デミ・インパルス「ローンウルフ」&傭兵マーティン
SPEC
TYPE | 獣型ヘキサギア |
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SIZE | Standard HEXA GEAR class |
WEAPON | チェーンガン・オートマチックグレネードランチャー 両肩に搭載。この機体の火力を担う主兵装。いずれもインパルス系統の機体の標準装備であり、特に改良を加えている訳ではない。搭載位置の関係で、命中精度が若干だが落ちている。 スモークディスチャージャー 後ろ脚に左右三発ずつ搭載された煙幕発生装置。装甲を持たぬ本機の防御兵装であり、奇襲に撤退にと重宝している。 ストライククロー 四肢の爪。本来なら特に名称などないがマーティンがそう呼んでいる。殊に前肢は格闘戦時の打突武器に、地形の開啓や塹壕掘りに役立つ。元の機体にあったグラビティコントローラーは既に持ち去られており、重力制御による縦横無尽の機動性と瞬発力、格闘戦時のパワーは失われている。 |
PARTS | ヘキサギア レイブレード・インパルス モーターパニッシャーLA仕様 バルクアームα ガバナー ポーンA1 パラポーン・センチネル M.S.G. セントリーガン エクスアーマーC ディテールカバーA |
機体解説
第三世代型ヘキサギア、デミ・インパルス「ローンウルフ」は、廃棄されたインパルス系統の機体を傭兵マーティンが補修、再構築したものである。基礎フレームと四肢の一部はそのままだが、多くの部分がマーケット流通の非正規パーツで構成されている。頭部センサーは索敵性能に優れるSEEKER-H2、腰部にはジェネレーターBS15を二基向かい合わせに配置し、ある程度の瞬発力と優れたスタミナを有する。また、ゾアテックスの獣性に関しては、小型化の影響か元の機体より臆病な面が強くなっている。斥候として優秀な機体といえよう。戦闘では機動力と小回りを生かして敵の死角に回りつつ、前肢のクローによる打突、距離をとっての射撃を織り交ぜ、敵を消耗させるスタイルをとる。そして危うくなればスモークディスチャージャーで敵を煙に巻いて離脱する。しぶとさこそこの機体とガバナーの武器である。
傭兵マーティンは、ヴァリアントフォースから出奔したはぐれ情報体である。VF時代の彼は生身の歩兵であった。ある戦闘でヘキサギアの攻撃をまともに受けて肉体を失い、パラポーンとなるまでは。その「臨死体験」は彼の想像を超えて…或いは彼の想像力が足りなかったのだろう…強烈なものであった。結局のところ彼は、SANATのいうところの「個体として死」を克服するに至らなかったのだ。彼は復帰後の作戦行動中に味方を後ろから撃ち、手酷く負傷しながらも味方を全滅させ、逃げおおせた。怪我の功名というべきか、義体の損傷によりSANATからオフラインとなっていた彼は、晴れて自由の身となる。
道中で見つけたLA兵士の死体から剥いだポーン型のアーマーで出自を隠し、彼はさ迷い歩いた。放浪の末にレッケージにたどり着いた彼は、大破し、主を失ったインパルス系統のヘキサギアと出会う。
「お前は…このまま消えることを望むか?」
「ネガティブ。私は私の消滅を望みません」
「…なら、今から俺がお前のガバナーだ」
こうして生存を望む二者はタッグを組み、ヘテロドックスとして、深入りせぬ範囲で戦闘を繰り返し、現在に至る。
渓谷の都市に立ち寄り、補給を行っている彼らに、今回の作戦が通知された。
「雲行きが怪しいな……」
「大気の汚染濃度はいつも通りです」
向かってくるLA輸送部隊、それを追うVF。彼らは立ち去る機会を逸していた。
「とりあえず静観だが、もしESTの依頼が来た場合、受けるならLA側だな。味方に撃たれたら叶わん」
「素晴らしい説得力です、ガバナー」
彼の所在がVFに明らかになれば、はぐれ情報体を追うエキスパンダーが派遣される。既に結晶炉内の原形情報は抹消されて久しい。この体が破壊されたとき、今度こそ彼の命運は尽きるだろう。
「大丈夫ですガバナー。いざとなれば貴方を振り落として私は逃げます」
「おいおい」
「冗談です。いつも通り、やるだけやってとんずらしましょう」
「そうだな、相棒」
BATTLE POINT
作品応募動機・コメント
前開のミッション、ストーリーを読み、とても面白かったので応募しました。機体は初ミキシングです。レイブレード・インパルスを見ていて少し大きすぎてもて余しそう、と思ったのとブースター1に入っていた頭と足に丁度いいサイズにしたかったので一回り小さくなりました。ミキシング難しいです!
GOVERNOR DATA
- NAMEファロン
- SNS @dprGzBUml4DRfru
- UPDATE2019/02/19