
ガバナー アーマータイプ:ポーンX1 GOVERNOR ARMOR TYPE: PAWN X1

設定解説
「アーマータイプ:ポーンX1」は「ポーンA1」のBMI機能の強化を図った派生機である。
アーマータイプ各種においてはすでに標準装備となっているBMIであるが、思考操作式ターボプロテクター「ウォーメイジ」が使用していたものに比べ「ポーンA1」や「ナイト」などに採用されたそれはシステム自体が良く言えば最適化、悪く言えば簡略化されたものとなっていた。これは着用者の負担を大きく減じる事に成功した反面、熟練者にとっては不満の残るものでもあった。 ポーンX1では各ガバナー、KARMA、ヘキサギアの個性に応じてより細かな設定が行えるよう再設計されたシステムが搭載されており、それぞれの結びつきをより強化させるという意図が見て取れる。
ガバナーとKARMAのより深い同調を図る方向性へと進化したBMIを搭載したポーンX1だったがハードウェアとしての性能はポーンA1と大きな開きは無く、人工筋肉が僅かに強化されたことに加えて上半身を中心に増加装甲を纏っている程度に抑えられている。
人機一体となって戦うゾアテックスとガバナーの戦いはより一層激しさを増していく。際限なく獰猛になっていく獣性。しかし機体の戦闘能力が向上してもそれを十全に扱えるガバナーが居なければ意味が無い。ガバナーは戦いという目的の為に先鋭化していくヘキサギアに対応するために、今度は自分達を強化する必要があった。そうしてアーマータイプの体系は細分化され、ヘヴィアーマータイプやエクスアーマータイプなど多くの機能特化型を産み出していく。
生きるために、戦うために、自らを進化させてゆく人類の欲望は果てしない。しかしその欲望はこの世界を取り戻すために必要なものだ。
だが人類は出会う。自己進化の果てにある者に……
戦場で相まみえるのは機械仕掛けの獣だけではなかった。