スケアクロウDr.カノンSP“ポチ”
SPEC
TYPE | 元作業用・応急改修型軽戦闘ヘキサギア |
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WEAPON | ・対ヘキサギア多連装ミサイルランチャー 本作戦に合わせDr.カノンが緊急搭載した装備。 間に合わせとはいえ多数の高速・高炸薬量のミサイルを同時管制可能な装備で、対地・対空いずれにおいても現用ヘキサギアに一撃で致命打を与えるには十分な火力を有する。 モジュール構造のため撃ち切った際はコンテナごと交換可能で速やかな砲火の継続が可能だが、Dr.のコンテナ所有数が少ないため弾幕を張るための用法は控えるべきで、一撃必中が原則である。 Dr.カノンは「ポチミサイル」と呼称。 ・対ヘキサギア重機関砲 脚部間に装備した多連装回転砲身式の重機関砲。広い射角と高い射速・初速を持ち、対地・対空いずれにおいても高い攻撃力を発揮する。高速で移動するヘキサギアの迎撃、および対人目標に特に有効。 Dr.カノンは「ポチバルカン」と呼称。 ・イオンレーザーカッター 腕部装備の切断装置。コンパクトながら高い切断力を有し、Dr.カノンは田畑の草刈り・雑木林の枝打ちに使用していた。 腕部装填のヘキサグラムと直結したコネクターに接続しているエミッター付きグリップ部を取り外すことで、ガバナー用の携帯装備として用いることも可能。グリップ部を分離しての仕様に際しては内蔵キャパシター方式のため、一定時間の使用後には充電を要する。 Dr.カノンは「ポチセイバー」と呼称。 ・グライディングホイール 脚部踵部に装備。平坦な地形であれば高速で機体を滑走させられる。左右独立して回転するため、ホイールの回転差により複雑な軌道を描き滑ることも可能。本作戦においては攻撃ポイントに着く以外にも退避用途など、生命線足る迅速な移動のために必須の装備といえる。元はDr.カノンが手早く作業場に移動する際、重宝していた装備。 Dr.カノンは「ポチローラー」と呼称。 ・サブマシンガン ガバナー用携行火器。装弾数が多く継戦能力が高いが、装甲目標に対してはパンチ力が低いため自衛用と割り切られている。そもそもDr.カノンは白兵戦を不得手とするため、“お守りとしての気休め”である。 ・ハイパー・バイブレーション・マチェット ガバナー用携行装備。大振りの刃を高周波振動させ対象を斬る、白兵戦用武器としても有効だがそもそもはDr.カノンが草木を刈る用途に重宝していた山刀である。 旧世紀のバイオレンス・アクション・コミックに登場した端役の悪漢たちが用いていた同型の武器、および彼らが叫んでいた頭の悪い雄叫びにちなんでDr.カノンからは「ヒャッハーブレード」と呼称されている。 |
PARTS | 【ヘキサギア】 スケアクロウ フレームアームズ スティレット 同 漸雷 同 レヴァナント アイ・イーギル 同 エクステンドアームズ03 ベルトリンク プロペラントタンク〈角〉 ウェポンアソート01 【ガバナー】 パラポーン・センチネル ギガンティックアームズ パワードガーディアン(武装のみ) 【デカール】 今回は一切なし(笑) |
機体解説
とあるバラック小屋の集まる砂漠の集落に、一人の技術者が出入りしていた。
住民の用いる家電製品・作業機械・車両等の修理業を営む良心的な技師であった彼は「Dr.カノン」と呼ばれ親しまれており、一機の第二世代型ヘキサギア・スケアクロウを「ポチ」と名付けて日常の作業に役立てていた。
ある時、彼の馴染みのバラック街は、戦火に巻き込まれてしまう。
巨大試製ヘキサギア“オールイン・ジ・アース”を巡るリバティー・アライアンスとMSGヴァリアントフォース、その他ヘテロドックスによる三つ巴の争奪戦の渦中に街が巻かれる時がすぐ傍に迫っている、そう知ったカノンは仰天した。
馴染みの人達を見捨てることは出来ない。しかし俺のポチでは、デカブツや大軍に敵うはずも無い。
時間が押し迫る中、街の住民を避難させようと機材を派遣している勢力があると耳にしたカノンは彼らに望みを懸ける。彼らのトランスポーターに住民を一人残らず避難させる、そのための時間を稼ぐくらいなら俺にできるかもしれない。
矢も楯もたまらずDr.カノンは資金と資材をかき集め、愛機ポチの改造強化に取り掛かった。
間に合わせだが武装を強化したポチで、住民の退路を敵性ヘキサギアや歩兵から死守する。技師であり戦闘員でないカノンだが、間に合わせのアーマータイプも入手した彼は勇気を奮い、闘いのうねりの中にポチと共に身を投じる。
戦場で華々しく活躍する気など元より無い。集まって来る味方の援護射撃をするだけだが、それでいい。
俺は街の皆を護らねばならない。
頑張ってくれ、ポチ。
見た目はオッサン、中身はもっとオッサン、その名は迷技師Dr.カノン。
人々の愛すべきイケメンオヤジは、住民を守ることができるのか。
そして彼自らとポチも、生き残ることができるのか――。
BATTLE POINT
作品応募動機・コメント
非常に愉快な好人物である我が友「Dr.カノン」に、「貴方のキャラは非常に面白いので、ヘキサギアの世界のキャラクターとしてご登場いただけないでしょうか? 活躍できるかはコトブキヤヘキサギアチームの判断次第ですが」と申し出たところ、実に快くご承諾いただけました。もうね、「めちゃくちゃ大喜び」されましたヨ。
「冗談じゃない、ヤだよ」と怒られるかなー、とばかり思ってたのに。
「見た目はオッサン、中身はもっとオッサン! その名は、迷探偵カノン!」
……という、彼のキャッチフレーズも取り込ませていただきました。
静岡に実在するDr.カノンは模型イベントとなると関東・関西問わず出撃する、ホントにイケメンのナイスガイです。
2018年7月16日、静岡の「第5回 御前崎海の模型コンテスト」にて、グランプリも取っちゃったほどの名モデラーでもあります。
「ポチ」というのは、彼の愛車のうち一台の名前です。
機体とアーマータイプのカラーリングも、モデルご本人のご希望に応じました。
実在の人物とその愛車なので、ヘキサギアチームのみなさん、どうかDr.カノンとポチを生き残らせてあげてください❤
なお、このスケアクロウ・ポチはたった12時間あまりでウォッシング・ウェザリング含め本体塗装が全部終わってしまった、異例の早さで完成してしまったK-Zo.作品でもあります。今でもこの早さはちょっと信じられない……クソ暑い中、除湿器までかけてさらに塗装部屋を暑くして、汗だくになって体脂肪が15%台に減るまでに至ったあの日のことも、悪くない思い出になりそうです❤
GOVERNOR DATA
- NAMEK-Zo.
- SNS hobbycom.jp/my/1f5d002d7f
- UPDATE2018/07/31