パルサー・フォックス
SPEC
TYPE | 技術実証機 |
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WEAPON | 共通: 超小型プラズマキャノン チェーンガン ガバナー用ウェポンハンガー 電磁シールド発生装置 巡航/格闘戦形態 パルサーウィンドクロー 砲戦形態 バスターパルスキャノン 観測用ドローン |
PARTS | レイブレード・インパルス ボルトレックス M.S.G ヘヴィウェポンユニット 17 リボルビングバスターキャノン 同 ウェポンユニット35 エネルギーシールド (エフェクト) ガバナー パラポーン・センチネル |
機体解説
拡大する戦域に対応すべく、戦術級の火力と機動性の両立を図るという構想で開発されたリバティー・アライアンスの試作機。ロード・インパルス級二機分のパーツで構成される大型の第三世代ヘキサギアである。当初の計画では大型荷電粒子砲の行進間射撃を含め、火力と機動力の完全な並列を実現する予定であったが、技術的困難から断念。巡航/格闘戦形態で迅速に射点を確保し、砲戦形態に変形して大火力を叩き込むという結論に至った。
砲戦形態ではほとんど移動能力がなく、基本的には走破性に優れる巡航/格闘戦形態で運用される。そのため、KARMAには常にゾアテックスが発現している。砲戦時のみゾアテックスを停止し、計算能力の全てを射撃管制と加速器制御に割り当てる仕様である。
体内にはヘキサグラムを動力とする電磁石によるシンクロトロン加速器ユニット「マグネター・システム」を搭載し、両形態の主兵装に超高エネルギープラズマを供給する。また、頭部ユニットには電磁シールド発生装置を備え、プラズマ兵器による放射線からガバナーを防護する。重量配分を圧迫する巨大な主砲を搭載した上で機動力を確保しているため、装甲は薄い。
巡航/格闘戦形態では、小回りこそレイブレード・インパルスなどにやや劣るものの、有機的な機動による走破性は必要十分である。山岳地帯や市街地など、複雑な地形でも迅速な展開が可能である。また、大型化した機体から繰り出されるパワーはデモリッション・ブルート級にも引けを取らない。
マグネター・システムで加速した電子/陽電子プラズマを爪先から解放しつつ切り裂く「パルサーウィンドクロー」は、敵の装甲を溶断しながら電子制御系にも打撃を与える上、生身の人間ならば即死するほどの放射線を発生させる。強力であるが、莫大なエネルギーを消費するため、継戦能力を著しく犠牲にする諸刃の剣である。
砲戦形態の核となるのは、光速の99%以上まで加速した陽子ビームを射出する荷電粒子砲の一種「バスターパルスキャノン」である。砲戦形態では必要最低限の動力以外全てのパワーがマグネター・システムに回される。射撃時の機体周辺には星間空間並みの猛烈な放射線が発生するため、ガバナーは電磁シールドまで退避する必要がある。また、AIを搭載したドローンを分離して着弾観測も行う。
第三世代機二機分のパーツに加えて非常に高価な加速器を使用するため、生産性は極めて劣悪であり、量産化はされなかった。しかし性能面では良好な成績を記録し、試作機はそのまま実戦に投入された。
そして今、狐は竜狩りに赴く。
「MSGの化け物め。図体ばかりは立派だが、所詮は時代遅れのポンコツの寄せ集めに過ぎん。こいつを受けてはひとたまりもあるまい!」
「陽子エネルギー10TeVを突破。マグネター・システム出力臨界」
「フォックス、やっちまえ!」
「バスターパルスキャノン、発射」
「弾着……今」
「やったか!?」
「砂塵により目標確認できません」
BATTLE POINT
作品応募動機・コメント
最初の作品なので、王道であるところの「高コスト・高打撃力」な機体を目指しました。
GOVERNOR DATA
- NAMEDr Metricus
- SNS
- UPDATE2018/07/31