
　SANATから見れば狂気の沙汰であるが、フィリスはSANATをこう挑発している。
「私を理解してはじめてSANAT、あなたのプロジェクト リ・ジェネシスは成るのです」。

BATTLE POINT

作品応募動機／作品に対するコメント

いつか作りたかった本格的な鳥型として設計しました。
アッセンブル自体はアグニレイジ発売前から出来てましたが、塗装が終わったのは昨年末頃だったという……。
リバティー・アライアンスとMSGヴァリアントフォース、ひいては人間とSANATを平和裏に共存させよう、と考える勢力は未だどなたも発案してないように思えたので、このK-Zo.が提案させていただきます。
フィリスの声はどなたか優しく清楚なイメージの声の女性声優さんを当てはめてみて下さい。